釧路沖で今シーズンの商業捕鯨始まる 釧路港で初水揚げ
釧路沖で今シーズンの商業捕鯨が始まり、22日、釧路港で初めての水揚げが行われました。
今シーズンの釧路沖の商業捕鯨は、20日から始まり、宮城県と千葉県、それに和歌山県の漁船あわせて4隻が漁に出ています。
22日は、釧路市の東およそ100キロの沖合で捕獲された2頭のミンククジラが釧路港に水揚げされました。
このうち、和歌山県太地町漁協に所属する「第7勝丸」が水揚げしたのは、体長7.9メートル、重さ5.4トン余りのメスのミンククジラです。
クジラはクレーンで船からつり上げられ、重さが量られたあとトラックに積み込まれました。
このあと解体されて、市場で部位ごとに競りにかけられるということです。
「第7勝丸」の竹内隆士船長は「大きさも十分で、脂ものっていると思います。今後の漁に期待したいです」と話していました。
商業捕鯨は国が定めた捕獲枠に沿って行われ、釧路沖では、ミンククジラ77頭、ニタリクジラ20頭を目標に捕獲が行われるということです。