センセーショナルな題名です。
君の名は。で大人気の新海誠ですが、Keyもplanetarianで頑張っています。
興行成績や知名度では圧倒的に君の名は。のほうが上ですが、YAHOOの映画の評価だと
第一位 planetarian 4.53
第二位 君の名は。 4.48
と僅差ながらplanetarianのほうが上位です。
いやいや、土俵が違う? とんでもない。同じ土俵です。
新海 誠はminoriで絵をかいていた人。つまり、efのオープニングアニメを書いた人。
一方、Keyの麻枝准はCLANNADを作りました。
efのクライマックスの一つにCLANNADのだんご大家族のテレフォンカードが描かれていますが、それだけ意識してるのです。
泣きアニメの1、2を争うCLANNADとef。
これが、再び、君の名は。 と planetarianでぶつかり合いました。正確には planetarianは麻枝 准ではないので単純な比較はできないのですが。
ともにギャルゲーの手法を思う存分使っています。主観表現はぴか一です。このギャルゲーの手法たる主観表現で若い特に女の子たちは新鮮に感じます。
一方、泣きゲーの手法はplanetarianのほうが上。最初はあまり相容れない二人が仲良くなって最高の時を迎え、どん底に落とすのはKeyのお家芸。
絵のきれいさは君の名はのほうが上。planetarianの絵のきれいさも相当ですが、相手が新海 誠ですので仕方ないです。東京賛歌というか普段そんなにきれいでない新宿の風景をあそこまで昇華させるのはさすがです。これでは地方の女の子たちが憧れるのも無理はないでしょう。
音楽はがっぷり四つ。planetarianは国歌コンビで来ている一方、君の名は。はRADWIMPの曲の入れ方が絶妙。Keyを見たことのない人はKeyが音楽で太刀打ちできるとは思ってないでしょうし、かぎっ子はまさか音楽でKeyに太刀打ちできる映画があるとは思っていなかったでしょう。
シナリオも甲乙つけがたいですね。
一方、映画の出来というか映像技術はplanetarianが致命的な失敗をして、君の名は。に軍配があがります。
planetarianは最後映像が乱れてにじんでしまうんですね。そのためエンドロールが良く見えないのです。これはいけません。
ということで君の名は。に2対1で軍配が上がりました。
もし、君の名は。を見られてplanetarianを見られていない方、ぜひplanetarianを見てやってください。総合力では君の名は。に勝てないかもしれませんが、珠玉の名作の意味が分かるのではないかと思います。
ロボットの花束 ←配信版はこちらで視聴可能です。
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