年下研究

私の九曜さんは、長門とキョンに急接近してましたが、天蓋領域は、ハルヒにも関心があるようなので、まあ、こういうネタです。
そういえば、イツキもきょこたんも「もやしもん」に出てくると書きましたが、「タチバナ」も出てきます。
コジツケすれば、主人公「沢木」は「騒ぐ、さえぐ」と語源が同じで、「佐伯」「雑賀」「鈴木」「佐々木」と同一と考えることも可能かと。
今回は、京子に都で返し、西ノ宮の戎に西施と施夷光で応じ、芭蕉も振れたのでまあ良いかと。空想歌学返歌実験です。

夏向けの作業たけなわです。「分裂」のキョン宅での晩の佐々木さんからの電話シーン。過去と現在と、此処と他所とにまたがる展開。ややこしい。
翌日がきょこたん我慢ネタの日です。
石川雅之の「もやしもん」という農大漫画は面白いですね。西ノ宮は醸造業の盛んな土地なので、ハルヒの基礎勉強のつもりで読んでおります。
昔、知人の農学部や水産学部の人に、面白いからその知識で漫画描けばよいのに、と言ったら「一般人にはわからないから」と言っておりました。
確かに、もやしもんは薀蓄をとばしても読めるので、結局漫画力が無ければ、面白い素材も宝の持ち腐れになるという事なのかもしれません。一般人がわからないことを素材にしても、キャラが何をしているのかが判り、その顛末が面白ければ大丈夫なのでしょう。
石川雅之は、他の短編も地味に面白かったので、何でも面白く描けると思います。
では夏作業です。

これまた続きです。オーソドックスな下ネタ。シャッフルの天上界クルージングネタでも使われてたし。まあ、虚構世界作る人は誰でも何らかの方法を無意識にやるのですが。思いつくまま好きにやるべし、ですね。
１９９０年代に、同人仲間といろいろ議論したことがようやく時代遅れになって、信じられなくなっているので、有り難い事です。
「主人公の行動がストーリーだ」とか「キャラ立ちが大事だ」とか「作品に求心力を与えるのはテーマだ」といった主張は、全部疑うことが可能だと思うようになりました。もっと別の力で作品世界は動いていると思います。
酒の味は、基本は水とアルコールの混ざり具合で決まるらしいのですが、別に目に見えないそんな世界を知らなくても好みの酒は選べる、そういう感じですね。
細かい話をすると、歩けなくなったムカデの寓話と同じ目に遭う危険が。
面白いハルヒ同人
skirthike「ハルにゃんの！４」：現時点で入手できる一番面白い佐々木団本です。ネタの回し方はDeeppineappleの方法に近いです。歌合せ的に書くと、ここのパンジーの下ネタの回し方と、今回更新した私の漫画のネタ回しの違いが、skirthikeとvolunteersの違いを良く表しているといえます。「大きさについて」のネタ回しでありながら、skirthikeが橘さんの貧乳コンプレックスから出発して周防さんのコンプレックスネタへと転々と展開してゆくのに対し、私は、「分裂」のキョンの中学時代回想シーンから出発してそのまま佐々木キョン中学ネタ。動と静、という感じですね。
黒名簿「ハルヒのくにのキョン」：コピー本。選択する線画様式によってはスクリーントーンを使わないでこれだけやれるのだという本。キョン女装ネタで盛り上げます。

