『ぽかぽか』チーフプロデューサーは退社、一方「フジ版VIVANT」は撮影中…フジテレビの憂鬱な夏

本当なら「お台場冒険王」と「27時間テレビ」で大盛り上がりしているはずが…… 止まらない退社ラッシュ、まだまだ騒動は収まりそうもない――

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フジが作る『VIVANT』

そんななかでフジが切り札として期待しているのが、局内でも極秘で制作が進められているという″秋の巨弾ドラマ″だ。脚本には、22年ぶりの民放地上波連ドラとなる三谷幸喜(64)を迎える。

「主演を務めるのは菅田将暉(32)。1970~80年代の渋谷を舞台に、現在も営業する伝説のストリップ劇場・渋谷道頓堀劇場を中心とした裏方スタッフや駆け出しの漫才師、新人作家などが織りなす群像劇になります。浜辺美波(24)や二階堂ふみ(30)に加え、小池栄子(44)や小林薫(73)ら豪華キャストが出演予定です。

イメージ刷新のため、伝統あるドラマ枠の『月9』ではなく、水曜10時枠での放送となります。主要キャストの3人以外は放送までわからないようにするという気合の入れっぷり。制作費もかなりかけているようで、TBSの大ヒットドラマに擬(なぞら)え『フジ版VIVANT』なんて呼ばれています」(芸能プロ関係者)

フジとしては、この新作ドラマと福山の新作映画を皮切りに、来年の公開が発表されている『踊る大捜査線』と『教場』の人気映画2本に繋げていく狙いがあったという。しかし、今回の福山の報道を受け、早くもその目論見が崩れつつある。

「福山の前には石橋貴明(63)への接待も問題化した。そもそも調査報告書にあった、中居と高級ホテルで女子アナ飲み会をしていたタレントについても明らかになっていません。一つ問題を乗り越えたと思ったら、別の疑惑が出てくる。フジに巣くう果てしない闇から次は何が飛び出すのかと思うと、大きな企画は進められないですよ」(前出・フジ局員)

8月中旬、フジ本社を訪れると、例年であれば『お台場冒険王』の会場として大勢の来場者で溢(あふ)れ返る社屋前は、人通りもまばらな状態だった(上写真)。今夏は看板特番である『FNS27時間テレビ』の放送も中止となっている。閑散としたお台場の光景は、どこかフジの窮状を象徴しているようであった。

大多元専務と福山の関係の深さは局内では有名だったという。報道を受け、福山はSNSに釈明文を投稿した
大多元専務と福山の関係の深さは局内では有名だったという。報道を受け、福山はSNSに釈明文を投稿した
雲隠れを続ける中居。8月に入ってからもその加害実態が詳報されるなど、騒動はいまだ沈静化していない
雲隠れを続ける中居。8月に入ってからもその加害実態が詳報されるなど、騒動はいまだ沈静化していない

『FRIDAY』2025年9月5日号より

  • PHOTO高塚一郎(1枚目) 近藤裕介(2枚目) 蓮尾真司(3枚目)

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