いずれ至る未成   作:てんぞー

1 / 24
序章
第壱話


 水平線の向こう側を見つめる。軽く力を込めて水平線の先を見つめれば、見えてくるのは小さく、そして黒い姿だ。全部四つ、五つ程。どれもが人の様な、人の様ではない異形の姿をしている。それが観察存在を察知することは無いだろう、相手にはそこまでの探知能力は存在しない。故に観測者は彼我の距離、そして太陽の位置を確認する。観測している間はずっとその能力が働くのを証明する様に左目から淡い赤の光が漏れ出し、観測を完了するのと同時に光が消え、元の赤い瞳へと戻る。観測者は顔にかかる錆びた様な赤色の髪を手で後ろへ流すと、左手の人差し指で目の横、こめかみの辺りを瞬きしながら叩く。が、観測者の表情から結果が芳しいものではない事は解る。観測者の女は溜息を吐き、

 

 波の音だけが世界を満たす孤島の浜辺で海を眺める。電探が壊れた今では長距離の観測を行う事は出来ない。いや、電探の使い方にしても本来の使い方以上に酷使していた。メンテナンスできない状況でそんな事を続ければ壊れるのも仕方がない話だ。観測者は左腕へと視線を向ける。着物から露出させるように出している左腕には袖を通している右腕とは違い、船を思わせる様な、甲板の様な手甲が存在する。そこに装着されていた電探にはもう動く気配はない。観測者は左腕に付けていた手甲を外し、それを後ろへと放る。

 

 からん、と音を立てて艦装が他にも溜まっているスクラップに追加される。観測者は肩越しに背後の光景を確認し、そしてまた一つ、回収してきた艦装が駄目になってしまった、静かに自分の中で嘆く。それを形として表現する為に左腕を袖に通しつつも、観測者は溜息を吐くと、

 

「おつかれ? おつかれです? おつかれなかんじです?」

 

 人形と間違えそうな、他の平サイズの小人が観測者の肩の上に出現する。数秒前までは観測者の頭の上でぐったりと微睡んでいたその小人は鉄と鉄のぶつかる音に反応し起きた様子だった。観測者は溜息を吐きながら頷く。

 

「一三号対空電探、わりかし便利だったんだけどなぁ。結構勇気がいるんだぜ、死んだ奴から艦装引っぺがして使うの」

 

「ないものはしかたがないです。またさがすしかないです。みつからなかったらなしでがんばるです」

 

 何てブラックな環境だ、と観測者は言う。それに反応する様に小人はわっはっは、と笑い声を上げる。だがそれ以上リアクションを取ってくれる存在は誰もいない。想像以上のむなしさを感じた観測者は腰を下ろす浜辺から腰を上げ、立ち上がる。

 

 観測者の姿は和装の、背の高い女だった。赤い―――というよりも錆びた赤色をしている髪はまるで切った事が無いかのような伸び方をしており、長すぎる髪は立ち上がってもなお引きずる様に砂浜についている。その服装は一般的に着物と言われるそれだ。だが帯は一般的に見るものよりも細く、そして全体的に着物がボロボロになっている。ボロボロの着物の下、上半身は黒いボディスーツの様な服装で胸の大きさや体のラインを強調する様になっている、一部には乳袋、何て呼ばれ方をするような恰好が着物の下にはあった。ただ着物同様、この部分も多くの損傷を受けており、引き裂かれた様な跡が各所に存在している。それは全身のいたるところに存在し、それを包帯を巻いて無理やり隠し、繋げた様な姿となっている。

 

 両手はオープンフィンガーグローブに包まれており、その甲部分にはメタルプレートがついている。その他にも服装の各所には金属的部分が存在し、観測者の履いている靴は完全に金属で出来ている。鎧と着物を混ぜて、それを近代化させた、そういう印象を受ける恰好を観測者の女はしていた。観測者の服装に関して評価するのであれば―――アンバランス、それが最も適する言葉だろう。まるで違う規格の部品を集めて一つの機械を作ったような、そんなアンバランスさを彼女の服装は持っていた。そして事実、それは正しい。