こういうネタは、ぢたま某さんとか、得意な作家に任せておけば良い様なものですが、まあ、とりあえず現時点でのギリギリまで攻めてみたと言うか、こういう形式を今回はとったというか、やってみました。
どこでもかしこでも選挙ネタ書かれてると思うので、まあ、特に書きません。日本の政治体制が崩壊して、もう選挙はありません、と言うことになったら、選挙ネタを書いてもよいと思います。いつの事になるやら。
安倍さん、駅前にいらして演説しておられましたが、勝手に私個人の今後５年くらいのサークル活動方針の参考になる情報を頂きました。マスコミでも流れてる情報ですから、各人が参考にしてゆく今後でありますね。
そして、サークル活動は、描いて楽しく、読んで楽しければ成功であって、各サークル毎に実践することですから、踊る阿呆になるだけです。とりあえずの一歩が我慢ネタ、というのが最高の偶然で良いですね。
７月１６日のハルヒイベントでは、探し方が足りなくて、祝ハルヒ２期記念本やお祝いのチラシを入手できませんでした。残念ですし、共に祝えなかったハルヒサークルには申し訳ないことをしました。
面白かったハルヒ同人
Lapis「長門本。のハズ……」：長門に耳を噛まれるネタが良いですね。コマ運びが上手い。こういうので又出していただきたいですね。
Deeppineapple「ツンデレ有希ちゃん５」：ここは、間違いなくハルヒ同人のエッジの一角です。尖ってます。平野耕太的ツッパリでなく、可愛いキャラたちによるキョンラブな甘世界ですが。長門のパンツ脱ぎネタ、大興奮ですよ。キョンがちゃんとシメるところでシメてるのが良かったですね。
isB「らぢかるでいず」：歌合せ的楽しみで併記すると、DeeppineappleもisBも変形４コマ連作ですが、Deeppineappleはショート漫画を織り交ぜて情報量の必要な展開を可能にしつつあります。私と形式の活用が似ているので勉強になります。isBは、情報量の詰め込み方が違って面白いです。
両方とも、キョン好き朝倉さんを描いているのですが、情報の詰め込み方の違いが出ています。Deeppineappleは、漫画的にモノローグで押すのが得意で、原作・アニメ版逸脱のオーバーな感情表現で支えてゆきます。isBは、落語的に会話形式で展開し、感情表現は原作・アニメ準拠ですが、前述の情報の詰め込み方の違いがやはり出ています。特に違うのはサービスシーンで、Deeppineappleがストレートにぽんぽん出すのに対し、isBはキャラの距離や会話を活用して、盛り上げてゆきます。エロとギャグの間を攻める所が重なる上に、盛り上げ方が近い芸風なので、勉強になります。
情報を盛り込むには、ぐだぐだになっても良いから４コマの制約無視する、という私の立ち位置は、コマの中に込められる情報とコマの繋がりに込められる情報を具体的にどう込めてゆくか、という課題の実践に回収できると思います。ぐだぐだにした方が面白いのでない限り、きちんと盛り上がるように展開を管理した方がネタは生きると思います。マクロではDeeppineappleが、ミクロではisBがネタを生かす展開管理の解の出し方を実践していると思います。
展開管理は各人のネタに応じてやることが重要ですね。やって失敗するのは経験値ですが、何もやらないのはゼロです。踊る阿呆になることです。

前に、ハルヒの登場人物が全てKSTに分類できるというトンデモを書きましたが、例外の犬のルソーとマイクについて、ルソーについてのみ考えることがあります。
ジャンジャックルソーを、中江兆民は「戎雅屈蘆騒」と書いてるようです。
ジャンはジョンスミスのジョンと同じだとすると、キョンもルソーも「戎」です。
これ「エビス」とも読みますから、西ノ宮の西の戎と繋がりますよね。
キョンはジョンスミスのときは異世界人、もしくは異邦人、ということですね。
周を滅ぼすのは犬戎だったとおもいますが、「周防」と「犬」と「戎」。
マイクについてもいろいろ勉強しなければなりません。
中江兆民はルソーの直接民主制論。既刊の「けらいのひとりもいない王様」で佐々木さんに「代議制＝間接民主制」を支持させた私としては、福沢諭吉派vs中江兆民派の明治の国体論争を反復する気はありませんが…。
ルソーは、直接民主制の前提として、利他精神を可能にする文化統制を主張しているので、オタク文化にとっては有害な人かもしれません。パロディ同人は認めないかも。自然に帰れ、からすれば文明に毒されすぎでしょう。
それならば、支配被支配の問題は発生するにせよ、個人の自由の余地の大きい、代議制を佐々木さんに支持させて良かったと思います。私は息がつまらない。
共同体の平等を重視すると、立法者は異邦人が好ましいそうで、マッカーサーに憲法を貰うのは古代ギリシャやルソーみたいな人にとっては好ましいことになります。佐々木がキョンに意見を求めるのと、ルソーがコルシカの憲法草案を起草したのは面白い偶然ですね。
ルソーはコルシカと、ある大陸と島国を褒めていて、これはアメリカと日本だと思うのですよ。コルシカからナポレオン、アメリカと日本はペリー、マッカーサーの絆ですか。
コペルニクス的転回とはカントの客観への主観の優位宣言だそうで、コペルニクスは天動説から地動説へ、なのにカントは見方によっては「世界があたしを中心に回るようにせよ」です。ハルヒの改変能力はカントを現実化した人文科学SFなんですかね。
佐々木はハルヒと同じ能力だが違う存在、となるとマーヴィンハリス流の唯物論的文化人類学。自由な精神なんて人間の生物学的限界、環境制約で制限されている、と言う立場ですか。それで「本能」発言?ドイツ観念論の唯物論的転倒はマルクスですかね。
私は、ドイツ社会学の実証主義論争で、フランクフルト学派vsカールポパー、ハンスアルバートの形で、我々の社会科学と左翼（？）の対決を知った又聞きのレベルなので不正確ですけど。
柄谷行人はマルクスを応用して、言文一致という下部構造を作ったから、私小説を書く「私」が可能になった、と言っとりますが、佐々木さん、佐々木団と言う下部構造を橘が制度化したから「神」に変身するという図式なんではないかと思います。他者との共同なので、エゴが抑制されて「客観的立場」に接近する。
ハルヒが「神」としてSOS団を制度化するのと逆ですね。ハルヒのエゴに立脚してるので、「主観的立場」。
同人誌描く事で、今の「私」が可能になっているのでしょう。そして、サークル活動が、私の世界観を支えているのでしょう。楽しくやりたいなら、楽しい心を可能にする同人活動ですよ。苦しい時は苦悶の表情になるものです。
同人やめたら折角手に入れた「私」も消えてしまうのですよ。「私」がいなくなったら、動物としての私は生きていても、そんなものは肉の塊で、「自由」の「帰属主体」がなければ「自由のための闘争」も有りません。必要の無い労力はしにくいですから。
だから描きます。

