とあるロキ・ファミリアのモブ団員


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作:灰馬
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第二話 剣鬼襲来


ドラゴン○ールは小さい頃からのバイブルでした。
幼少期は重りをつけては修行してましたね。(かめはめ波は出ませんでした)
最近は小さい頃より早寝早起きで朝起きるのは朝の5時30に起きて夜は10時くらいに寝てます。
ー追記ー
何か人気投票をしたくなったのでしますぅ!皆さん投票お願いします!
ー追記2ー
一応小説に関係あるから大丈夫?かな問題あるならアンケート消すのでご了承のほどお願いします。


 

 

遥か上空でオラリオを一望する、強い風に澄んだ空気に’’熱い背中’’魔法によって増幅した能力値(ステイタス)はスキルまで

強化しているだろう。

 

「(魔法持続時間も案外長い...10分間と見た!)」

 

魔法の効果に燃費の良さも迷宮(ダンジョン)に行く者達からしたら涎を垂らして欲しい魔法だ。

そして俺はある一つの仮説を打ち立てた、対階層主(レックス・スレイヤー)!!大きく広がるフロアボス孤高の王(モンスター・レックス)

空間も状態も俺の魔法とは相性抜群と言う事を。

 

「ふぅ....どうでした?」

 

ゆっくり下降しながら訓練場の真ん中に着地する。

 

「カッコよかったっす!!」

「あぁ...疾走魔法、ある程度予想していたが破格だ」

 

魔法によって出来る事が増えた、それは目に見える成果だ。

リヴェリアさんは思考していたのを打ち切り口を開く。

 

「グレイ。少しこの後良いだろうか?」

「はい?」

 

リヴェリアに連れられ最高幹部に呼び出されるグレイ、幹部室に入るとリヴェリアさんとフィン団長両者に挨拶をして呼び出し理由を聞く。我らが団長が開口一番に告げられたのは...

 

「君のパーティにアイズを入れて欲しいんだ」

 

それは意外とも納得とも取れる内容だった。目的は分かったなら次は理由。

 

「中層攻略を見据えてって事ですか?」

「ああ、それもある。だがアイズも私達以外とパーティを組んだ方が良いだろう」

「中層域での長期的な幹部不在は不味いしね」

 

どうやら白羽の矢が立ったらしい。俺達のパーティは今、中層に向けて準備している。

俺とアリシアはランクアップと云うかアリシアの方は既に昇華を終えて器の調整に入っている。

レベル.2が二枚、アイズも入ればレベル.2が三枚になる、ただ....。

 

「それを聞いたアイズの反応はどうですか?」

「あまり良い反応じゃないね」

 

でしょうね... 今まさに抜き身の剣モードの剣鬼を俺はコントロール出来るだろうか?いや中層攻略を見据えるならアイズの戦力を手放すのは痛い。だが協調性皆無に暴走性はパーティを殺す。うーんヨシ!

 

「先ずは俺がアイズと話してみます、それからパーティの件を答えます」

「そうか、うんその方が良いだろうね」

フィン団長が頷き「ああアイズの方にも私から伝えておく」とリヴェリアさんは嬉しそうに微笑んだ。

.....上手く行くと良いのだが。

 

と啖呵を切ったのは良いが早朝約束の時間に行くと木刀を持った幼女に襲われた。

まあアイズである。顔には不満満載の表情...リヴェリアさん何言ったんだ...。

 

「フッ!」

「っ!?」

 

と、ある程度予想していたので。こちらも木刀を持ち急遽始まった模擬戦は俺が押され.....る訳も無く全ての攻撃を防ぎ斬る。

 

(何でッ!?どうして攻撃が通らないのっ!?)とアイズは困惑しながら一直線に猛撃を続ける。

 

単純な事だった。一年同じ人達に師事していたのだ同時期に恩恵を刻み力の差が極端に開く筈も無く。アイズはまだ精神的に幼い、片や俺は前世を合わせれば優にアイズの年齢を超えている。対人戦闘の差に剣の単調さ真面目さ。実力が近いから起きる’’技の読み合い’’に置いて俺は数歩先を歩いてる。

 

「っ!」

 