 

 女が来ているのは元々彼女の服装ではない。使っている装備も元々は彼女のものではない。海に沈み、もう戦えなくなった同胞達の装備だ。電探にしても、着物にしても、手甲も包帯もそうだ。観測者は装備らしい装備を一切保有せず存在した。故に身を守る為、そして敵を倒す為に必要な装備は全て敵のものを奪って使うか、死んだ同胞の装備を使うしかない。故に観測者の背後に捨ててある装備は全て、この孤島へとやって来るまでに彼女が見つけた、死んだ同胞たちから剥ぎ取った装備だ。だが使ってきたそれも大分限界が来ているのを女は理解していた。

 

「妖精さん妖精さん、残った装備はどうかね」

 

 肩の上の妖精の頭を人差し指で軽く撫でる様に押すと、肩の上に乗る妖精は楽しそうな声を漏らしながら女に応える。

 

「でんたん、ふくほーだめですねー。しゅほーもはんまーにしかなりませんねー。てんりゅーさんとたつたさんのやりとけんがまだつかえるかんじー? たぶんー? そんなかんじー?」

 

「天龍と龍田……ってのはどれか知らないけど剣と槍か。そういや使った事が無いから放置してたけど、そんなもんもあったな」

 

 視線を背後へと向ける。そこにはスクラップやら艦装やらがごちゃごちゃになる様に置いてある。その中には一際ダメージの少ない剣と槍が砂浜に突き刺さっているのが見える。一際ダメージが少ない、といっても既にその本来の持ち主である天龍と龍田は激戦を潜り抜けて来たらしく、武器は血で真っ赤に染まり、刃はところどころ欠けている。それでもこれがまだ装備としては上等な部類として扱われている辺り、観測者の、この女の、

 

 ―――この艦娘が置かれている状況と環境は察すべき処だった。

 

 槍と剣を抜けば戦闘によって曲り、ひしゃげ、そして砲撃武器としては使い物にならなくなった主砲、それをハンマーとして運用する事が最も使える武器となってくる辺り、かなり切羽詰ってきている状況だ。実際この孤島へと到着するまでに何度もこの艦娘は命の危機を迎えて来たし、それをギリギリのラインで逃げるように走り抜けてきた。初めて目を覚ました頃は地獄の光景だったと女は記憶している。

 

 そこら中に艦娘の死体が存在し、岩礁には死体が引っかかっていて、海を覗き込めば海流に乗って艦装が流されていて、一帯が赤く染まる様に血が海に満ちていた。そんな地獄の中で、海の底から這いあがる様にして艦娘の記憶は生まれた。そこでは大量に回収できる艦装があったが、同時にそれを使い捨てる様な使い方でなければ一瞬で沈んでいたかもしれない、と思った。

 

 だが逆に、艦装が手に入り辛くなったこの環境は良い知らせでもあると艦娘は思っていた。

 

 装備を使い捨てる事が此方へとやって来てから無くなった。艦娘達の死体を見る事がほとんどなくなった。おそらく目覚めた場所が激戦区だったのだろう、艦娘も、そして敵の死体で溢れるような環境だった。だが逃げるように移動し続けてきた所で見なくなってきたのは艦娘達の死体であり、頻度が変わらないのが異形の死体達の数だった。

 

 激戦区から少しずつだが確実に、安全な海域へと自分は移動できていると艦娘は確信していた。だがそれは同時にメインとなる武装の補充源である艦娘の死体が減ってきているという事でもある。夜戦や奇襲を仕掛けた際にこの艦娘は倒す相手の強さが自分の目覚めた場所ほどではない事を感じている。全体的に敵の練度の質が、強さが減ってきているから少し前よりも生存は楽になってきている。だからこうやって、今の彼女には孤島で悩む程度の時間がある。悩むだけの時間が生まれた。それは流されるように、そして逃げるように生きてきた艦娘にとっては初めて冷静になって良く考える時間だ。故に艦娘は考えた。

 

 たとえば、

 

 自分は一体誰なのだろうかとか。

 