前の更新の続きです。まあ、「２期決定」ネタなので今のうちにやります。夏コミ明けにこの後半ネタやっても変な気がしますし。
事故とかで死んじゃったら、幽霊が存在しない場合には、悔しくも無いのかもしれないけれど、幽霊がいる場合には後悔して、非常に嫌なことになりそうなので、やれるだけやろうと思いました。
やらなかったらやらなかった自分の責任です。それでも素直に責任転嫁しないでいられないのが後悔だから、とにかく他人のせいにすると思うと、やっておかないと大変な事になると思います。
ハルヒの編集長☆一直線！読んで、高校のときに漫画研究会で会誌作ったことを思い出しました。とにかく転げまわってやっておくことですね。肉筆閲覧の漫画豆本を作って筆箱に隠して、知人に見せたりとか。原始的アナログモバイルですね。私が移動するところ、白い紙と筆記具があれば、許された時間分の作品ができると言う。ザウルスでも描いたから紙はいらんのですけど。
マークトゥエインは、「若い頃はやって失敗したことで後悔するが、年取るとやらなかったことを後悔する」といってるそうですが、「高校時代は〇〇のせいで～できなかった」と言わないで済む中年男になりそうで良かったです。そう言える老人になれるように明日はコピー本出します。

「祝ハルヒ二期決定」で一枚絵ネタ思いつかず、「２期決定ネタ漫画」思いついたのでそっちを形にしました。

以前joにアップした２５の続き。１６日合わせのサンクリ再版の追加分。追加分の方が多いので事実上新刊ですが。
分裂で谷口が佐々木側の人間である可能性が出てきたので、彼の握っているキョン大ピンチ情報がどうなるかが面白いと思っています。ハルヒ、長門、キョン、場合によって朝比奈さんや鶴屋さんとも決裂しかねない爆弾ですよね。
谷口が一般人だったとしても、まあ、ネタとしては、谷口が文芸部会誌に無理に寄稿させられて苦しんでいた辺りでハルヒにゲロしてるというのがありそうです。
エージェントの策謀でもない限り、谷口が自分からハルヒに友達の秘密を話すとも思えませんから。パンピー谷口ならば、自分が大ピンチの時はその限りでないと思うので、このネタです。
らきすたEDの白石稔のハレハレユカイ踊りを見ていたら、このネタを思いつきました。以前アップしたネタの続きに入れるのが最適と考えて再版に入れます。
憂鬱、雪山症候群、編集長一直線、分裂を横断するネタです。分裂発売前にアップし、同人誌に入れておきたいネタです。
まったく、風邪引いて、出した分裂長門病気ネタで、長門にパジャマ着せたら、直後に発売のザ・スニーカーに載った分裂絵で病気長門がパジャマで、ティーシャツとかにしてなくてほんとに運が良かったと思いましたが、こういう不思議な運は大事にしたいですね。
島田君と、ネタ出しが困難になるケースと容易なケースの相違はどこから生まれるかについてちょっと話しましたが、もうすこしいろいろ考えてからまとめて形にしようと思います。むろん作例も実践せねばなりません。面白いハルヒ同人の紹介なんぞもしてから。

