クレーンゲームで手に入れたおもちゃの拳銃…実は本物と同じ発射機能が 手にした男性に話を聞きました
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こちらのおもちゃの拳銃。 本物の拳銃のように金属製の弾丸を発射する機能があり全国の警察が回収していますが思うように進んでいません。 【動画】おもちゃの拳銃を手にした人は…「やっぱり危ないものだったんだ」 このおもちゃの拳銃の回収に協力した男性に話を聞くことができました。 「あけるまでは普通のおもちゃ。ちょっと飛ぶかなくらいの。今回の問題になるようなものとは思わなかった」 こう話すのは県内に住む50代の男性です。 男性は去年11月ごろ、山口市内のゲームセンターのクレーンゲームでおもちゃの拳銃を手に入れました。 「子どもが見てお父さんとってと」 子どもが遊ぶ前に安全かどうか確認するため実際に撃ってみたといいます。 「実際あけたら完全にリアル。。普通に弾飛ぶやん・・・って。危害とか与えたらいけないと思って取り上げた」 危険だと感じた男性は倉庫に保管し、子どもには使用させませんでした。 「30センチ50センチくらいしか飛ばないけど手を加えたら結構飛びそうな雰囲気」 そしてことし7月ごろ。 「『拳銃に似たおもちゃ回収してます』とテレビに出ていた。やっぱり危ないものだったんだ。間違ってなかったなと思った」 男性はすぐに警察署に持っていき回収に協力しました。 いま問題になっているおもちゃの拳銃は中国製で「リアルギミックミニリボルバー」といい、回転する部分にプラスチック製の弾を入れ発射するものです。 警察によると、このおもちゃ自体は弾の飛距離や威力は弱いものの本物の拳銃と同じ構造でできていて改造することなく金属製の弾を発射できる機能があるということです。 「(本物とは)材質が違うかなくらいで出来は本物に近いものはあるなと。ぱっと見で分かる人だと改造して悪い方向に流れそうで店先に置いてあるのは怖い。一日もはやく持ってる方は出してほしい」 全国に流通しているおもちゃ拳銃。 県内には先月(7月)末までにおよそ850丁が納品されたことが分かっていてこれまで回収されたのはゲームセンターや所有者からの369丁にとどまっているということです。 県内に出回っているおもちゃの拳銃の多くがまだ一般の家庭にあるとみられています。 回収期間は12月31日まででそれ以降に所持や販売などをすると銃刀法違反にあたる可能性があるということです。 警察では心当たりがある場合、すぐに近くの警察署に届け出るよう呼びかけています。
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