「(隙っ!!)」

 

型は動き出しから分かるし...ほら隙を軽く見せると直ぐに釣られる。流石にもう良いだろう、アイズに俺の実力は示せたし俺は幼女を嬲る趣味なんて無いし。俺の精神衛生に悪い。

 

「ふっ!」と間合いをミスったアイズの木刀を剣で絡め取り上へ飛ばす。「あっ!?」アイズは持ち武器を無くして勝負は着いた。

 

アイズに何故か近づくと目をギュッと瞑り震えている、ふむ少しお灸を据えるか「痛いっ!?」とアイズ

は予想外の痛みにデコを抑える。綺麗なオデコ目掛けてデコピンを放った。

 

「何で怒られてるか分かるな?」

「うっいきなり襲ってごめんなさい」

 

シュンとした顔で謝れられつい笑みが溢れてしまう。

こう言う時は先ず理由を聞かないとな。

 

「どうして襲って来たんだアイズ?」

だってとアイズは愚図る様に「リヴェリアがこれからお前はグレイのパーティに入ってもらうって...もう一緒にダンジョン...潜ってくれないって」遂に下を向いたアイズ。

 

リヴェリアさんン!?かなり言葉足らずでは??ねぇせっかくアイズ君はさ仲良くなれたリヴェリアさんとダンジョンに行けると楽しみにしてたのに酷いのでは?ついアイズの頭を撫でてしまう。

 

「...グレイ?」気持ちよさそうに頭を預けるアイズにリヴェリアさん特有の言葉足らずを翻訳する。

「リヴェリアさんはアイズにファミリアで孤立して欲しく無いんだよ。決してアイズの事が嫌いになって一緒に行かないんじゃないから大丈夫」

目に光が戻りアイズは安堵する「そっか...リヴェリアは口下手だから大変」と口を尖らせる。

本当全くどう説明したらそうなるやら。アイズと共に芝生に腰を落ち着かせる。

 

アイズが最初に口を開く「グレイはどうしてそんなに強いの?」聞かれるとは思っていたアイズを納得させる言葉は無く己の持論と云うかアニメの受け売りなのだが。

 

「バランスだな」

「バランス?」

「アイズ。もし片足で戦うのと、両足で戦うのどっちが強いと思う?」

幼いアイズでも理解し目を見開き納得する。

「うん、両足の方が強い」

「そうだ片足、両足に関わらず何事もバランスがちゃんとしてる奴が強い」

 

それは己のバイブルであり教科書、前世を取り戻してからは良く思い出しては心に刻んでいる、教え。

 

「よく動き、よく学び 、よく遊び 、よく食べて 、よく休む。俺はそうしてる」

 

武道だけでは無く冒険者にも通ずると思ってる、人生を面白おかしく張り切って過ごす。

アイズもフィン達から教えられてきたモノの集大成を感じ己より先にいるグレイに目を輝かせる、故にアイズの心は既に...。

「あのグレ...リーダー!お願い..します!!リーダーのパーティに私を入れてください!」

 

これなら大丈夫かな...俺は彼女の手を握って頷く。

 

「ああ、これから宜しくアイズ。一応パーティのリーダーをやらせてもらってるグレイ・ヴァジルファリだ」

 

アイズは其こそ満面の花を咲かせて「うんっ!!」と元気に返事する。そんな出会いを経て新たにグレイのパーティにもう一人、加わった。

 

 

 

 

霧が立ち込める迷宮(ダンジョン)上層最下層12階層に5()()()のパーティは休憩を取っていた。

黒髪の少年ラウルが横にいる猫人(キャットピープル)のアナキティに小声で話す。

「アイズさんがパーティに加わるって聞いて心配したっすけど落ち着いてるっすね」

「ええ少し先行気味だけど...前に見た様な鬼気迫った感じが薄くなってる」

と目線を話題のアイズに向ける今はグレイが居る所で反省点を告げられている。

 

「ダメだった所は分かるか?」

「うん...先走り過ぎたかも」

「ああ、後ろにラウルが居たなら連携を取ってモンスターを倒した方がパーティにとって効率が上がる。

 アイズ、パーティの利点は?」

(おぎな)う、補完し合う事!!」

「宜しい、次に活かせるな」

「うんっ!リーダー!」

 

