太古の昔から、主に男の役目は三種類あったと思ってる。
一つ目が外敵から家族(女性・子供)を守ること。二つ目は、家族のために獲物を仕留めたり、金銭を稼ぐこと。三つ目が家を建てたり、水を汲んだり、集団の発展に寄与すること。
男がすることって、太古の昔から全く変わっていないんだよな。悪く言えば、ずっと保守的でアップデートされてない。
女性は時代時代によって、その要請に応じて自身の役目を変化させて、新たな技能や知識を身につけてきた。その結果、外敵から守られなくても生きていけるし、自身で社会進出して、男以上に稼げるようになった。
いまでも男に残っているのは、三つ目のところで土木業で肉体労働に勤しむことだけど、最近の男はそれにも就きたがらないし、そもそも機械に取って代わられそうになっている。
このことから、現代に弱者男性が溢れかえることは自明だったと思う。モテないことばかりが注目されがちだが、モテないのは当たり前だ。現代の男には、価値がほとんどないのだから。
いつまでも男の役目にしがみついて、新たな役目を背負おうとしなかった男たちの責任だ。
家事育児はしたくない、女性の気持ちによりそう感情労働も嫌だ、でも女性は無条件に男に与えられるべきだ。そうして仮初の形であっても、一つ目や二つ目の役目を担っているんだというポーズを取りたいんだろうが、もう遅い。
いまの女性は一つ目、二つ目の男の役目にそこまで価値を感じていない。全部自分たちでできてしまうからだ。
弱者男性たちはそこをわかっていないのに、自分たちは男として価値があるというポーズを取るから、その勘違いを気持ち悪いと思われてしまっているのに気づかない。