白兎が怪人になるのは間違っているだろうか


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作:白米は正義
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前触れ


階層を降りていき辿り着いたのは三十七階層、目的地はもちろん闘技場(コロシアム)

 

無限に溢れるモンスター達は感覚のズレを修正するのにうってつけなのだ。

 

「始めるか」

 

そう言って闘技場(コロシアム)に降り立つと先ほどまでモンスター同士で殺し合っていたのが一変し、一斉に僕に襲いかかってくる。

 

双剣(ベーゼ・マーレブランケ)を抜き放ち、しばしの闘争に身を堕とすのだった。

 

ルーガルーの胴を断ち、スパルトイの頭蓋を砕き、ペルーダの首を飛ばし、バーバリアンの顎を蹴り砕き、リザードマン・エリートを脳天から両断する。

 

蹂躙、その言葉では収まらないほど惨劇と共に大量の魔石と怪物素材(ドロップアイテム)が転がっている。

 

「そういえばあのスキル試してみようかな」

 

そう言うと双剣に纏わせるのは巨獣(ベヒーモス)の猛毒、試すスキルというの【巨獣死毒(ディリティリオ・ベヒーモス)】だ。

 

ベヒーモスの猛毒を宿していたザルドさんの血肉を食べて得たスキル、それを試すなら誰も寄りつかない闘技場(コロシアム)しかない。

 

そうして猛毒を纏わせモンスターを斬り魔石に変える。

 

しかし、これは猛毒で死んだというよりかは僕の一撃で死んでいる。

 

「う~ん、このスキルは扱いが難しいかもな。使うとしても、闇派閥(イヴィルス)か・・・」

 

モンスターに使った結果、【巨獣死毒(ディリティリオ・ベヒーモス)】は対闇派閥(イヴィルス)に使うことに決めた。

 

その後はいつも通り魔法で闘技場(コロシアム)全体を焼き安全を確保した上で回収と休息を取るのだった。

 

 

 

 

 

 

休息を取った後は更に下の階層に降りてきた。

 

四十四階層にいるフレイムロックから得られる怪物素材(ドロップアイテム)火炎石の採取だ。

 

「これはどういうことだ」

 

開けた場所までやってきた僕が見たものはフレイムロックの大群だった。

 

数十体以上はいるフレイムロックに対し僕は違和感を感じる。

 

「ダンジョンに生み出されたからってあそこまで固まって行動するか?」

 

そう、モンスターは生み出されはするものの一カ所には留まることなく徘徊している。

 

なのに、フレイムロックは大群と呼べるまでに集まっている。

 

「まぁ、あれだけいれば火炎石も沢山採れるだろ」

 

そう言いながらその場所に飛び降りると、フレイムロック達が一斉に襲いかかってくる。

 

それを双剣で両断し魔石と火炎石(ドロップアイテム)にし回収し終えると地上へと戻るのだった。

 

 

 

地上に戻る途中、【ガネーシャ・ファミリア】の団員達が檻を運んでいる、しかも中にいるのはモンスター。

 

「あの、モンスターを何処に運んでいるんですか?」

 

僕は近くに居た【ガネーシャ・ファミリア】の団員に話しかける。

 

「あぁ、ここから運び出しているモンスターは全て三日後に開かれる怪物祭(モンスター・フィリア)での催しに使うんだよ」

 

怪物祭(モンスター・フィリア)?」

 

「あぁ、お前さん最近オラリオに来たんだな。なら教えてやるよ」

 

その後、その団員から聞いた話はオラリオでは年に一度モンスターを調教(テイム)する祭り「怪物祭(モンスター・フィリア)」が開催される。

 

そのためにダンジョンからモンスターを連れ出しているらしい。

 

「逃げ出したり暴れたりしないですか?」

 

「そういう事もあるが問題はないよ、万が一の時は倒すし」

 

「そうですか」

 

そうして、僕は【ガネーシャ・ファミリア】の団員との話を終え地上へと戻るのだった。

 

 

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