[製作:2006年9月]
http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=237620 毎年恒例になったミリオフの参加条件には
「何かミリタリーものをひとつは持ち込むこと」というのがありました(注;今は違うみたいです)。2004・2005とその辺は「お許しの上」参加させていただいたわけですが、さすがに2006年の3回目もそうとは行かず、手ごろなネタとして仕込んでみた次第。さすがに列車砲や装甲列車の類はまだまだ荷が重いです…。
というわけで、身近な?軍用ということでアメリカ陸軍8500型ディーゼル機関車、後の名を日本国鉄DD12型となったディーゼル機関車を作ってみました。8500/DD12の詳細は
こちらを。大井川鉄道社長白井氏の記述です。
概略記せば、1944年GE製。アメリカの標準型である入換用ディーゼル機関車を占領地、すなわち日本で使えるよう1067mm軌間として車体を幾分小さめに作ったもの。占領下での輸送(基地内での入れ換え?)に使うため持ち込まれ、講和条約締結後は国鉄と名鉄、八幡製鉄に払い下げされています。
(その直後でしょうが、逗子の東急車輛で製造されたばかりの東急デハ5000を入換する米軍8500、という写真をみたことがあります。時代の移り変わりを象徴する一シーンといえましょう!)
国鉄ではこの種の特殊車両にかかわらず長く活躍し、最後は赤白灰のDL標準色をまとい、引退は1972年でした。上記白井氏の記述にもあるよう、かなり使いやすく完成度の高い機関車であったようで、当時のアメリカの産業力を感じさせましょう(M4シャーマンの鉄路向け、というと大げさでしょうか?)。
国内に残存車はありませんが、アメリカでは同系機が何両か保存されているはずです。
なお、この形状ですが立派に電気式です。日本で電気式で凸形のディーゼル機関車というのは輸入・国産・輸出向ともに他例はありません。
◆下回り
・全長を詰めるため、足回りは車軸配置をB+Bに見せかけた1+B+1としています。作ってみて意外! 違和感がないです。このつくりは小型電機や小型電車に応用できそうですし、2C+C2の電気機関車を2B+B+B2にアレンジする際にもつかえるのではないでしょうか?
・板台枠らしい装飾も施しました。幅が膨らみ、実質7幅になるのが難点。この機関車だと上回りをスマートに見せてもいますので、功罪ありですが。
◆上回り
・色に関しては黒・茶・国鉄DL標準色と各時代ありますが、今回はミリタリっぽく黒でいきました。渋くていい感じです。
・ボンネットは3幅とし、スマートさを強調しました。ボンネット内はフロントグリル部を支える構造物で埋まってます。開閉部分から見えてしまいますが、一応エンジンなどの機器と見なせるかと。
・側面には「U.S.ARMY」というそれらしすぎる表示がされていたそうなので、片側面では再現。もう片側面は手許にあったプリントタイルの中で格好良かった?黄色い潜水艦のタイルを張り、海軍?仕様としてNV表示。
・運転台は入換機の定番で横向きに。メーターやコントローラは適当にそれらしく。
・丸みの強い排気筒は長さ2のテクニックアームで表現。アメリカンな雰囲気を出す銀色のホーンも似合ってます。
◆まとめ
最近の曲面パーツも多用した関係で、実物よりもスマートになってしまいました? なお、ミリオフではAWAZO氏の9600との並びも実現し、同氏の国鉄型黒貨車なども牽かせたら様になること! 自分でもそのうち米軍向け国鉄貨車(タンク車や冷蔵車に多かった。国鉄型に英文字の表記類が魅力!)作らねばならないのかしらん? それにしても日本型は2作目になりますが、
初作についでゲテモノキワモノ…。お次はまともに
京急作った由ですが。