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マクドナルド・ハッピーセット「ワンピースカードゲーム」中止は英断か愚策か #エキスパートトピ

西山守桜美林大学准教授/コンサルタント
写真:森田直樹/アフロ

日本マクドナルドは8月29日(金)から予定していたハッピーセット「ワンピースカードゲーム」の実施の見送りを8月20日に発表。代わりに過去のキャンペーンで配布されていたおもちゃ等を提供するという。

この要因となったのが、最近「ちいかわ」「ポケモン」とのコラボ企画で起きた、転売、食品大量廃棄などの問題だ。

本件でマクドナルドへの批判が集中した。マクドナルドは今回の見送りは「ハッピーセット関連施策見直しの一環として」行われると説明している。

ココがポイント

ハッピーセット8月29日(金)からのキャンペーンについてのお知らせ
出典:マクドナルド公式サイト

ハッピーセット「ワンピースカードゲーム」が中止に “ポケカ転売”騒動受け
出典:ITmedia NEWS 2025/8/20(水)

マクドナルド、施策見直しでハッピーセット「ワンピースカードゲーム」キャンペーン見送り 混乱受け対応強化
出典:食品産業新聞社ニュースWEB 2025/8/20(水)

エキスパートの補足・見解

実施有無の検討は少し前から進められていたとは思うが、実施9日前の発表ということを考えると、かなり準備は進んでいたと思われる。

実施の見送りは苦渋の選択ったとは思うが、これまで2度混乱が起きており、3度目の失敗は許容されづらい。今回も同じ事態が起きるとは限らないし、さらに対策を強化すれば問題を回避できる可能性はあると思うが、多少なりともリスクがあれば、慎重に似らざるを得ない状況にあることは理解できる。

「マクドナルドは本気で改善する気持ちがあるのか!」とさらに風当りが強まってしまうことが予想される。

もちろん転売や食品廃棄を行う人に問題があるのだが、個人特定するのも難しいし、特定できても罰することも難しい。取り締まりにも限界がある状況で、どうしても批判の矛先は販売元のマクドナルドに向かってしまう。

オペレーションの混乱もあり、スタッフの負担とストレスにもつながりかねない。

幸運にも、近年のマクドナルドは業績も好調で、メニューや店舗の魅力も向上しており、値上げをしても集客はこちておらず、原材料高をうまく乗り切っている。

いったんブレーキをかけて、腰を据えて改善策を講じることも、いまのマクドナルドにとって重要であると思う。

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ありがとうございます。
桜美林大学准教授/コンサルタント

大手広告会社に19年勤務。その後、マーケティングコンサルタントとして独立。2021年4月より桜美林大学ビジネスマネジメント学群准教授。「東洋経済オンラインアワード2023」ニューウェーブ賞受賞。テレビ出演、メディア取材多数。著書は『話題を生み出す「しくみ」のつくり方』(宣伝会議)、『炎上に負けないクチコミ活用マーケティング』(彩流社:共著)など。

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