JAXA 宇宙輸送船「HTV-X」10月21日に打ち上げへ

国際宇宙ステーションに実験装置などを運ぶために開発された宇宙輸送船「HTV-X」についてJAXA=宇宙航空研究開発機構は、ことし10月21日に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げると発表しました。

JAXAは22日、国際宇宙ステーションに実験装置などを運ぶために開発された無人の宇宙輸送船「HTV-X」を日本の主力ロケット「H3」の7号機に搭載し、ことし10月21日の午前10時58分ごろに種子島宇宙センターから打ち上げると発表しました。

「HTV-X」は宇宙輸送船「こうのとり」の後継機で、打ち上げの1日前まで物資を積み込むことができるようになったほか、宇宙空間で小型衛星を分離できる機能なども追加されています。

また、国際月探査プロジェクト「アルテミス計画」で建設が計画されている月を周回する宇宙ステーション「ゲートウェイ」への物資の輸送も見据え、安定した電力が得られる太陽電池パドルを取り付けたほか、搭載できる燃料も増やしているということです。

一方、JAXAは、補助ロケットを使わないことで価格を低く抑えた新たな形態で打ち上げる計画の「H3」の6号機について、7月に最終的な試験を終えデータの解析を進めていて、日程が決まりしだい発表する方針です。

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