Lv.8に昇華した翌日、僕はギルドにやってきた。
「ベル君、今日はどうしたの?」
エイナさんが目的を聞いてくるのに対して僕はこう言った。
「
「ラ、ララ、ランクアップ~~~~~~!!?」
僕の言葉を受けてエイナさんは普段は出さない大声でそう言った。
その結果、ギルドにいた冒険者、ギルド職員の視線が僕達に集中してくる。
「ご、ごめん、ベル君!!個室に来てくれるかな!!」
周囲の視線に気付いたのかエイナさんは慌てながらそう言ってくる。
僕はそんなエイナさんに付いていき個室にて話し合いを始める。
「そ、それじゃベル君
そう言ってくるエイナさんの質問に一言一句はっきりと伝えた。
「ダンジョンで生まれた神殺しのモンスターを単独討伐・・・、しかも二体だなんて・・・」
そう言いながら話を受け止め切れていないエイナさんに対して僕はこう言った。
「エイナさん、こういうのは割り切った方が楽ですよ。精神的に」
「少なくとも、君が言う言葉ではないと思うよ」
僕の言葉に辛辣に言葉を返してくるエイナさん。
「それじゃあ、報告はしたんで僕は帰ります」
「うん、解ったよ。でも、こういう突拍子もない事は控えてね・・・」
「保証は出来ません」
そう言って僕はギルドから帰宅するのだった。
ギルドから帰ってくると、武器と例の
「椿」
「おぉ、ベルではないか。どうした、装備の手入れにでも来たのか?」
工房に入ると、作業に取りかかろうとしていた椿がいた。
「あぁ、それもあるが防具を作って欲しくてな」
「ふむ、それはまた急ではないか。何かあったのか?」
「お前も知っての通り、神の送還で生まれた二体の神殺しのモンスターを」
「お主が倒したのだろう、それがどうかしたのか?」
「その二体の内一体のモンスターが
「ほう、それで?」
僕の言葉を聞いた納得したような顔で聞いてくる。
「それを用いた防具を造ってくれ」
「あいわかった、任せよ」
二つ返事で了承してくる椿に感謝しながら僕は
「おぉ~~~っ、これが神殺しのモンスターの
そう言いながら椿はまるで童のように目をキラキラさせている。
「それで防具に何か希望はあるか?」
「出来れば
「承知した、出来る限り要望には応えよう」
「あぁ」
椿の言葉に同意すると、白銀の双剣を渡してくる。
「これは・・・?」
「お主に半端な武器は渡せんからな、すぐに使い潰してしまうだろうからな。
「助かる」
そうして、防具の依頼をして椿の工房を去るのだった。
【ロキ・ファミリア】
無名の第一級冒険者ベル・クラネル、Lv.8へ到達!!
「さて、彼は何者なんだろうね・・・」
そう口にするのは【ロキ・ファミリア】団長にして
「リヴェリア、其奴に会ったのだろう。どんな若造だった?」
フィンの次に口を開いたのは【ロキ・ファミリア】最古参にして
「あぁ、あの少年に感じたモノはかつての
三番目に口を開いたのはベルと開講を果たしている一人、【ロキ・ファミリア】副団長にして都市最強の魔導師の呼び声の高い
「でも、ダンジョンに入らずにどうやってLv.7まで至ったのかしら?」
「そうだよね、あたし達だって中々Lv.6になれないのにね・・・」
疑問を口にしたのは【ロキ・ファミリア】幹部にして
そして、その疑問に同意するのは【ロキ・ファミリア】幹部にして
「チッ」
舌打ちするのは【ロキ・ファミリア】幹部にして
「・・・・・・」
無言のままにベルのランクアップした記事を凝視するのは【ロキ・ファミリア】幹部にして
「んー、それにしてもドチビのとこにそんな逸材がいくとはなぁ・・・」
ヘスティアのことをドチビと呼ぶのは【ロキ・ファミリア】主神であるロキ。
実はこのロキとヘスティアは天界時代から犬猿の仲である。
「そう言っていても仕方がないよ、ロキ。僕達は僕達のやり方でやっていくだけさ」
ロキの言葉にフィンがそう言うと、ガレスがリヴェリアに問いかける。
「そういえばリヴェリアさっき言っていたゼウスとヘラを感じたとはどういう事じゃ?」
「あぁ、それは彼から神殺しのモンスター二体の討伐を聞いたときに死んでしまっては意味がないと言ったのだが『死すればそこまでだっただけの話だ。ただそれだけだ』と返されてしまった。」
「確かに連中であればそう言いそうじゃが・・・」
リヴェリアの言葉に同意するも疑問が残るガレスの様子にフィンが口を開く。
「そうだね、彼に関しては頭の片隅にでも留めておこう」
それに関してはその場にいる全員が一致するのだった。