松本市立病院の移転新築、実施設計業務を休止 分娩時の医療事故受け
2025年8月21日 18時35分 (8月21日 20時47分更新)
松本市は21日、移転新築計画を進める市立病院(同市波田)で分娩(ぶんべん)時の医療事故が起きたことを受け、産科診療機能を見直すため計画の実施設計業務を休止すると、市議会市立病院建設特別委員会に報告した。新病院は2028年3月の開院を目指していたが、遅れる可能性がある。
市立病院は、近くの波田中央運動広場に移転新築する計画で、来年1月に着工する見通しだった。今年4月、助産師が胎児の心拍の異常波形を医師に報告せず、仮死状態で生まれた新生児が低酸素性虚血性脳症になる医療事故が発生。現在は分娩を休止している。
市は現在、院内の関係者から聞き取りなどをし、安全な医療体制の構築に向けて検討を進めている。...
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