エア・カナダと客室乗務員が暫定合意、 スト終結で運航再開へ
アイテム 1 の 2 カナダ公共労働組合(CUPE)は19日、カナダ航空大手エア・カナダの客室乗務員が経営側と暫定合意に達し、ストライキは終了したと発表した。空港職員から説明を受ける乗客、トロント国際空港で18日撮影、(2025年 ロイター/Wa Lone)
[1/2]カナダ公共労働組合(CUPE)は19日、カナダ航空大手エア・カナダの客室乗務員が経営側と暫定合意に達し、ストライキは終了したと発表した。空港職員から説明を受ける乗客、トロント国際空港で18日撮影、(2025年 ロイター/Wa Lone)
[モントリオール/トロント 19日 ロイター] - カナダ航空大手エア・カナダ(AC.TO), opens new tabの客室乗務員は19日、経営側と合意に達し、40年ぶりのストライキは終結した。
エア・カナダは運航を段階的に再開する方針だが、完全に通常運航に戻るまでには1週間以上かかる可能性があるとの見通しを示した。一方、組合側は、エア・カナダと傘下の格安航空会社エア・カナダ・ルージュとの調停が完了したと発表した。
カナダ公共労働組合(CUPE)はフェイスブックへの投稿で「ストは終了し、暫定合意に達した」と述べた。
エア・カナダは客室乗務員に対し、4年間で報酬総額を38%引き上げ、初年度に25%の引き上げを提示していたが、組合側は不十分だとしていた。客室乗務員はまた、これまで無給とされていた乗客の搭乗案内などの業務についても、賃金の支払いを求めていた。
会社側との契約交渉が決裂したことを受け、16日にストに突入。政府が支援する労働委員会による復職命令を拒否してストを継続したため、労使と政府の間で三つどもえの対立が生じていた。
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