【法的分析】東京地裁前暴行事件:菊竹氏側が藤岡信勝氏らを名誉毀損で提訴へ。弁護士が語る勝算と訴訟の狙いとは?
2025年8月6日に東京地裁前で発生した暴行事件をめぐり、新たな局面を迎えました。当事者である菊竹氏の代理人を務める冒険や弁護士が、自身の動画で「守る会」側の藤木俊一氏および藤岡信勝氏を名誉毀損で提訴する方針を明らかにしました。
以下に、弁護士による法的解説の要点をまとめます。
1. 提訴の対象と法的根拠
今回の訴訟は、暴行事件そのものではなく、事件後の「守る会」側のネット上での情報発信が、菊武氏の名誉を不当に毀損した「名誉毀損」にあたるとして提起されます。
対 藤木俊一氏
投稿①:「菊竹が裁判所前で暴れて怪我人が出ている模様」
弁護士は、この投稿が菊竹氏を明確な「加害者」と断定しており、社会的評価を低下させる典型的な名誉毀損だと指摘。藤木氏は現場におらず伝聞で投稿しているため、投稿内容が真実であることの証明責任は藤木氏側にあると解説。証明できなければ敗訴するため、菊竹氏側の勝訴の可能性は「8~9割」と非常に高いと分析しています。
投稿②:「菊竹率いる女性を含む5,6人が…襲いかかり」
「本人が暴力に加担したかは不明」との留保があるため、①よりは断定の度合いが低いものの、「率いる」という表現から共同正犯(事件を主導した責任)が問われる可能性があると指摘。こちらの勝訴の可能性は「5割程度」と分析。
対 藤岡信勝氏
動画内での「菊竹氏のグループが暴行した」という趣旨の発言が対象。
藤岡氏は現場にいた当事者ですが、それでも発言の真実性を客観的証拠で証明する責任を負います。動画全体の文脈も考慮されるとしつつも、名誉毀損が成立する勝訴の可能性は「7割程度」と分析しています。
2. 訴訟の狙い:「争点の転換」という戦略
弁護士は、暴行事件の真相(誰が先に手を出したか)については「現場にいないので分からない」と断定を避けました。今回の訴訟の重要な狙いは、複雑な事実認定が求められる「暴行事件」から、勝ち筋が見えやすい「ネット上の名誉毀損」へと争いの主戦場を移すことにあります。
これにより、菊武氏側は「自分は暴れていない」と証明する必要はなく、逆に相手方(藤木氏・藤岡氏)に「菊武氏が暴れたという発言は真実だ」と証明する重い責任を負わせることができます。
3. 今後の展開
菊武氏側は、藤木氏と藤岡氏を「共同被告」として提訴する準備を進めており、訴状が完成次第、提出するとのことです。
この動きにより、事件は以下の3つの側面を持つ複雑な争いに発展しました。
① 現場での「暴行事件」(警察が捜査中)
② SNS上での「情報戦」
③ 法廷での「名誉毀損訴訟」
暴行事件の真相解明は監視カメラなどの証拠に委ねられますが、それとは別に、事件後の「情報発信のあり方」そのものが法廷で問われることになります。この訴訟は、ネット上の対立が現実の暴力に発展し、さらに法廷闘争へとエスカレートしていく過程を示す象徴的な事例と言えるでしょう。今後の動向が注目されます。
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