NotionからObsidianに移行した理由と、1ヶ月使った正直な感想
2025/07/15追記:NotionがClaudeから簡単にMCPで接続できるようになっていました。Notion MCPも試してみたいと思います。
これまでメモツールとしてNotionを使ってきたのですが、ObsidianのMCP(Model Context Protocol)でClaudeと連携できるのが便利そうだなと思い、Notionから移行しました。半年ほどNotionに蓄積した情報を移行する過程・その後1ヶ月ほどObsidianを使ってみて気づいたことをまとめます。
Notionで管理していたものと移行対象
これまでプライベートのNotionでは以下のものを管理していました。
WEBクリップにはデータベースを使っていましたが、それ以外のものはシンプルなメモ+画像でした。
情報収集・管理系:
WEBクリップ(あとで読む)
学習メモ(NHK高校講座の感想など)
読書メモ
生活・家庭系:
子どもの成長記録
買い物の検討過程
家の改善したいこと
レシピ
旅行で行った場所・行きたい場所
特定分野の欲しいものリスト
その他:
雑多なメモ
仕事のNotionではデータベースを多用しており、かんばんでタスク管理をしたり、ガントチャートつきの手順書を作っていました。データベースはひとつの情報に対してビューを切り替えて色々な見方ができるのがとても便利です(例えばガントチャート+個別ページの構成で作成した手順書を個別案件に当てはめて使ったときに、ステータス別でタスク管理にも使えます)。
今回はプライベートのNotionをObsidianに移行しました。
移行を決めた理由
一番の理由は、ClaudeとのMCP連携です。Obsidianに蓄積した情報をClaudeが参照しながら、調べ物やnote記事作成を手伝ってくれるという可能性に魅力を感じました。
実際にObsidianのMCPでClaudeと連携してみると、過去の記録を参照しながら記事を書いてくれるようになり、今回のnote記事作成にも活躍しています。これまで蓄積した情報が単なるストックではなく、新しいアウトプットを生み出すための知識ベースとして機能するようになったのは大きな変化でした。
移行作業の実際
公式プラグインImporterを使った移行
NotionからObsidianへの移行には、Obsidianの公式プラグイン「Importer」を使用しました。基本的には指示に従って進めれば問題なく移行できましたが、画像がルートフォルダに展開されてしまう問題がありました。Notionでは各ページに画像を埋め込んでいましたが、移行後はすべての画像がObsidianのルートフォルダに置かれ、フォルダ管理が基本のObsidian的にはあまりよろしくないと思われるくらい見た目的にゴチャゴチャしてしまっていました。
Claudeで画像パスを直すPythonプログラムを書いてもらう
この問題を解決するために、Claudeに画像パスを自動修正するPythonプログラムを書いてもらいました。画像はまとめてroot/imgに入れました。
プログラムの概要:
1.各マークダウンファイルを読み込む
2.画像のパスを検索
3.実際の画像ファイルの場所に修正
この作業で数百枚の画像パスが一気に修正され、非常に助かりました。手動でやっていたら丸一日かかっていたであろう作業が、数分で完了しました。
デバイス間のファイル同期
これはiCloudを使っています。MacとiPhoneでObsidianを使っていますが、特に不便に感じることはありません。iCloudはWindowsでも使用できるのと、昔に比べると同期の問題もかなり少なくなっているようです。
公式でも同期サービスが提供されていますが、結構いいお値段です。iCloudはAppleのデバイスからObsidianを始める場合、チュートリアル的なところで選択肢として存在するので、一番取っつきやすいと思います。
バックリンクの活用
期待していた効果と現実
Obsidianの売りの一つである「バックリンクでメモ同士のつながりが見える」機能ですが、正直なところ、まだその良さを実感できていません。
理由:
単発のメモが多く、関連性のあるメモがそれほど多くないかも
移行したメモにバックリンクがついていないものが多い
ただし、ローカルグラフで二段階先まで表示してみると、意外な発見がありそうな気もしています。今後、情報が増えてきたら活用できるかもしれません。
個人的には、グラフビューよりローカルグラフのほうが使いそうなので、ショートカットを入れ替えました。
Claude Codeでバックリンク自動付与
バックリンクのあるファイルを増やすために、Claude Codeを使ってバックリンクを自動で付与できないか試行錯誤していますが、まだ安定してうまくいく方法を見つけられていません。
特にDesktopで実行すると文字数の多いファイルはしょっちゅう止まるので、こういったファイルにどうバックリンクをつけるか検討中です。
