麻薬含む液体所持か 国士舘大元柔道部員を追送検・書類送検

国士舘大学の学生寮で柔道部の部員だった2人が大麻を所持した疑いで逮捕された事件で、警視庁は麻薬を含む液体を所持した疑いでこの2人を追送検し、新たに別の元部員2人も書類送検しました。

追送検されたのは、いずれも国士舘大学の男子柔道部に所属していた2年生の樫原宏幸容疑者(20)と1年生で19歳の元部員の2人です。

2人はことし6月中旬、東京・町田市のキャンパスの敷地内にある学生寮で微量の乾燥大麻を所持したなどとして今月逮捕されていて、新たに麻薬を含む微量の液体を容器に入れて所持したとして、麻薬取締法違反の疑いで20日、追送検されました。

また2人とは別の20歳と19歳の元部員2人も同じ容疑で書類送検されました。

警視庁は4人の認否を明らかにしていません。

警視庁はことし6月、男子柔道部の学生寮を捜索し、一部の部員の部屋から大麻とみられる植物片などを押収していて、使用の実態や入手ルートなどを詳しく調べています。

国士舘大学は男子柔道部を無期限の活動停止としたうえで部長と監督を解任したということで、一連の事件についてホームページ上で「心よりおわび申し上げます。捜査に全面的に協力するとともに、再発防止策の実行をもって信頼回復に努めます」などとコメントしています。

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