第18話

僕の声、僕のともだち  1
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2025/08/15 11:21 更新

…僕の声は、女の子みたいだった。
ダイヤ
あー…
ダイヤ
…うーん、
やっぱり女の子みたい…
それのせいで、僕のお母さんはだいたい不機嫌だった。
ダイヤのお母さん
ダイヤは男の子でしょ⁉︎
だったら声も男の子らしくなきゃ…

僕だって、好きでこの声に生まれたわけじゃない。
第一、男らしさって何なんだと思っていた。

ダイヤのお父さん

お父さんは、無関心だった。
特に僕のことは全く口出しもしなければ、目を合わせたことも手で数えられるくらいだった。

ダイヤ
…ぁ
そのときの僕は子どもだったけど、分かった。
僕は愛されていない。



そこから、僕は喋らなくなった。
僕が喋らなければ、親は不機嫌じゃなくなるのかもと思ったから。
声は出さずに、パントマイムなどで会話することが増えた。
そして、保育園に入った。





みんなは、暖かかった。
特に、アキとゾーヤ、カナタは僕に初めから優しかった。
アキ
ダイヤー!
今日もウルトラデラックスな絵を描くわよ!
ダイヤ
ーー!
アキは絵が得意だった。
パントマイムで会話する僕の言葉もわかってくれる、
ちょっぴり目立ちたがりの優しい子。
ゾーヤ
あれ、楽しそうだね。
いちごジャムの風船みたいだったよ。何してるの?
ゾーヤは正直男の子だと知ってびっくりした。
表現が面白い、いい子だと思った。
カナタ
ねー、僕とヒナタにもみせて。 『オレも見てみたいナ!』
カナタくんとヒナタくん。
いつもイタズラをしてるけど根はとても優しい。
みんな優しい子だった。
僕の声のことは最初に一瞬驚いた顔をされただけで、
後は全く気にしなかった。
他の子と全く変わらない対応をしてくれていて、嬉しかったのを覚えている。
一度だけ、ゾーヤくんに聞いたことがあった。
ダイヤ
…ー。
(ねえ…)
ゾーヤ

どうしたの、ダイヤ。
ダイヤ
ーーー、ーー?
(ゾーヤのその格好って、好きでやってるの?)
ゾーヤ
んー…
好きかどうかはさておき、ボクがやりたいから。
ダイヤ
…?
ゾーヤ
ボクの兄さんと父さんを忘れたくないから。
よく女の子みたいだって言われるけど、ボクは気にしない。
ゾーヤ
ボクはボクだ。
他の子の言葉でまいごにはなりたくないからね。
ゾーヤ
そして、ダイヤもダイヤなんだ。
ダイヤ
??
ゾーヤ
簡単に言えば、
ダイヤはダイヤの思う通りに動いたっていい。
『ダイヤくんはこうであるべき』なんて他人の言葉に、
ダイヤの大事な人生を割く暇はないからね。
ダイヤ
…!
あの言葉に僕は救われた。
3人だけだったら声が出せるようになった。
言い始めた最初の方は声が出しにくかった。
ダイヤ
…ぁ、え、と…その…
アキ
ダイヤ⁉︎
すごいじゃない!喋れるの!
カナタ
綺麗な声してるね。『良い声ダナ!』
ダイヤ
!!
僕の声を女の子みたいとは言わず、
綺麗な声だ、と言ってくれた。
あの頃は本当に楽しかった。


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切ります。

他の方の作品で見つけたんですがもともと喉があまり発達していなかったという
考えもいいなと今更ながら思い始めました。
そして誕おめ私。
ハヤテ
閲覧ありがとな。
おつハヤ。

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