エア・カナダと客室乗務員が暫定合意、 スト終結で運航再開へ

[モントリオール/トロント 19日 ロイター] - カナダ航空大手エア・カナダ(AC.TO), opens new tabの客室乗務員は19日、経営側と合意に達し、40年ぶりのストライキは終結した。
エア・カナダは運航を段階的に再開する方針だが、完全に通常運航に戻るまでには1週間以上かかる可能性があるとの見通しを示した。一方、組合側は、エア・カナダと傘下の格安航空会社エア・カナダ・ルージュとの調停が完了したと発表した。
カナダ公共労働組合(CUPE)はフェイスブックへの投稿で「ストは終了し、暫定合意に達した」と述べた。
エア・カナダは客室乗務員に対し、4年間で報酬総額を38%引き上げ、初年度に25%の引き上げを提示していたが、組合側は不十分だとしていた。客室乗務員はまた、これまで無給とされていた乗客の搭乗案内などの業務についても、賃金の支払いを求めていた。
会社側との契約交渉が決裂したことを受け、16日にストに突入。政府が支援する労働委員会による復職命令を拒否してストを継続したため、労使と政府の間で三つどもえの対立が生じていた。

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Wa Lone

トムソン・ロイター

Wa Lone is a correspondent for Reuters based in Toronto, where he reports Canadian politics, immigration, and general news. He previously covered a range of in-depth stories in Myanmar. His reporting on the ethnic cleansing of Rohingya Muslims in 2017 won him and his colleagues several journalism awards, including the Pulitzer Prize in international reporting.