ダンジョン深層域・三十七階層「
暗黒期に
「ひ・・・ひひ・・・、オラリオが崩壊する様を天界で見届けてやるぅ・・・・・・!!」
薄気味悪い声でそう言いながら邪神は己の首に短刀を突き刺した。
その瞬間、神威が天上にへと向かって昇っていく。
そして、解き放たれた神威によってダンジョンは啼き、怒り狂った。
自分を封じ込めた神々が自分の中にいることを知ったダンジョンは二体の神殺しを産み落とすのだった。
「グゥルオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!」
一体目は漆黒の三つ首の凶暴なる巨獣。その額には赤・青・黄の宝玉が埋め込まれていた。
「グギュリュウァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」
二体目は黒い鱗を持つ大型肉食恐竜。その肉体には黒い血を流し侵食をしていく。
その二体の神殺しは神々を殺すために地上へと進軍するのだった。
僕は装備を調えて双剣を試すためにダンジョンに潜っていた。
すると、ダンジョンが
その後、下の階層から雄叫びが反響し聞こえてきた。
「グゥルオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!」
「グギュリュウァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」
その声を聞いた瞬間、これは
しかし、こんな時に何故か僕の口から涎が溢れた。
そう、僕は
そこからは僕の行動は決まっていた。
その
そうして辿り着いたのが三十階層、そこで僕は二体の神殺しに接敵する。
「お前ら、良いな。
そう言いながら双剣を抜剣し、魔法を唱える。
『幾ら喰らえどもこの
【グラト二ー・サーベラス】
燃え盛る
地上
ギルドではこの異常事態の対処に追われていた。
「おい、ダンジョンで
「は、はいぃぃぃっ!!」
班長の言葉にミィシャが走って行く。
「各
「は、はい!!」
ギルド長の言葉に指示にローズさんが走る。
「おい、チュールお前の担当している【ヘスティア・ファミリア】のLv.7であるベル・クラネルモンスター進出を食い止めさせろ!!」
「はい!!」
ギルド長の指示を聞き、【ヘスティア・ファミリア】の
その途中、
「何やら騒がしいが・・・、もしや
冒険者達の様子から察してくれた椿氏にも今起こっている事態を伝えると衝撃の事実を知る。
「確か、今ベルが手前の鍛えた双剣を試すためにダンジョンに向かったはずだが・・・」
「え?」
その言葉に私は我が耳を疑ったが、その言葉を反芻する内にそれが現実だと言うことを自覚する。
ダンジョンの方へと顔を向けて願った。
「ベル君、どうか無事でいて」と。