白兎が怪人になるのは間違っているだろうか


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作:白米は正義
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震撼


迷宮都市・オラリオに激震が走る。

 

その理由(ワケ)は深層の迷宮の孤王(モンスターレックス)であるウダイオスの単独(ソロ)討伐達成と希少怪物素材(レア・ドロップアイテム)の発生である。

 

そして、もう一つオラリオを騒がせていることがある。

 

それは階層主(ウダイオス)単独討伐を達成したのが零細派閥の冒険者だということ

 

その冒険者が二大最強派閥【フレイヤ・ファミリア】首領・オッタルと同じLv.7であること

 

その冒険者は都市外からオラリオにやって来たばかりの十四歳の少年であること

 

これが今オラリオを騒がせているのだった。

 

その渦中の主は主神(ヘスティア)と共に【ヘファイストス・ファミリア】主神ヘファイストスの仕事場に訪れていた。

 

いや、正確には()()()()が原因でここに来ている。

 

「本当にごめんなさいね、ヘスティア。椿()が貴方達の所へ押し掛けていたなんて…」

 

ヘファイストス様の口から出た椿と言う名の女性は椿・コルブランドと言い【ヘファイストス・ファミリア】団長でありオラリオ最高の鍛冶師の称号である最上級鍛冶師(マスター・スミス)を冠するLv.5の鍛冶師。二つ名は【単眼の巨師(キュクロプス)】。

 

「まぁ、突然やってきた事には驚いたけどね…。椿くんらしいと言えば椿くんらしいじゃないか」

 

「そうなんだけどね…、椿貴女の口からも言う事があるでしょ」

 

そうヘファイストス様が言うと、極東でいうところの着物の作業着を着こんだ眼帯の女性が口を開く。

 

「いやぁ、すまなんだな。深層の、ましてや階層主(ウダイオス)希少怪物素材(レア・ドロップアイテム)と聞いてしまってはいても経ってもいられなくてな!!」

 

快活な笑みと共にそう言って来るのが椿・コルブランドその人である。

 

「いや、いつであろうと『未知』には誰もが興味を抱く。そこに人も、神も関係ない」

 

「確かにな、はーっはっはっはっはっはっはっはっ!!」

 

「はぁ…」

 

「あはは…」

 

眷族(こども)同士の会話を聞いて主神(おや)達は心内では納得はしながらも呆れるのだった。

 

そんな会話も終わり、次の話にへと変わる。

 

「それでだ、ベル・クラネルそのウダイオスの黒剣(ドロップアイテム)を手前に武器として鍛造(きたえ)させてはくれまいか」

 

「あぁ、構わない」

 

椿の言葉に対して即答で了承し、持ってきていたウダイオスの黒剣を手渡した。

 

「鍛えるにあたって武器の要望はなにかあるか?」

 

「長剣とは違う武器が良いな、手数が多いのとより頑丈なものが良い」

 

「手数で言うのであれば双剣だな、より頑丈なものとなると…最硬精製金属(オリハルコン)と統合させて不壊属性(デュランダル)を付与するか」

 

「あぁ、それで頼む」

 

「よし、任された!!それでは主神様、手前は制作に入る故これにて御免!!」

 

そう言って椿は部屋を飛び出し、己が工房にへと走って行くのだった。

 

「全く嵐の様だったね」

 

「はぁ…、あの子にも困ったものね…」

 

「鍛冶師としても魅力的な素材だったって事ですよ」

 

その後も世間話を続いたのだった。

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