まあ、佐々木さん下着ワイシャツも描けて良かったですね。のいぢさんの挿絵の下はこうなっていると妄想。苺ネタの前日の話と言うことになります。
久々に妹ちゃんも出せました。前に長門の独り暮らしネタ、コンピ研部長看病ネタをアップしたので、対照です。家族形態の差は世界を見る見方の基準の違いです。
シャッフルが主人公の独り暮らし開始が物語の転換と関係しているのを意識しております。主人公杉田ボイスだし。
京アニはシャッフルをやたら「らきすた」に引用してますから、大事な作品なのでしょう。
ハルヒのアニメの情報は全然増えませんね。角川がなにか他のアニメや企画が不人気なので、急遽次の手を打つべくハルヒ頼り、で、何もまだ決まっていない、という状況だったりして。そんな準備不足で無理に作っても、作らない方が良かったなあ、にしかなりませんね。
京アニもこんな駄作を作るんだ、と神話崩壊したら、他のアニメ会社は大助かりでしょうけど。ハルヒで得てハルヒで失うなんてそれはそれで神話的ですけどね。

佐々木さんおイタネタ、きょこたん我慢ネタの続きに入るので、その手前の佐々木団と待ち合わせの前日ネタです。佐々木さん水着ネタです。
ハルヒのアニメ２期は本当らしいですね。面白いアニメになってくれることを祈るばかりです。

この前、書き忘れてました。５月４日はアリスリデル、アリスのモデルになった女性の誕生日です。異世界人？
なんと、ケプラーとパスツールとベルヌーイとアリスとピーターパンとノストラダムスとホームズと佐々木小次郎に接点が有ったんですねえ。苺。
joの方でも書いたことですが、
涼宮＝頭文字S
周防、佐々木、シャミセン。新川の新はshinと読めるのでS。森もshinですからS。
キョン＝頭文字K
国木田、古泉、キョン妹、喜緑もk。吉村ミヨキチも吉がkitiと読めるのでK。
長門＝長をtyouと読めば頭文字T
朝倉も朝比奈も朝はtyouなのでT。橘、多丸、谷口、鶴屋。藤原も藤がtouと読めるのでT。
このコジツケは強引なので、メインキャラがS、K、Tに分類できる名前しかいないという整理が可能になります。面白いですね。偶然とは。
そういえば、ハルヒのアニメ２期決定との噂がありますが、まだ半信半疑です。もし本当ならば、七夕ネタを前倒しでアップして良かったですね。タッチの差でした。発表前に偶然アップしてるからタイムリーネタなのですから。逆は普通。
ネタでなしに、本当に２期決定なら、つまらなくならないように祈るばかりですね。実物を見るまで不安です。
もし本当に２期決定なら、長門の願いが叶ったのでしょう。不思議な話です。ハルヒ効果ですね。こういう不思議な偶然があるのがハルヒジャンルの面白いところです。明らかに今までのジャンルより多いですね。
噂が「ネタ」だったら、まあ、２期無くてもハルヒで本出してく方針ですから、頑張るのみです。
本当だったら、ここで今まで紹介してきた同人サークル達の努力の結晶ですね。紹介できてないサークルの尽力もあってこそです。本当であってくれと思いますね。

２００６年の七夕の時はまだハルヒをやっていなかったので、初七夕ですね。
最近、２０年近く前に読んだ柄谷行人の論文が３０年近く前に書かれていたと知ってびっくりです。
Fateとハルヒの種本、というか、今３０代の大学時代に読まれた人なので、同時代性ですね。
学祭で笠井潔に講演会をしてもらおうという後輩がいて、笠井は多忙で来れなかったのですが、笠井と交流の有ったらしい竹田青嗣を代わりに呼ぶことになって、後輩のお手伝いをしたことがあります。
竹田は、柄谷に批判的だったのが記憶に残っております。難解な文章はどうにでも読めるので、柄谷は逃げ切れると思いました。
雑談の方が印象に残っていますね。