使用しているWebクリップにバックリンクを付与するためのプロンプト(2025/07/13現在):
obsidianの【Webクリップを保存しているフォルダパス】内の各ファイルにバックリンクを作成して。
作業の際は以下の条件を必ず守ってください。
## 条件
- ファイル名を確認します
- ファイル名に[u]が含まれないものにバックリンクを作成する
- ファイル名に[u]が含まれるものは作業をスキップ
- バックリンクは名詞と固有名詞のみ設定する
- バックリンクを設定完了したファイルはファイル名先頭に[u]をつけて保存する
- 【重要】保存する前に別のファイルを間違えて修正していないかを必ず確認する
- 5000文字を超える場合は、そのファイルをスキップして
- 読んで内容を理解する必要はありませんWebクリップ機能の移行
PCの方は公式のブラウザ拡張が使えるのでそれで十分なのですが、iOSのほうはSafariの拡張機能しか用意されておらず、使い勝手がよくありません。Safariの拡張機能ではなくiOSの共有メニューからObsidianにWebクリップするのに色々試行錯誤してこんなやり方も考えたのですが、もっと簡単な方法がありました。
ReadItlaterプラグインを使う
上記要件を満たしていて、スマホからはNotionへの登録と同じ手間で実施できる
ログインが必要なサイトも、ログイン状態で見ている画面をクリップできる
Notionだと「ログインが必要です」の画面がクリップされてしまうことがある
気になる点:
画像がクリップされたりされなかったりするが、原因はよくわからない
テキストは確実にクリップされる
画像はローカルに落とすためにLocal Image Plusというプラグインを入れています
Webクリップのファイル名を「YYYY-MM-DD 記事タイトル」にする
ブラウザ拡張の設定は個人的には見慣れないものだったので、少し戸惑いましたがこちらはClaudeで確認し事なきを得ました。以下コピペ用です。
{{ date }} {{ title }}
{{date|date:"YYYY-MM-DD"}} {{title}}
Obsidianへ移行後の使用感
良かった点
Claude連携の威力
過去の記録を参照しながら記事作成してくれる
調べ物をする際に、自分のメモを情報源として活用してくれる
単なるストックではなく、アウトプットの材料として機能する
マークダウンの汎用性
プレーンテキストベースなので、将来的に他のツールに移行しやすい
ローカルにファイルが保存されているので、バックアップや検索も簡単
不便になった点
データベース機能
Notionのデータベース機能は便利だったと思います
一つの情報にたいしてビューを切り替えて色々な見方ができるのはNotionデータベースのよいところだと思います
画面のリッチさ、UI
Notionの方が見た目がきれいで、情報の整理がしやすい
表組みやカラム表示などの機能がObsidianは限定的
画像の表示も Notionの方が優れている
共有機能
Webで共有する機能がない
お出かけ候補の情報をまとめて妻に共有するときに使っていた
まとめ
移行して約1ヶ月が経ちますが、AI連携を重視するなら Obsidian、そうでなければNotionという印象です。
Obsidianが向いている人
Claude等のAIツールと連携して知識を活用したい人
マークダウンでの記述に慣れている人
バックリンクでの知識の関連付けに価値を感じる人
ファイルをローカルで管理したい人
軽快な動作を重視する人
Notionが向いている人
データベース機能を多用する人
家族や同僚との情報共有が重要な人
見た目の美しさを重視する人
表組みやリッチテキストを多用する人
個人的には、AI連携の可能性を考えるとObsidianに移行して良かったと思っています。特にnote記事の作成においては、過去の記録を参照しながら執筆できるのは大きなメリットです。
ただし、特にAI連携が不要であれば、Notionの方が個人的には使いやすいと感じています。どちらも優秀なツールなので、自分の使い方に合わせて選択するのが良いと思います。


コメント
3iPhoneのSafariを使用して、共有からObsidianを選び、新しいファイルを作成しようとしても、本文にURLが入るだけという状況です。(これは仕様…?)
Readitlaterのプラグインを使えばiPhoneでもPCのウェブクリッパーのように概要がすべて本文に入るのでしょうか…?!
私の環境ではReadItlaterを入れば、共有からObsidianを開いて、出てきたメニューでReadItlaterを選択すると、本文入りのファイルが作成されています
iPhoneから本文入りのファイルになりました!ありがとうございます!
YAML設定して、そこに所定のタグ入れたり、デイリーノートのリンクが設定できればいいのですが…試行錯誤中です。