誰だお前は状態であるアイズを知る者なら二度見と言うわず三度見する状況に戸惑うが。

グレイから先に出来るだけ合わせてやってくれとお願いされているので動きに問題無い...のだがグレイをリーダー呼び...何をしたのか気になるが。

 

何故かアリシアも対抗意識を出してグレイの方に行き「グっグレイ私はどうでしたか!!」

「ああ、アリシアはレベル.2になった事で魔法に磨きが掛かったね。次はもっと大胆に動いてくれるか?」

「ええ!!任せてください期待に応えます!」とアリシアの方は直ぐにランクアップし保留中の二人より先にレベル.2になってランクアップしていた。

発現した発展アビリティは『魔導』魔道士なら持っておきたいランキング上位のレアアビリティだ、その威力を遺憾無くパーティの安定性を向上させた。

アイズも精神的危うさも鳴りを潜めパーティに貢献してくれている。何よりあの付与魔法は間合いが広い。

四人だった頃より遥かに効率良く階層を降りて最新到達階層まで直ぐに来れた。

 

そしてアイズを御しロキから最速記録ランクアップを告げられたグレイはパーティの全員に確認を取り魔法を発動させる。

【疾走魔法】を聞いた時アナキティはリヴェリアと同じ思考に辿り着いた、’’正しくチート’’今も遥か上から索敵しパーティに知らせる、これによって効率的に短時間でモンスターの居る場所に行ける!確かに獣人のアナキティなら

耳で聞こえるがモンスターの数に種類、距離、周囲の冒険者を避けて狩を行うグレイは正に超中衛職。

グレイはそれだけで止まらないアイズ達、前衛が捌ききれないモンスターを最速で斬る。

現にアリシアにモンスターを一匹もやっていないのである。その速さは風を纏ったアイズより早く力強い!

攻撃範囲と云うならアイズに軍配が上がるが行動範囲と言うならグレイだろうとレベル.1を超えた速さで動く超克者達に目を回す。

云うなら相性が良いのだろうこの二人は。

そんな感じでグレイ率いるパーティは前回とは比べるまでも無く強くなっていた。

故に次に向かうは中層、最初の死地(ファースト・ライン)

 

 

 

《アイズとの一幕》

 

アイズがジャガ丸くんをいつでも食いたいと言っていたのでジャガ丸くんを作りワサビを混ぜて見た。

「どう?」

「!....大人な味、でも何かジャンクな味付けになってるッ!進む」

「よかった」

「リーダーは料理も出来る凄い!!」

「(凄い頬張って食べてる...)」

 

 

またしてもリヴェリアさんにお風呂前に捕まり。

「済まないグレイ、何故かアイズの頭を洗うと震えて泣き出してしまう様になってしまってな。まだアイズは8歳だ男風呂でも構わないだろう頼めるか?」

 

後ろに居るアイズが助けを求める目で俺を見る、うん多分だけど泳ぎのトラウマが酷すぎてリヴェリアさんに洗って水を掛けられるだけで思い出してしまうのだろう、しょうがない。

「分かりました任せて下さい、ほらおいでアイズ」と呼び掛けると早足に俺にしがみ付く。

「何だグレイとそんなに入りたかったのか?」おおよそ見当違いな事を言っているリヴェリアさんを置いて震えるアイズをお風呂に連れて行った。

 

先に髪の汚れをブラシで落として。

急に苦手なモノなのど克服出来ないので頭を洗うのが苦手な子供の救世主、シャンプーハットさんの出番である。

 

「それじゃお湯を掛けるぞー♪」

「うっ......?」

 

顔に水が掛からないので不思議にしている内に濡れた髪にシャンプーを掛け泡を立てていく。

毛先の方で泡を立て頭頂部に持っていく、爪は立てずに優しく全体を洗っていく。

そして最後にまたお湯を掛けてシャンプー終わり。

 

俺もさっさと髪と体を洗って先に浸かっているアイズと一緒にお風呂に入る。

でいつまでもシャンプーハットを使う訳にも行かないので水に慣れさせないとな。

 