 艦娘はこう思考する。

 

 ―――俺はこんなじゃない。こんなんじゃなかった。

 

 これは自分の姿ではない。なんで自分は海にいるのだ。なんで命からがら逃げているのだろうか。なんで自然と体は動くのだろうか。何故、何故、何故。艦娘の記憶が正しければ自分はこんな、女の体をしたのであれば海の上を滑って異形の存在をハンマーで叩き潰すような事が出来る様な人間ではなかったはずだ。そう、自分は本来はもっと普通の人間だ。陸の上に住んでいて、普通に大学に通って、そしてゲームを遊んだりお酒飲んだりスポーツをやったり、そんな生活を送っていたはず。艦娘はそう思考し、何故自分がこうなっているのかを考えようとし、原因を探そうとし、

 

 そして、再び聞く。

 

『―――嫌だ』

 

 それは短い一言ではあった。だが様々な感情、そして強い思いと願いの込められた一言。艦娘の頭の中にだけ響く言葉。その体の本来の持ち主の切なる願いと絶望の声。それが艦娘の中に響いていた。それはひたすらずっと、艦娘の脳内で鐘の様に鳴り続ける意志と言葉だ。逃げる時も、戦う時も、そして休む時も。言葉は多くなく、短い。この体でどう動くか、どう判断すべきか、そういう事を伝えるという事は一切はない。ただただと、その言葉は願うだけの声に過ぎない。艦娘に何も明確な言葉を伝えはしない。

 

 目覚め、違う身体、声、環境、その全てに困惑している艦娘を導いたのは本来の意志ではなく、

 

 小さな相棒の姿だった。

 

 海の上の滑り方、燃料の取り方、銃の撃ち方、艦娘という存在、そして自分が何であるのか。

 

 その問いに答えたのは艦娘の肩に乗っている小さな妖精の存在であり、そしてそれ故に艦娘にとってその妖精は間違いなくヒーローの様な存在だった。間違いなく妖精がいなければ彼女は生まれ、そして宿った海域で轟沈していた。だから限りなく真直ぐ考えられず、混乱している状況の中で、艦娘となってしまった元男は何をすべきか、何をしたらいいのか。それに関して簡単な結論を導き出している。

 

「なあ、妖精さん。どうしたい?」

 

「ちんじふにもどりたいです。でもかんむすさんもたすけたいです」

 

「だよな、やっぱりそうだよな。じゃあそうしよう」

 

 そう決まった。それは思考放棄にも近い形だ。実際、他者に判断をゆだねて逃げている行為に違いない。だがそれを責める事は誰にだってできはしない。人間とは極限状態においては相対する事ではなく逃げる事を選ぶ。そうでなければ自分の意志を守る事ができないからだ。故に艦娘に宿ったこの意志もまた、一般的な選択肢を選んだ。

 

 一番身近な所に意見を求め、

 

 流され、

 

 深く考えるのを止める。

 

 深く考えた結果深く考える事を止める。それが艦娘となった存在の選択だった。深く考えれば考える程解らなくなる―――であれば解る事を理解すればいい、死にたくはないと言う事も解っているし、助けてくれた恩には報いるものである。故に、艦娘となった存在の頭にある事は簡単だ。

 

 一つ、鎮守府に戻る事。妖精の言葉を聞く限り、そこには他の艦娘が存在し、艦娘を保有する提督たちの拠点ともなっているらしい。艦娘にはその知識はないが、妖精にはその知識がある。だからまずは鎮守府に戻る。その次の事は到着してから考えればいいと、そう艦娘は判断している。だからそれが一つ目の目標。

 

 そして二つめ―――それは”声”を満足させる事。

 

 それはずっと艦娘の頭の中を泣く様に、嘆く様に、絶望する様に響き続ける声だ。嫌だ、いやだ。まだだ。まだ、と。それに慣れるまでは頭痛の様に頭に響いてきた艦娘の声、それに艦娘は逃げた。おそらくは本来の持ち主の声。おそらくは果たしたかった事。故に体を奪ってしまった義理として、義務として、その声に従うという事が艦娘の中では必須として出来上がっていた。そして、嘆きの言葉は解読する必要もない。それはとても簡単で、解りやすい内容だった。

