自己肯定感が低いままだと、別れた彼に執着しやすくなることがあります。今日はそんなお話を。
自己肯定感と恋愛には密接な関係がある
ある女性がカウンセリングにやってきました。(※ご了承を得てのお話です)
「半年前に別れた彼のことがどうしても忘れられないんです。これって執着しているといことでしょうか?」
お話を聞いてみると、彼とは二年ほどのお付き合い。「嫌いになったわけではないけれど、君との将来がどうしても描けないんだ」というよく分からない理由でふられてしまったのです。
「好きだけど付き合えないとか」「ひとりになりたいんだ」とか、よく分からない理由での別れが増えているような気がします。はっきり別れを告げない男性が増えたのかな。
それでも執着するぐらいだから、よほどステキな恋愛だったのだろうと想像するのですが、そうでもないというんです。
「お付き合いしているときは言いたいことは言えずに我慢ばかりでした。もっと自分の気持ちが言えていたら、うまくいったのかもしれないと思うんですよね…」
自信がなかったからダメだったんだろうと、彼女は自分のことをとても責めていました。
友達に相談すると、「そんな彼のことなんて早く忘れて、さっさと婚活したほうがいいよ」と言われたので、別れて3か月ほどした頃から婚活を始めたのです。
何人かの男性にあってみたものの、そこから先が進みません。どの男性とあっても好きになれないのです。「なんか彼と比べてしまって…」「なんか彼以上の人が現れなくて…」。
皆さんは、彼女の言葉にちょっと注目してほしいんですね。
「なんか彼と比べてしまって」というのは、いまだに別れた彼を基準にして他の男性を見ているということなんです。
「なんか彼以上の人が現れなくて」というのは、彼女にとってはまだ彼がNO1の座にいるので、それ以上の人が現れてこないのです。
執着しているときには視野が狭くなっています。本人的には「婚活しているのにちっともいい人がいない」と感じているのですが、心がまだ彼のことを見ているので他の人が目に入ってこないのです。
さきほどの彼女はこういいました。
「やっぱり、彼がいいと思うんです。彼に迷惑をかけなければ、私が勝手に好きでいる分には構わないですよね。
どうしても諦めきれない時に、人はこんなふうにいうようになるんです。「私が勝手に好きでいる分にはかまわないですよね」。何人もの人からこのような言葉を聞いてきました。
彼を失わないことが最優先になると、自分が幸せであるかどうかはどうでもよくなるんです。ずっと思い続けてそこで時計の針を止めてしまうことも。
なので、彼女にこう聞きました。
「なぜそんなに彼がいいのですか?」
こんな答えが返ってきました。
「彼以外に私のことを好きになってくれる人はいないと思うんです」
彼女にとって初めてお付き合いした人で、始めて好きだと言ってくれた男性だったんですよね。執着してしまうのも無理もないなと思いました。
執着をする背景には、なんらかのネガティブな感情が存在しているので、「彼しか」「あれほど」「はじめて」「こんなに」という表現になることが多いのです。
執着していることに気がついたら、彼に映し出されているネガティブな感情がなんであるのか、それを見つめることが大切になります。
あなたの心のなかにもこのような感情がないでしょうか?
・私なんかを好きになってくれる人はいない
・最初は好きになってくれても、最後にはきっと嫌われる
・私は頑張らないと愛されない
・私が好きな人は私を好きにならない
・私はきっと選ばれない
・私には愛される資格がない
・私はいずれ捨てられてしまうだろう
・私にはひとりがふさわしい
これらすべては自己否定感です。私たちはこのネガティブな感情を感じたくないがために、心の穴を埋めてくれた人に執着をしてしまうのです。
ということは、彼を手放すと「誰にも愛されない私」だけが取り残されることになってしまう。そんな感情を感じたくないので彼を手放せずにいたのです。
自己肯定感を上げるために
自己肯定感が低いままだと、手に入れた関係に執着しやすくなります。「この人を逃すと私のことを好きになってくれる人はいない」と思ってしまうから。
彼女も自分を肯定する力がすごく弱くなっていました。失恋の傷を癒すことも大切ですが、自分を肯定する力を育てることも同じぐらいに大切だと思ったのです。
彼女にはある言葉をメモしてもらい、落ち込んだときには必ず読んでもらうようにしました。それは『自分なりに頑張ったことはなんだろう?』というシンプルな質問です。
自己肯定感が低い人の特徴として、自分を認めない心のクセがあるのです。どれだけまわりの人が認めてくれても、「いやいや、口先だけで言っているだけだわ」「気を使って言ってくれているんだろう」となかったことにしてしまうのです。
あの恋愛や失恋にも彼女なりに頑張ったことがあるのです。毎日の生活や仕事にも彼女なりによくやっているところがあるはずなのです。
自分なりに頑張ったこと、自分なりによくやっていると思うこと、自分なりにチャレンジしたこと、自分なりに勇気を出したことをどんどん見つけたほうがいいのです。
私はそれを“自信の種”と呼んでいるのですが、失恋の傷が癒えて彼女の自己肯定感が育った頃には、その先の彼女にふさわしい人と出会うことができるでしょう。
自己肯定感が上がると出会える人も変わってきますからね。私はそれを楽しみにしているのです。
<カウンセリングのご案内>
個別の面談・電話カウンセリングを行っております。
はじめての方もお気軽にご相談くださいませ。
■カウンセリングのご予約方法>>こちら
■ご予約状況>>こちら
■メッセージは>>こちらから
・電話番号 06-6190-5131
・営業時間 12:00~20:30
・定休日 月曜(月祝の場合は翌火曜)