BBQで学生死亡 元教員助手に禁固1年6カ月求刑
福岡|
08/21 19:25
2023年、柳川市の専門学校で行われたバーベキュー中に、生徒が死亡した事件の裁判で、検察は業務上過失致死の罪に問われている元教員助手の男に、禁固1年6カ月を求刑しました。
起訴状によりますと、柳川市の「ハリウッドワールド美容専門学校」の元教員助手篠原翔大被告(25)は2023年5月、学校で行われていたバーベキューで、火のついたコンロにアルコールを注ぎ入れました。
そして、燃え上がった炎で男子学生(当時18歳)をやけどで死亡させた、業務上過失致死の罪に問われています。
5月に福岡地裁で開かれた初公判で、篠原被告は起訴内容を認めていました。
そして21日、論告求刑公判が開かれ、検察側は、「被告人の過失の程度は、極めて大きく、危険があったことは容易に予見できた。被害結果は重い」などとして、禁固1年6カ月を求刑しました。
一方、弁護側は「理事長や学校の責任が最も重い」などとして、執行猶予付きの禁固1年が相当と主張しました。判決は10月2日に言い渡される予定です。