米FDA、ウォルマートで販売の冷凍エビを食べないよう呼び掛け 放射性物質に汚染の疑い

米FDAがウォルマートで販売された一部の冷凍エビについて、放射性物質による汚染の疑いがあるなどとして食べないよう呼びかけた/Joe Raedle/Getty Images

米FDAがウォルマートで販売された一部の冷凍エビについて、放射性物質による汚染の疑いがあるなどとして食べないよう呼びかけた/Joe Raedle/Getty Images

(CNN) 米食品医薬品局(FDA)は19日、米小売り大手ウォルマートで販売された一部の冷凍エビについて、放射性物質による汚染の疑いがあるなどとして食べないよう呼びかけた。

FDAによると、問題のエビはインドネシアの企業BMSフーズが供給したもので、米国の港(ロサンゼルス、ヒューストン、サバンナ、マイアミ)で差し止められたエビのサンプルから、放射性物質セシウム137が検出された。

汚染が確認された輸入品は米市場に流通していない。だが、ウォルマートの冷凍生エビも同じ業者が供給しており、FDAは「不衛生な環境で調理、包装、保管されていたとみられ、セシウム137に汚染した可能性がある」として摂取を控えるよう勧告した。

冷凍エビ1キログラムあたり約68ベクレルが検出された。FDAが介入基準とする同1200ベクレルを大きく下回っていた。それでも、長期的な低線量被曝による発がんリスクや業者の施設の問題を考慮したという。

対象となるのは、「グレートバリュー」ブランドの約900グラム入りの袋製品で消費期限が2027年3月15日のもの。米国内の13州に流通している。

FDAは消費者に対し、エビは廃棄または返品するよう求めている。インドネシア当局と協力して調査を進めているという。ウォルマートは、直ちに該当する商品を店頭から回収したと説明した。

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