“ジャニーズ性加害問題”被害者が「当事者の会」の平本元代表を相手に提訴 “謝礼”支払い義務ないことの確認求める
ジャニー喜多川氏から性加害を受けたとして、補償金の支払いを受けた男性2人が、「性加害問題当事者の会」の平本淳也元代表から受け取った補償金の一部を支払うよう求められたとして、22日、支払う必要がないことの確認を求める訴えを横浜地裁に起こしました。 【画像】ジュリー氏謝罪から2年…552人に補償金 「対話をしてほしい」裁判になったケースも 旧ジャニーズ“性加害”問題 代理人弁護士によりますと、2人は、ジャニー喜多川氏からの性加害を訴え、SMILE-UP.から補償金を受け取りましたが、その後、「当事者の会」の平本元代表から、申告手続きを支援したことへの謝礼として補償金の2割を支払うよう求める調停を申し立てられたということです。 2人の男性側は、平本元代表に相談はしたものの、手続きに関して何ら依頼したことはなく、契約も結んでいないなどとしたうえで、弁護士ではない平本元代表が報酬を得る目的で法律に関する事務を取り扱うことは弁護士法に反するとして、支払いの必要はないと主張しています。 平本元代表が申し立てた調停は、ことし6月に取り下げられましたが、今後再び調停が起こされることなども想定し、謝礼金を支払う義務がないことを確認するために提訴に踏み切ったということです。