DeNA 藤浪晋太郎が5回1失点!日本復帰後初先発1059日ぶり勝利投手の権利 表情豊かにマウンドで躍動も降板直後に悪夢
「中日-DeNA」(17日、バンテリンドーム) DeNAの藤浪晋太郎投手が日本球界復帰後初先発。5回1失点で勝利投手の権利を手にマウンドを降りたが、直後に2番手の中川虎が上林に同点ソロを被弾した。 【写真】マウンド上では表情豊かに!日本球界復帰後の初先発で上々の投球を披露した藤浪 初回に1点の援護を受けてマウンドに上がった藤浪。150キロ台中盤の球速でカットボール、ツーシームを投げ分けた。スプリットで投ゴロに打ち取ると、一塁へアンダーハンド送球。先頭を打ち取ったが、続く樋口には一、二塁間を破られて走者を背負った。 二盗を決められて得点圏に走者を置く形に。それでも後続をしっかり打ち取ってスコアボードにゼロを刻んだ。だが二回、先頭の板山に右前打を浴び、続く駿太にはヒットエンドランを決められ、右前打で一、三塁とピンチを広げた。 ここで宇佐見は低めの変化球で遊ゴロに打ち取ったが、その間に1点を返された。続く松葉が放った三遊間への痛烈なゴロを宮崎が好処理。土田も空振り三振に仕留めてリードを守った。 三回はこの試合初めての三者凡退に抑えた藤浪。しかし四回、先頭の簿スラーに四球を与えると、続く板山の打席でスプリットが引っかかって暴投。得点圏に走者を進めてしまった。 板山は膝元のスライダーで空振り三振に仕留めた。駿太のボテボテの投ゴロが内野安打となり一、三塁とピンチは広がったが、宇佐見を三ゴロ併殺打に仕留めてリードを守った。 そして勝利投手の権利がかかる五回、2イニング連続で得点圏に走者を背負ったが、落ち着いて後続を打ち取った藤浪。阪神時代の2022年9月23日の広島戦以来、1059日ぶり勝利の権利を手にした。 この日はマウンドで表情豊かにアウトを積み重ねた右腕。ピンチを切り抜けるとド派手なガッツポーズを見せるなど、ピッチング&勝負を楽しんでいるように映った。 しかし後を受けた中川虎が六回先頭の上林に同点ソロを被弾。勝利投手の権利はすぐさま消えてしまう悪夢となった。