 

 艦娘が少し、響く声に耳を傾ければそれは明確な音として響いてくる。

 

『―――嫌だ』

 

 それから始まり、

 

『まだ、沈みたくはない』

 

 それから繋がり、

 

『私は戦える』

 

 求めるのは戦いで、

 

『完成さえすれば戦えたの』

 

 たった一度の機会も与えられなかった事に涙を流し、

 

『戦場を、私に戦場を。まだ沈みたくなかった。戦って証明したい』

 

 そう、つまりは、

 

「戦いを、戦場を、活躍の場を。祖国に勝利を。私は戦える。沈めない、沈みたくない。嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ―――戦場に出て戦友と肩を並べたい。同胞達の死に報いたい。私は無駄に生み出されたわけでも不幸の艦でもない、戦うために生み出された戦艦だ……か。詳しくないから何とも言えないけど、辛そうだよなぁ、大変そうだよなぁ」

 

 女の声が泣いている様に頭の中で響いている。詳しい事は解らないし、判断する事も出来ない。ただ泣いている女を、たとえ声であってもそのまま放置するのは確実に寝覚めが悪い。混乱の極みにあって、現実から逃げている最中であってもそれだけはちゃんと理解できた。

 

 だから艦娘となった存在は何もかも一時的に忘れた。

 

 自分が女である事を忘れ、普通の人であったことを忘れ、思考を限りなく鈍化させる。深く考えさえしなければ、身体に染みついた本能が答えてくれる。動き方や基本的な事は妖精が伝えてくれた、後は本能に従ってそれを制御するだけ。安全圏へと戻って、そして今度こそ全てが落ち着いて、冷静になった時に色々と驚いたり戸惑ったりすることがあるだろうが、そんな事を気にしない、気にできないままに思考は生き残る事とだけに研ぎ澄まされ、鈍化していた。

 

 艦娘は歩いて背後へと移動すると、浜辺に溜めてあるスクラップの内、妖精にまだ使用できると保証された龍田と天龍の近接戦用の得物を手に取る。それを眺めていた妖精がむむむ、と声を零す。

 

「ひゅーがさんのいんなーと、ぽいぽいさんのてぶくろもぼろぼろですね。そろそろすぺあがほしーかんじです」

 

「服を剥ぎ取るのは申し訳なくてあんまりとってこれないからな」

 

「こっちもずっとちゅーはでがんばってるからしかたがないです。ごうちんけんないぎりちょんよけなかんじです。じつはけっこうあぶないです」

 

「妖精さんが守ってくれてるんだろ? 何時も感謝してるぞー」

 

「うひひひひひー」

 

 妖精の腹を撫でる様に労うと、妖精は楽しそうな声を零しながら肩の上に倒れる。左手で左肩の上にいる妖精の相手をしつつ、開いている片手で艦娘がスクラップ山の中を調べる。そこには回収してきた艦装の他には使えそうなものも持ってきている。たとえば工廠妖精であれば鋼材やボーキサイトに出来そうな廃材等。ただ勿論、そういう物を生み出せる環境があるわけがなく、大半が文字通りスクラップとして鎮座しているだけになっている。

 

「お」

 

「これもつかえるです」

 

 艦娘がスクラップから一枚の布を引き抜くのと同時に、妖精も使える物を見つけたかのようにスクラップ山から小さな体を駆使し、全身を使って一つの物体を取り出す。妖精が両手を使って持ち上げるのは少々大きな弾丸の様なものだった。

 

「むさしさんがゆびにはさんでかっこつけてるものですが、じつはおくのてです」

 

「ほほう?」

 

「むさしさん、これをゆびにはさんで……とう! となぐることもできたのです」

 

「つまり今の俺らの最終手段だな」

 

「そうともいうかもしれません」

 

