冒険者登録を済ませた翌日、眼を覚ました僕は神様の朝食(昨日のじゃが丸くん)を用意してから装備を整えて
「行ってきます、神様」
そう言ってからダンジョンを目指して歩き出すのだった。
ダンジョンに向かっている途中、ある視線が僕に向けられている事に気づいた。
その視線というのが、値踏みをするようなそんな感じだ。
ただ、何かを仕掛けてくる様子はなくひとまずはこちらも様子見を決め込むことにした。
その後は何事もなくダンジョンに辿り着いた僕は冒険者として足を踏み入れると、地上とは別の場所だと否応でも解らされる。
張り詰めた空気がベッタリと張り付いているような感覚がある。
そんな感覚を感じながらもダンジョンの奥にへと足を進めていくと、目の前でゴブリンが三匹生み出された。
ダンジョンからモンスターが現れるところを始めて見た僕はどういう構造になっているのかを疑問に思ったが、それは気にしないことにした。
僕は剣を抜くこと無く蹴りで先手必勝とばかりにゴブリン三匹を屠り、魔石を回収すると咀嚼する。
「不味い」
その一言だけを漏らして更に下の階層を目指して足を運んで行く。
それから二・三・四・五・六・七・八・九・十・十一・十二階層を踏破していき、中層である十三階層に辿り着いた。
「これじゃあ足りないな」
そう言いながら上層で集めた魔石や
それも数十体の群れ単位でだ。
だけど、それでも僕の相手にはならず全て魔石や
そこからはさっきと一緒で各階層を踏破していき、
「さて、階層主の魔石ってどんな味がするんだろうな」
そう言いながら進む僕はゴライアスが出没する場所・嘆きの大壁に辿り着くと、そこには黒髪黒褐色の巨人が立っていた。
それを確認した僕はここで初めて剣を抜き、背嚢を手放した瞬間一気に駆け出した。
ドサッと背嚢が地面に落ちた音に反応してゴライアスが視線を向けようとした瞬間、両足首が切断される。
『ッ!?』
突然のことにゴライアスは叫び声を上げようとするもそれは出来なかった。
何故なら、既に首が両断されているからだ。
その瞬間、ゴライアスは灰へと変わり果てると共に魔石と
こうして、僕の初めての階層主討伐は圧勝で幕を閉じ、それと共にゴライアスの巨大な魔石を運ぶために初めてのダンジョン攻略も幕を閉じることになった。
地上に戻ってギルドに向かうと、大騒ぎになるもなんとかゴライアスの魔石の換金を済ませることが出来た。
ダンジョンに戻ってきた僕は上層をさっさと踏破し、中層も十七階層まで降りてきた。
嘆きの大壁に戻ってくると、ミノタウロスが十数体の群れとして誕生して来る。
そして、僕を見つけるや否や襲い掛かって来る。
それに対して僕は剣を抜き放ち構えようとした時ある可能性を見出した。
それは魔石の摂取による
魔石が可能であるならば血肉でも可能であろうと判断した僕は剣を抜かずに一番近くまで来ていたミノタウロスの喉に噛み付き、喰い千切ると共に呑み込んだ。
すると、僕は身体の奥底から力が溢れて来る感覚を味わった。
これで確証を得られた、
予想以上の成果に満足出来た僕は強化された肉体のみでミノタウロスを殲滅し、魔石と
地上に戻り、換金と買い物を済ませて
僕はヘスティア様を起こさないように夕食の準備にへと取り掛かる。
まず最初に
「ヘスティア様、起きて下さい。夕食の用意が出来ましたよ」
「うぅん、分かったよべるくぅん…」
眼をしょぼしょぼさせながら席に着くヘスティア様に眠気覚ましに冷水をコップに注いで手渡すとヘスティア様は意識を覚醒させる。
「ありがとう、ベル君」
「いえいえ、さっそく食べましょうヘスティア様」
「うん!!」
『いただきます』
そうして、僕とヘスティア様は夕食を楽しむのだった。
夕食を食べ終えて片づけを済ませると、本日の【ステイタス】更新を行う。
「ベル君、たった一回で【ステイタス】が劇的に変化するんだったらこの下界は第一級冒険者だらけだよ~」
「それでも、僕は一刻も早く強くなりたいんです」
ヘスティア様とそう話しながら【ステイタス】を更新していくと、大声が響き渡る。
「なんだいこれは~~~~~~っ!!?」
「どうかしたんですか、ヘスティア様?」
「ちょっと待っていてくれベル君、今書き写すから!!」
ヘスティア様はそう言って手早く羊皮紙に【ステイタス】書き写し見せて来る。
ベル・クラネル
Lv.7
力SSS1890→2134 耐久SSS1460→1718 器用SSS1781→2099 敏捷SSS2140→2590 魔力I0
幸運EX 怪人EX
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・超早熟する
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【グラト二―・サーベラス】
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・炎属性・雷属性
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・詠唱式『幾ら喰らえどもこの
【アウレー・エウアンゲリオン】
・回復魔法
・詠唱式『奏でられるは堅琴の音色』『その音色は優しき魂の平穏へと導く静寂の園へと通ずる』『静寂の園で響き渡るは聖鐘楼の福音』『
「これは・・・」
僕は驚きを隠せなかった、たかが一度モンスターを喰らっただけでこれほどの魔法二つを得るほどの
すると、ヘスティア様が驚く僕に対してこう言ってくる。
「ベル君、今日ダンジョンでなにがあったのか教えてくれるかい?」
「はい、解りました。」
そうして、僕はヘスティア様に今日ダンジョンの出来事を全て話した。
「モンスターを食べるなんて身体の方に異常はないのかい?」
「はい、それどころか身体の奥底から力が溢れ出てくるんですよ」
ヘスティア様の言葉に僕はすこぶる調子が良い事を伝えるのだった。
「それなら良いんだけど無茶だけはしないでおくれよ、君に何かあったらボクはまたひとりぼっちになってしまう···」
「大丈夫ですよ、ヘスティア様。僕は絶対にヘスティア様を一人にはしませんよ」
「ベル君···」
僕の言葉に感動したのかヘスティア様は笑みを溢していた。
「それじゃあ僕はダンジョンに行ってきますね」
「うん、行ってらっしゃい!!」
そうして、僕はヘスティア様に見送られてダンジョンにへと向かうのだった。
ダンジョンに着くと、僕は上層ー中層を早々に踏破し下層
「ここが
そう呟きながらも僕は足を進めていくと、水中からモンスターが飛び出してくる。
アクア・サーペントが三匹、ブルークラブ四体が一斉に襲いかかってくるのに対して僕は剣で一太刀で切り捨て、魔石と