【独自】JA組合長直訴「農協なくさないで」小泉農水相「農協か農協でないか選ぶのは農家」30分白熱議論
■“害虫防除に国の補助” 情報がJAに届いてない?
つぎに、“カメムシ対策”について。 【JA直鞍(福岡)堀勝彦組合長】「害虫駆除を本腰にしたら、米の3割は増産できます」 【小泉進次郎農水相】「異常な高温で、カメムシが例年以上に出ている中で、防除がいつもより多いことに対して、国も一部補助する、そういった形の対策は今回やります。 【JA直鞍(福岡)堀勝彦組合長】「ぜひやってください」 【小泉進次郎農水相】「こういった情報って皆さんに届いていますか?」 【JA直鞍(福岡)堀勝彦組合長】「いやあ…」 【小泉進次郎農水相】「これなんだよね!」
■「農協なくさないで」に小泉農水相「なくそうとしていると思っています?」
そして話題は、堀さんが「最も訴えたかったこと」に…。 【JA直鞍(福岡)堀勝彦組合長】「農協は地域貢献、お年寄りや何やについて十分にしていますから…ぜひ、農協をなくさないように」 【小泉進次郎農水相】「『なくそうとしている』と、思っています?」 【JA直鞍(福岡)堀勝彦組合長】「そりゃ思っています」 【小泉進次郎農水相】「ははは」
■堀組合長「農水省の指導の通りに動いている」小泉農水省「なかなかそんなことない」
【小泉進次郎農水相】「一番大事なことは、農家が農協をどう思うか。農家から見て『農協があってよかった』『農協のおかげで手取りが上がった、収入が上がった』そうなれば、おのずと必要とされるわけですよ」 【JA直鞍(福岡)堀勝彦組合長】「私たちのところもだけれど、ほとんどの農協は、その方針でやっていますよ」 【小泉進次郎農水相】「堀組合長のように、地元の組合員から必要とされるJAかどうか、そういう農協が広がることを期待しています」 【JA直鞍(福岡)堀勝彦組合長】「私たちは農水省の指導の通りに動いているんですよ」 【小泉進次郎農水相】「そうですか? なかなかそんなことないですよ」 【JA直鞍(福岡)堀勝彦組合長】「どういう意味ですか?」 【小泉進次郎農水相】「とにかく農家の立場にとって、農家が必要とされるサービスが供給される体制を作らないといけないと思っています。それが農協なのか、農協でないプレーヤーなのか、それを選ぶのは農家の皆さんだろう」
■「かみ合わない所もあったが、誠意はあった」と振り返った堀組合長
議論は白熱し、予定された20分を超え、30分たったところで終了。 【JA直鞍(福岡)堀勝彦組合長】「また機会があったら」 【小泉進次郎農水相】「ぜひ、いつでもお越しください」 会談終了後、堀組合長は次のように感想を語りました。 【JA直鞍(福岡)堀勝彦組合長】「思いは伝えました。ただかみ合わないところもある。それは十分わかる。誠意はあったと思います」 互いに思いのたけを語り合った堀組合長と小泉農水大臣。 農協、そして米農家の未来はどうなるのでしょうか。 (関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」2025年8月21日放送)
関西テレビ
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