二体のモンスターを討伐した僕は正規
「流石に身体が重いな・・・」
そう言いながら【ミアハ・ファミリア】製の
「使うか」
そう呟いた後、僕は
『奏でられるは堅琴の音色』『その音色は優しき魂の平穏へと導く静寂の園へと通ずる』『静寂の園で響き渡るは聖鐘楼の福音』『
【アウレー・エウアンゲリオン】
魔法名を言い終えると、白い聖鐘楼が現れると大きくも心安らかになる音色を奏でると先ほどまであった傷が綺麗さっぱり消え去っている上に体力までもが回復している。
「これで地上に帰れる」
そう言って僕は地上を目指すのだった。
そうして、僕が地上に戻ってくると多くの冒険者が
「さて、換金しに行こう」
そう言って素通りをしギルドに向かうのだった。
ギルドに着くと、職員全てが慌ただしく動き回っている。
「あっ、ベル君!!」
エイナさんが僕を見て声を上げると他の職員達もこちらを見てくる。
「心配してたんだよ、ダンジョンで神の送還が行われたって聞いてモンスター達が地上進出してこようとしてたから・・・。そうだ、ベル君神の送還が切っ掛けでダンジョンの中で何があったか教えてくれないかな?」
息継ぎ無しに怒濤の言葉責めをしてくるエイナさんに対して僕はこう言った。
「黒いモンスターが二体居たな」
それを言った瞬間、ギルド内は更にざわめきを強める。
すると、エイナさんの後ろから一人の
「今の話、詳しく聞かせてはくれないか」
「誰だ」
「私は【ロキ・ファミリア】副団長のリヴェリア・リヨス・アールヴだ」
「僕は【ヘスティア・ファミリア】のベル・クラネルだ」
あの後、エイナさんに応接室へと通され互いに自己紹介をした後、僕は戦った二体のモンスターのことを話す。
そして、黒いモンスターが神々を殺すために生み出された神殺しのモンスターであることを知る。
「三つ首の
そう言いながら顎に手を当てて考え込む仕草をする。
そこで僕はこう言った。
「対策を講じようとしているならその必要はない」
「どういう意味だ?」
「既に討伐済みだ」
「何だとっ!?」
僕の言葉にリヴェリアは声を荒げる。
「ダンジョン内にいた僕はこの
「!? 何故、そんな無茶をした!!下手をすれば死んでいたかもしれんのだぞ!!」
そう言ってくる
「死すればそこまでだっただけの話だ。ただそれだけだ」
「!?」
僕の言葉にリヴェリアは言葉を発することが出来なかった。
「それじゃあ僕は帰る」
そう言って僕はギルドを応接室を出るのだった。
私、リヴェリア・リヨス・アールヴは先ほどまで話していたベル・クラネルとの会話を思い出していた。
『死すればそこまでだっただけの話だ。ただそれだけだ』
「まるでゼウスとヘラの眷族ではないか」
そう言いながら私は背もたれにもたれ掛かる。
しかし、いつまでもこうしては居られない。
そうして、私はエイナに一言言ってから
換金を終えて
まずは三つ首の巨獣の
理由は分からないけど、怪人としての僕が"喰らえ"と訴えかけている。
僕はその意志に従って黒宝玉を丸呑みすると、内側から力を馴染んで来るような感覚があった。
それは戦闘時にモンスターを喰らった感覚とは違ってジワジワと染みこんでいくようなそんな感覚だった。
そして、二つ目の
そう考えを纏めていると、ヘスティア様が帰ってくる。
「ただいま、今帰ったよベル君!!」
「お帰りなさい、ヘスティア様」
そうして、僕達は夕食を食べ入浴を済ませると【ステイタス】の更新を行う。
「それにしても、今日は大変だったんじゃないかい」
「何がですか?」
ヘスティア様の言葉に僕が疑問符を浮かべるとこう言ってくる。
「だって、今日はダンジョンで神の送還があって
「そうでしたね、どうでも良かったので忘れていました」
「おいおい、それは冒険者としてはダメじゃないか」
「そうですね、以後気をつけます」
「もぉ・・・、ほぎゃあっ!?」
そうやって話している内に【ステイタス】の更新が終わると同時にヘスティア様が奇声を上げる。
「どうかしましたか、ヘスティア様?」
「
「そうですか、それじゃお願いします」
「いやいや、少しは驚こうよ!!」
「いえ、神殺しのモンスターを二体同時に相手にして単独討伐したのでこのくらいは妥当ではないですかね?」
「なにそれコワい」
「その後、神殺しの魔石を完食したんでそれも理由になるでしょうか」
「ベル君の規格外さにボクは着いていけないよ」
黄昏れた空気を放つヘスティア様に僕はこう言った。
「まぁ、僕の場合は存在自体が異常ですし・・・」
「それはそれとして、これが君のLv.7としての最終的な【ステイタス】だ」
そう言ってヘスティア様が【ステイタス】を書き写した羊皮紙を見せてくる。
ベル・クラネル
Lv.7
力SSS5960→8960 耐久SSS4611→7629 器用SSS4569→7925 敏捷SSS5643→9669 魔力SSS3556→7269
幸運EX 怪人EX
【
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・超早熟する
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【
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【グラト二―・サーベラス】
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・炎属性・雷属性
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・詠唱式『幾ら喰らえどもこの
【アウレー・エウアンゲリオン】
・回復魔法
・詠唱式『奏でられるは堅琴の音色』『その音色は優しき魂の平穏へと導く静寂の園へと通ずる』『静寂の園で響き渡るは聖鐘楼の福音』『
これが僕のLv.7の最終【ステイタス】か。
「それじゃあ、ヘスティア様お願いします」
「解ったよ」
僕の言葉の後、ヘスティア様によって【ステイタス】が昇華される。
ベル・クラネル
Lv.8
力I0 耐久I0 器用I0 敏捷I0 魔力I0
幸運EX 怪人EX
【
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【
・超早熟する
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【グラト二―・サーベラス】
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・炎属性・雷属性
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・詠唱式『幾ら喰らえどもこの
【アウレー・エウアンゲリオン】
・回復魔法
・詠唱式『奏でられるは堅琴の音色』『その音色は優しき魂の平穏へと導く静寂の園へと通ずる』『静寂の園で響き渡るは聖鐘楼の福音』『
こうして、オラリオに新たなLv.8の冒険者が誕生した。