今年９月、大阪市の松井一郎市長が、東京電力福島第1原発の汚染水処理をめぐり、「処理済みで自然界の基準を下回っているのであれば、科学的根拠を示して海洋放出すべきだ」と発言。大阪湾での処理水の受け入れもあり得るとの認識を示しました。その後、大阪府の吉村洋文知事も同調し、放出となれば府として協力すると発言しました。

しかし実際には、保管されている汚染水には様々な核種が含まれており、ALPS（汚染物質除去装置）の動作は不完全です。大阪市長が言う、汚染水ではない、処理水である、汚染が残っていても再処理すれば海に放出できる、などに根拠がないことは、東京電力HPで公表している2018年度ALPS処理水データからも明らかです。

科学的根拠も社会的合意もないままの首長の発言を、みなさんはどのように受け止めていらっしゃるでしょうか。

今回、下記の通り署名活動が実施されており、グリーンコープ生協おおさかでは組合員に署名用紙を配付して呼びかけています。

グリーンコープ生協おかやまでは、署名〆切が１１月３０日であることから、メールおよびFacebookでご案内いたします。ネット署名が可能です。

締切間近であることから、署名用紙を印刷しての署名は、署名用紙に記載されている連絡先に直接ご郵送ください。

【呼びかけ人】（あいうえお順）

井戸謙一（弁護士）

紀藤正樹（弁護士）

木下黄太（ジャーナリスト、放射能防御プロジェクト）

下地真樹（阪南大学准教授）

仲晃生（弁護士）

西尾正道（北海道がんセンター名誉院長）

前田日明（元格闘家）

三田茂（医師）（東京から岡山へ避難移住）

山崎秀夫（近畿大学元教授）

ネット署名change

ネット署名AVAAZ

印刷用署名用紙

大阪湾放射能汚染水阻止チラシ

ご参考

汚染水、浄化後も基準２万倍の放射性物質　福島第一原発

：朝日新聞デジタル

私たちは原発事故処理について、原発の行く末について考えることは決して避けては通れません。子ども達にあたりまえの生活が送れる社会を手渡すために、私達一人ひとりが小さな一歩を積み重ねていきましょう。