「アイズ、勝負しないか?」

「勝...負?何の?」

「湯船の中で息止めチャレンジだ」

「!?むっ無理、水怖い」

「そうか...アイズが勝ったらジャガ丸くん抹茶クリーム味を作ろうかと思ってたんだけどなぁ」

「!!!やる!!!私が勝つッ!!」

まるでモンスターを相手にするかの如く危機迫った表情にビビる。

「よーし、スタート!」

「むん!」

 

湯船に潜り顔に水が付くがアイズの脳内にはジャガ丸くんの文字しか無い様だ。

よしよし、目を開ける様に促す。

 

「ぶくぶく(水の中で目が開けれた!!)」

「ぶくぶくぶく(アイズなら直ぐに泳げる様になるよ)」

アイズはもう己は生涯泳げないと自身で感じていたが、リーダーによって悉く打ち砕くかれている。

そして視線は自ずと前にいるグレイの股に(足が3本...?)ぷらぷらしているアレが足では無い事はアイズとて知っている。

だが己の記憶ではアレはもう少し可愛いらしいモノだった筈だ。グレイが先に顔を湯船から出す。

 

「ぷっはぁ!負けたよアイズ約束通りジャガ丸くん抹茶クリーム味を作ろうな」

「....ねぇリーダー何で足が3本もあるの?」流石は8歳児疑問は質問する。

「.... ジャガ丸くん抹茶クリーム味は欲しく無いか?」

「欲しい!!」

「ならデリケートな話題はあまり人にしない事。アイズだって身長のこと言われたく無いだろ?」

「うん分かったリーダー!」

 

カッポーン!

 

『ッ!?!?!?!』『あッアリシア落ち着いてぇっ!?』

何故か女子風呂の方が騒がしくなったが具体的には妖精と黒猫の声が響いて...。

湯船でアイズを膝に乗せて二人で鼻歌を奏でる。もう一つアイズは気になった事を聞く。

 

「頭を洗うのリヴェリアより上手だった...慣れてる?」

「あぁ、妹が居たんだ」

聞いては駄目なような気がする、しかしアイズには聞かずにはいられなかった。

「.....もう居ないの?」

「...殺された」

それは己を重ねてしまう。でもこの人はアイズと違いを感じる。

「モンスターに?」

「いや人間だよ...山賊に...俺以外は全員殺された」

違った己の仇はあの黒竜でありモンスターだ。ロキから聞いた闇派閥の様な人は下界に沢山いると。

「復讐した...の」

「あぁ殺した」

膝の上に座るアイズが一瞬震えた。

「どう...だったの?」

アイズにとっては未来の自分を見るかの様に成し遂げた復讐者に顔を向ける。

「ただ俺の意思で復讐するって決めた。家族が望んだとは一欠片も思わない...多分、復讐は誰かの為にするんじゃ無いんだと思う」

「.....私は...」

「大丈夫、でも独りで行くな...独りは寂しいもんなぁ」

アイズを優しく抱き留めながら、ただ寂しいと...あぁ良く分かる...置いて行かれた人の嘆きに胸が引き裂かれそうな程に共鳴してしまう。

アイズの頭に雫が落ちる。お風呂の水滴かも知れない、でもアイズにはグレイが泣いている様に見えた。

「うん....おにいちゃん」

肩を寄せ合い震える手を包み込む。お互いの熱を冷ます様に...距離をなくす様に。

それは依存なのかも知れない、それは共感なのかも知れない、それは慰めでしか無いのかも知れない。

アイズに兄は居ない...グレイにはもう妹は居ない。

ただ多分、年齢が近く境遇が似ている二人は....今日この日、理解者(きょうだい)になった。

 

 

 

 




あれ?なんかアイズがヒロインムーブし過ぎた様な...いや大丈夫!兄弟と書いて理解者だから!!セーフ!!
悪いのはワシのこの手が勝手に!!アリシアさんは下腹部に定規を当てて赤面したそうな、しなかったそうな。
作者はやっとプロット制作に慣れました。今話少し下品過ぎたかなぁ...。
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  • ギルド長
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