本日、6月19日は、私にとって、いや、当家にとって、特別な日です。
それは、1944(昭和19)年6月19日、即ち、78年前の本日、マリアナ沖海戦にて空母「翔鶴」が沈没した日。
この海戦に於いて、帝国海軍は空母3隻と搭載機、そして搭乗員の大部分を失い、その後の戦況に暗い陰を落とす事となりました。
78年前の丁度本日、我が父が乗り組んでいた「翔鶴」は、敵潜水艦からの魚雷攻撃を受け沈没、海に投げ出された父は救助されました。
海上に漂いながら救助されるのを待つ父の目の前で、逃げ遅れた多くの戦友らを載せた翔鶴は、真っ二つに裂けて炎を上げながら、午後2時10分、沈没。
乗組員約1600名の内、1272名が翔鶴と運命を共にしました。
その最期を目の当たりにしながら、何も為すすべが無かった口惜しさを、よく父親から聴かされたものでした。
それが父の口癖でした。
そんな父も、今は、靖国にいます。
父が愛してやまなかった翔鶴の命日であり、そして、父の最愛の者の誕生日でもある日が、今日という日。
感謝の想いをこめて、ささやかではありますが、母の誕生日のプレゼントを贈りお祝いをいたします。
縁の廻り合わせの奇跡を感じつつ、そして、大東亜戦争の御英霊の御霊に敬意の祈りを捧げつつ、今日6月19日を過ごさせて頂きたいと思っています。
そして、お母さん、産んでくれてありがとう。
お父さん、戦争を生き残ってくれて、ありがとう。
- 建武中興と楠木正成の真実Amazon(アマゾン)私の処女作。戦後歴史観によって封印された真実の南北朝史を掘り起こしました。ぜひお手にとってお読みください。
AD