金髪金目の少女と別れ、遠征を再開した僕は上層・中層・下層を早々に踏破し深層に降り立った。
「さて、始めるか」
そう言って僕はダンジョン攻略を開始する。
「グゥオオオオオオッ!!」
「邪魔」
「ギャアアアアア!!」
紅色の
「これで十五」
そうやって撃退したモンスターの魔石を喰らい【ステイタス】を成長させながら深層を進んで行き、三十七階層「
僕はある事を考えていた、それは
人間でもモンスターでもない未知の
僕が人の身である事を捨てる事になったあの時の様な出来事は避けるべきだ。
そう思いながら剣で指先を切り、血を一滴を落とした瞬間ダンジョンが哭いた。
そして、
「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!」
「僕が血を流した結果がこれか…。事前に知っておけて良かった、これで安心して戦える」
そんな
ウダイオスの剥き出しの長骨が黒く照る歪な左腕が鈍器となって薙ぎ払いに来るが、僕はそれを躱し左腕の上に着地すると同時に駆け登った。
肩の部分まで辿り着くと、肩と腕の接合部である核関節を破壊するとウダイオスの左腕は轟音と衝撃と共に崩れ落ちる。
「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!?」
左腕の破壊と共にウダイオスは悲鳴を上げ、僕を振り落とそうともがく。
それに対して僕は
「無駄なんだよ、
そう言いながら際限なく射出されていく
それに対してウダイオスは今度は
「まさか、
そう、僕にとって
「行くぞ」
スパルトイの大軍に突っ込もうとした瞬間、足元から
そして、この瞬間から魔法を解禁する事にした。
『幾ら喰らえどもこの
【グラト二ー・サーベラス】
魔法名を言い終わった瞬間、僕の身体は炎雷を身に纏い地面を蹴り砕き
立ち塞がろうとするスパルトイの大軍を剣の一振りで粉砕し、
そして、全ての障害を薙ぎ払う所まで来た瞬間、一本の長大な
その
ウダイオスはその剣のような
その光景に頭の中で警鐘が鳴り響く。
「逃げろ」「死ぬぞ」「動け」と頭の中でそう考えてしまうが、僕の選んだ選択は「逃げる事」ではなく「全身で受け止める事」だった。
「来い!!」
肩、肘、手首とウダイオスの核関節が煌々しく発光し禍々しい紫の光輝と共にウダイオスの右腕は霞んだ。
その瞬間、凄まじい爆風と衝撃波が襲い掛かって来るのに対して僕は全力で魔法で全身と剣に纏わせ防御態勢に入る。
それに巻き込まれたその場にいたスパルトイは一瞬の間も無く消滅する。
この一撃はウダイオスの本当の切り札と言えるものである事を身をもって実感した僕の身体は傷だらけとなっていたが、ミアハ様から貰った
「あの一撃に耐えた…、僕はまだまだ強くなれる!!」
そう言いながら剣を構え、殆ど剥がれた炎雷を纏い直し
走り出した僕を見てウダイオスは再び右腕を振り被るが、もう振り下ろされる事は無い。
何故なら、僕が肘の核関節を両断したからだ。
「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!?」
なにが起こったのか分からないと言った感じで悲鳴を上げるウダイオス。
しかし、僕の攻撃はまだ終わってはいない。
「これで終わりだ」
そう言ってウダイオスの首の骨を右横薙ぎに斬り払うと、首が落ちると同時に轟音と振動が発生しウダイオスは灰にへと変わるのだった。
そして、残されたのは
「とりあえずはまずまずかな」
僕はそう言いながら
「流石は階層主と言った所かな、他のモンスターの魔石とは力の上昇の仕方が段違いだ」
そう言いながら体の状態把握をした後、ウダイオスの黒剣を背負い更に下層にへと足を運ぶのだった。