 ははは、と妖精と艦娘は笑いあうと、艦娘が引っ張った布を持ち上げてみる。長いその布は鉢巻きにしたり髪を縛ったりするのに有用そうに見える。故に艦娘は迷う事無くそれを頭に鉢巻の様に巻いてから、余った部分を使って髪の毛をサイドポニーでひとまとめする。これでもまだ髪の毛は長い。だがギリギリのところで砂浜に届かない程度に落ち着く。男の荒っぽい髪のまとめ方で、女からすれば到底満足の行くやり方ではないだろうが、艦娘からすれば十分すぎる成果であった。

 

「これで前が見える。もう何も怖くない」

 

「しぼうふらぐやめーや。ようせいさんにもふかのうはあるんです」

 

 それで二人は再び笑いあい、艦娘は妖精の持っている弾丸型の武器を回収し、それをインナーの下、胸の間に挟む様に隠し、妖精を頭の上に乗せる。妖精は慣れた様子で髪の毛の多い所へ移動すると、そこへ隠れるように潜りこむ。視線だけを上へと向けてそれを確認していた艦娘が確認し終えると、天龍の剣を帯に差し、そして右手で龍田の槍を握る。

 

 髪の中から頭だけを出し、妖精が艦娘に声を投げる。

 

「いくです? がんばるんです? ちゅーはだけでがんばっちゃうんです?」

 

「仕方がないよ。土佐さんが負けたくないって言ってるし、これだけ近かったらどっかでぶつからなきゃ逃げられないだろうし。だから土佐さんの望みをかなえる為に”土佐”さんもちぃとばっかし頑張るのさ」

 

「とささんと”とさ”さんががんばるなら、それはしかたがねーです。えりーとようせいはぶらっくちんじふのごとくがんばるのです。がんばるのでーす」

 

 そう言って妖精は髪の中へと姿を引っ込む。小さな相棒の声を聞き届けた艦娘―――”土佐”は軽くうなずいてから水平線の向こう側を睨む。電探が生きていた頃に少しだけ、観察する時間が”土佐”には存在した。故にそれから今までの経験を合わせて時間を計る。ここからどれぐらいの速度で移動すればいいのか、等。

 

「砲撃戦も雷撃も出来ない―――チャンスは何時も通り夜戦奇襲だけ」

 

 だから夜、奇襲できるように海を走り、潜り、そして襲い掛かる。それが終わって敵から奪えるものを奪ったら妖精の勘を信じて安全な方へと逃げ続ける。やる事はその繰り返し、少なくとも安全圏へと逃れるまではそうするつもりである。そうやって今まで生き延びてきたのだから。

 

 故に、

 

 ”土佐”は一歩目を踏み出し、海の上に乗る。土佐の体には金属靴を除いた艤装が存在しない。おそらく最低限のラインでさえ到達していない。が、それでも継ぎ接ぎ装備の艦娘は他の多くの艦娘が出来るように、海の上に乗る。まるでそれが人にとっての大地であるかのように、艦娘は己の大地の上に立った。人から艦娘へと成った者とは違う、純粋に生まれてきた天然の艦娘だからこそ許された特権。人が絶対持たなくてはならない外付けの艤装、それが内臓されている。

 

 故に踏み出すのと同時に静かに海の上を”土佐”は滑り始める。

 

「未成戦艦土佐―――抜錨する」

 

 完成することなく、そして活躍する事のなかった物の名を冠し、

 

 妖精と艦娘は海へ出た。




 なんだか平和な艦これを一時書こうと思ったけど多分気の迷い。やっぱりこういうノリの方が書けるなぁ、と思いもっかい艦これを書いてみる。多分予測の通り未成戦艦土佐さんです。完成したけど事件とかに使われて終わって沈められた土佐さん。これはつけるなぁ、と。

 ボディの元の持ち主でか弱い意識の方が土佐さん。

 今現在動かしているのが”土佐”さん。

 そして唯一にして絶対の大正義が妖精さん。

 とりあえず設定はまた一から考え直して書いたので、そのうち鎮守府に到着する様な事があればなんか説明はいったりとかも。ではまた筆が乗ったら。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。