和歌山 太地町 伝統のクジラ追い込み漁前にトラブル対応訓練
和歌山県太地町で来月(9月)から伝統のクジラの「追い込み漁」が始まるのを前に、トラブルに対応しようと、海上保安部の訓練が行われました。
この訓練は、毎年9月に始まる小型のクジラやイルカの「追い込み漁」にあわせて、捕鯨に反対する活動家と漁船の間でトラブルが起きた場合などに備えて、田辺海上保安部などが太地漁港で開き、およそ30人が参加しました。
はじめに、カヤックで抗議を行う人が海に落ちたことを想定した訓練が行われ、カヤックが転覆すると、海上保安官が海に落ちた人を素早く引き上げていました。
また、漁船などへの違法な妨害行為を想定した訓練では、石を投げつけた人が乗った船を2隻のゴムボートで追い詰め、海上保安官が乗り込んで取り押さえるまでの一連の対応を確認していました。
海上保安部や警察によりますと、和歌山県周辺での抗議活動は沈静化していて、5年前(令和2年)を最後に海上での違法行為は確認されていないということです。
田辺海上保安部の松井幸紀 部長は「国内外から活動家が来る可能性があり、もしも違法行為があった場合は、迅速に対応できるよう警戒したい」と話していました。