【スナッチャーズ･フィーバー】
ベス、ジェフ、テリー、ダンの四人に
大学のPR映像を撮るよう学校が依頼
さっそく映像製作を始めた四人は
卒業生のインタビューの撮影のため
田舎町へと向かう。。。なんてお話を
毎度お馴染みPOV映像で描くって本作
で、俺のナニはビール缶サイズとか
お前のは細くて長い鞭みたいだとか
バカ丸出しの下品な話で盛り上がり
目的の田舎町へと到着するが。。。
そこには直立不動で微動だにしない
薄気味の悪い人や怪しい双子らが
普通の人々とに混在する不気味な町
インタビューに訪れた小学校では
臓物のような生肉を弁当箱に詰めた
無表情で言葉を発しない少年がいて
（髪の毛がついてるんだけど。。。）
（ヤバそうな双子。。。）
次に訪れた歯科医院では患者の少女が
｢助けて、アレはもうパパじゃないの｣
そう涙ながらに悲痛に訴え。。。
しかし、家族を知ってる歯科医師は
あれは少女の父親で間違いなと話し
で、父親に連れられ少女が去った後
さすがに嫌な予感がするテリーは
撮影をやめて帰った方がと言い出す
と、そこでベスは幼馴染みアンを発見
この町に住んでいるという彼女は
大量の水や食料を買い込んでいて
久しぶりに会ったベスにいきなり
｢ねぇ、小学校のフランス語の教室の
あの面白い壁紙のことを覚えてる？｣
とか意味不明なことを質問。。。
忘れたと笑いながら答えるベスに
モンスターの侵攻が近いと言い残し
その場をそそくさと去ってゆくアン
ふとテリーが道の方に目を向けると
ゆっくり走る車の後部座席の窓から
じっと見つめる豚のマスクを被る少年
着ている服は生肉弁当の少年と同じ
（猛烈に嫌な予感がするな。。。）
その後、ガソリンスタンドに寄り
アイスを買おうとしたベスはそこで
執拗に怪しい気配のする店の奥へと
誘う不気味な笑顔の女性店員と遭遇
更にテリーが直立不動の少女を見かけ
声をかけると。。。いきなり急接近！
（お嬢さん！そこで何して。。。）
（私を呼んだ！）
いったいこの田舎町で何が起きて
何が始まろうとしているのか。。。
怖がる二人をジェフがなだめつつ
ひとまず宿泊するモーテルへ移動
テレビをつけるとそこに映ったのは
無人のニューススタジオの映像。。。
ともかく今夜は休もうと飲んで騒ぎ
就寝した四人。。。が、深夜になり
四人の部屋に老婆が逃げ込んでくる
老婆は旦那が別のモノになったとか
アレは最近の記憶は多少あるものの
古い記憶は無いから判別がつくとか
既に侵略が始まっているだとか語り
四人はここまでの状況と合わせ不安に
と、そこへ老婆の家族がやってくると
なんでも彼女は昔から虚言癖があり
病院へ通院してたんだとかで。。。
結局、老婆は家族に伴われて退散し
四人は眠ることにして今度こそ就寝する
翌朝、目覚めた四人は愕然とする！
テレビは何も映らず携帯も繋がらず
外には人影どころか人に気配すらもなく
四人のモーテルの部屋のドアには
目印のような黒い線が三本。。。
｢ここに四人いるって印なのかも｣
と、その言葉にベスはハッとする
そして彼女は車にジェフを呼ぶと
町に来てからダンの記憶が曖昧で
どうも様子がおかしいと話し。。。
とにかく、今日会う予定の卒業生が
勤める銀行へ向かうことにした四人
銀行には外とは違って人の姿も多く
その銀行の待合室で待っている間に
何かを感じ奥へと向かうベスとジェフ
そこで二人は前に見た怪しい双子と
何かを話している。。。ダンの姿！
一方、待合室の女性に異変が起きる
急に悶え苦しみだしたかと思ったら
肉の塊のようなモノをゲロゲロ吐き
その恐ろしい状況を見て驚くテリーを
銀行内にいた客全員が睨みつける！
そこへベスとジェフが戻り合流すると
三人は外へ出ると車に乗り発車。。。
しようとするがダンが立ち塞がって
その隙に大勢の人々が襲ってくる！
（なんかヤバイの出てきたよ！）
（そして襲い掛かる人々。。。）
なんとか逃げた三人は民家へ隠れる
が、そこには怪しい住人らがいて
｢侵攻は始まった終末の時だ｣
そう三人に語り奥の部屋を指し示す
恐る恐る奥へ入ったジェフはそこで
何かに喰われている自分の姿を見る！
ってか、喰われてるのか？それとも
吐き出しているのか？(￣ー￣；
どちらにしても気持ちよくないけどねぇ
（あまり見たくない状況だな。。。）
戻ったジェフはベスたちと再び外へ
しかし外は既に阿鼻叫喚の地獄絵図
どうやら侵略者は人間の体内に入り
内側から喰らい最終的にはその体で
その人間になりすますようで。。。
ま、その侵略者が何でどんな姿かは
描かれていませんでしたけどね(^o^;)
（とりあえずゾンビとは違う？）
で、人間と入れ替わった何かの群が
まだ人間のままの人々を襲い喰らい
町がパニック状態に陥るその中を
必死に逃げる三人だったが。。。
テリーは豚のマスクの子供に喰われ
残ったベスとジェフはなんとか逃亡！
（ガブガブっと喰らってます）
無事に自宅近くまで戻って一安心
窓には家族やご近所さんの姿。。。
と、その時！ベスがたてた物音に
一斉に振り向いた家族たちの顔は
あの何かに入れ替わった連中と同じ！
（全ての窓辺に立つのは。。。）
驚きその場を離れて逃げるベスは
車のそばでジェフとなんとか合流し
あなた以外もう誰もいないと抱きしめ
と、ここでベスはジェフに学生の頃
みんなで爆笑したチアのコールを
覚えているかとジェフに聞くと。。。
硬い表情のままべスを見つめるジェフ
そして。。。沈黙が訪れる
ラストシーン
バスに乗ったアンはべスを見つけて
声をかけようかと隣の席へと移動する
と、アンに気がついたべスだったが
彼女が誰かを分からないらしく。。。
。。。アレに古い記憶は無い(￣_￣ i)
ふと見るとバスの乗客全員がそろって
怯えるアンを睨みつけていて。。。
次の瞬間！一斉に襲い掛かる乗客！
アンの悲鳴が響き渡り ＴＨＥ ＥＮＤ
（誰？あなた。。。）
（。。。。。）
（一斉に襲い掛かる乗客。。。）
誰も知らないところで確実に進む侵略
その目的もその正体も分からない怖さ
そして誰が敵で誰が味方かも。。。
「ゼイリブ」や「物体Ｘ」などにも通じる
嫌な怖さがある面白いストーリーに
派手さは無いけれど物凄い違和感と
不気味で薄きみの悪い静かな映像
そしてリアルな残酷描写もバッチリで
なかなか楽しめるホラー映画でしたよ
ただ、ちょっと無駄なシーンが多くて
中だるみ感はハンパなかったです（爆）
もっと無駄をはぶいて短い時間で
まとめていたら完璧だったはずと。。。
とはいえ観て損はない良作だったので
気になった方は観てみてはいかが？
