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渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

オートバイ乗りの世界観

2025年08月20日 | open



先日、病で亡くなった漫画
家の東本昌平氏の作品には、
やたらめったら1960年代
末期の新左翼全学連や全共
闘の学生運動のシーンが

て来る。サブリミナル的な
描写方法として。
短編作品では、1960年代末
期当時の学生
運動家の「現
在」を描いた
作品までもが
ある。


なぜ、オートバイ乗りと学
生運動という一見何の繋が
りもない世界が交差リンク
していつも東本氏の作品に
は登場するのか。
それは、果てしない道を前
して行くオートバイ乗り
と、
力及ばずして倒れる事
は辞
さないが、力尽くさず
して
挫ける事を拒否する、
とい
う信条で自ら傷つきな
がらも闘った1960年代末期
の学生運動
の闘士たちが、
一脈通じる世
界観を有して
いた事を作者
東本氏はよく
知っていたか
らだろう。

心から東本氏の冥福を祈る。

 
 
 


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