「何を言っているんですか・・・?」
僕は二人の言っていることが理解できない、一体どういう事なんだ?
「言葉通りの意味だ、ベル。私達はこの千年続く『神々の時代』を終わらせるんだ」
「アルフィアの言っていることは本当だ。俺達が犯した
ザルドさんのその言葉でようやく理解出来た僕は大声で叫んだ。
「何を言っているんですか!?オラリオを滅ぼすなんてどうしてそんなことをする必要があるんですか!?」
その叫びに対してアルフィアお義母さんは言葉を返してくる。
「
「たとえそれが千、万、億それ以上の命が散ることになるとしても成し遂げねばならん!!それがたとえ
「!!」
二人の魂の叫びに対して僕はこう言った。
「いやだ」
「なんだ、何を言っているのか聞こえんぞ童」
「嫌だ」
「どうした、囁き程度の声では俺達には届かんぞ兎」
「嫌だ、そんなの絶対嫌だ!!せっかく家族と呼べる人達に出会えたのに!!その人達は僕に今生の別れを告げてくる!!認めない、そんなのは絶対に間違っている!!」
「ならばどうする!!」
「決まっている、貴方達を止める!!そして、"英雄"を求めるなら僕がなる!!いつか来る隻眼の黒竜も僕が喰らい尽くす!!」
「ならば止めてみせろ!!その身と命を賭してな!!」
「やってみせろ、クソガキがぁっ!!俺達ですら果たすことの出来なかった
「「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!」」
空気を震えさせる程の猛り声と共に幾度も斬り結ばれる剣戟によって起こる
「オッタルが戦っているのか・・・?」
「猛者・・・?」
誰もが
それは
戦いの
大剣と長剣での剣戟では本来であれば長剣が先に限界を迎えているにも拘わらずベルの振るう長剣「ベーゼ・マーレボルジェ」はザルドの振るう大剣の剛撃を受け止め、その刃をもって斬り掛かっていく。
それは何故かというと「ベーゼ・マーレボルジェ」の制作者である
の素材に使われた
【
「かはっ!?」
超単文詠唱とは思えない威力の
しかも、ザルドさんのことなどお構いなしに放ってくるからこそ躱し損ねてしまい魔法を喰らって地に伏してしまう。
「いくらLv.8とはいえ中身が『技と駆け引き』が未熟な冒険者では話にもならんし、取るに足らん童だ」
「あぁ、俺達二人相手でこの様では黒き終末を討つ所か俺達を止めることすら不可能だ。諦めて大人しく寝ていろ兎」
二人の言葉に僕は立ち上がりながらこう言った。
「絶対に嫌だ!!ここで諦めたら"英雄"に憧れていた僕を根底から否定することになる・・・。だけど、それ以上に家族を失いたくないんだ!!だから僕は何度だって立ち上がる、絶対に二度も家族を失うのは嫌なんだ!!どうしても時代を逆行、巻き戻すというのなら最初として
「「!?」」
そう、僕が
ザルドさんと剣を交え、アルフィアお義母さんの魔法を受けてなお生きているのはそのおかげだ。
僕を通してザルドさんは父を、アルフィアお義母さんは実妹である母を重ねてしまっている。
「・・・・・・・・・そうか、そうだったな。お前は仮にもあの狒々爺の好々爺に育てられていたのだったな。私もヤキが回っていたようだ、せっかく逢えた甥に己が甘さを指摘されるとはな・・・、さすがメーテリアの子だ」
「俺としてはあのバカの子供とはいえ見透かされてしまったことに衝撃を隠せないな・・・。だが・・・、子供とはいえ男があそこまで吼えて見せたんだ、ここで手を抜くというのは奴への侮辱に他ならんな」
そう言いながらザルドさんは大剣を構え、アルフィアお義母さんも臨戦態勢に入っている。
僕も魔法を使うために
『幾ら喰らえどもこの
【
「させん!!」
アルフィアお義母さんが魔法で、ザルドさんが大剣の一撃にて詠唱の妨害をしてくるけど僕は止まらない。
『
Lv.7の二人の猛攻を受けながらも血反吐を吐きながらも
「ぐはっ!!『・・・
【グラトニー・サーベラス】
最後の一文を
「ベル、その
「そうです、そして貴方達二人を止める魔法だ!!」
「言うではないか、ならばやってみろ!!」
【
そう話した後、アルフィアお義母さんが魔法を放ってくるも僕には届かなかった。
「!? どういう事だ!?」
「アルフィア、どうやらお前の魔法は喰われたようだぞ」
「ザルド、どういう意味だ?」
「そのままの意味だ、お前の魔法がベルの
「
「あぁ、これでお前と俺の魔法は封じられたと言えるな。だが、
「ならば、その正体を確かめればいい話だ。だが、このまま戦えばいずれ私達は・・・」
「あぁ、そうだな。それに猪の糞餓鬼や勇者の糞餓鬼も来るだろうからな」
こうして、