海洋機構の深海無人探査機「うらしま8000」が水深8015・8メートルに到達

伊豆・小笠原海溝で水深8015・8メートルに到達後、洋上で回収された深海無人探査機「うらしま8000」=21日(海洋研究開発機構提供)
伊豆・小笠原海溝で水深8015・8メートルに到達後、洋上で回収された深海無人探査機「うらしま8000」=21日(海洋研究開発機構提供)

海洋研究開発機構は29日、深海無人探査機「うらしま8000」が、伊豆・小笠原海溝での試験航海で水深8015・8メートルに到達したと発表した。国内で開発した深海を自律的に航行する無人機「AUV」としては、最も深い記録となる。

海洋機構によると、記録を達成したのは21日。うらしま8000は全長10・7メートル、高さ1・5メートルで重さは7トン。リチウムイオン電池を電源として、水深約8000メートルで30時間ほど航行でき、事前にプログラムされた航路を自律的に進みながら観測を行う。

このまま開発が順調に進めば、来年度以降に本格運用が始まり、海底の状況把握や資源探査、防災研究などでの活用が期待される。

日本が排他的経済水域(EEZ)内で保有する水深6000メートル以上の水域の面積は世界一だが、最も深く潜れるのは老朽化が進む有人潜水調査船「しんかい6500」の水深6500メートルだった。

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