母から海、苺と来て、喫茶店で決闘まで来ました。
以前、佐々木さんは佐々木小次郎と関係が有るのではないか？と書いておきましたが、ここでようやく作品の形に。
根路銘さんと、ハルヒはラカンの心理学が当てはまるかもしれない、などと言ってたら、アニメ版で「ラカン」の名前、出てましたね。
で、４月１３日はラカンの誕生日です。
５月４日は、ホームズとモリアーティが対決した日でもあります。
１２月２７日は、前に作品に引用した「六角形の雪」の作者、ケプラーの誕生日。
あとは、ハルヒが言ってた「ベルヌーイ曲線」のヤコブベルヌーイの誕生日ですね。
さらに、病気ネタとの関連では、パスツールの誕生日です。
ピーターパンのネバーネバーランドは、閉鎖空間に通じると思います。
誘惑、喫茶店、決闘、佐々木小次郎、ラカン、ベルヌーイ、ホームズとモリアーティ、ケプラー、パスツール、ノストラダムスも出てきたし。この苺コジツケ連鎖は、ハルヒ全編と、分裂のかなりをカバーする長距離射程コジツケですね。
周防さんが歌ってるのは中島みゆきの「結婚」という曲の歌詞です。「結婚と決闘は通じるところがある」という内容の歌です。
幸福な家庭という花言葉から、周防さんが森村さんや鈴木さんに親切のお礼と同時に、幸福な家庭への願いもプレゼントしてることになりますね。
おもしろかったハルヒ同人
JACK-POT「朝比奈みくるの逆襲」：みくるが弱すぎる。みくるファンと自称するだけあって、入念に弱さが描かれていて凄いです。後藤邑子の声が聞こえます。
JACK-POT「朝比奈みくるの大逆襲」：なんというか、みくるが弱すぎて凄いです。あと、大人みくるの乱れっぷりが凄いです。この画力ならこれやらないと。本番無しでこっちを攻めたら良いと思います。才能を感じますけど。
志望推定時刻「ゆきんこSOS」；凄い画力が炸裂。長門の純情が蹂躙されるギャグがもう。朝倉が不幸な設定が多い中で、長門が先輩方のしごきに遭うという設定は珍しいかも。この辺りから違うということで。
つくえのかど「もってけ！北高セーラーふく」；長門にくしゃみさせようというキョンの奮闘がいいですね。コピー誌ですが、両方から漫画が始まる作りは面白いです。マタヨシネタがよい。
夏NOIE「吸引性なんとか。」：朝倉と長門のどきどき共同生活ですよ。着眼点が良いですね。朝倉ファンは耐えてきたので、ネタも練りこまれて進化が激しいのかもしれません。

昨日、隆山温泉の青木さんが薬や野菜ジュースを救援して下さったので、ミネラルバランスは大丈夫です。今日は、冬月さんが固形物を支援してくださったので、あとは完全復調だけですね。今回の病気は、結構楽しく病んでました。コンピ研ネタも振れたし。
橘さんの差してる傘、キョンが「フェンなんとか」と書いてあるブランド物と言ってますが、まあ、フェンディ、FENDIだろうと思います。イタリアでしたか。
本来皮革加工品が主らしいので、傘は柄の部分に皮をあしらう種類以外は専門外で、珍しいんじゃないんですかね。
２０００年９月に、日本でのライセンス生産が終了したので、直営店で輸入品を買うしかなくなったようです。
日本でのライセンス生産していたのが京都のムーンバット。ハルヒ＝太陽の逆であり、こうもり？…橘さん裏切るんですか？
まあ、京都の企業が生産していたのはハルヒもそうなんですけどね。京アニ。
イタリア製は日本の雨に弱いらしいので、ムーンバット製の方が出来は良かったといいますが。京アニ製も同様？
あと、きょこたんは２０００年以前に買ったのでしょうか？それとも直営店？イタリア旅行土産？どれを持ってるかで、橘家の人間関係や生活の風景が違ってきますね。何が普通かが違ってきます。
私はきょこたんは金持ちのお嬢さんだと思っているのですが、フェンディの財布やバッグでなく、傘を持ってくる辺りが天然なんだか嫌な人なんだか。金持ちの振りしてる貧乏人でも辻褄は合うのでしょうが、橘さん像は貧乏娘系と金持ちお嬢さん系でネタから違ってくるでしょうね。
マリみてのネタ出しでその辺を意識するしないがあまり問題にならなかったので、本当なら問題にならないはずなんですけど。
あと面白いのは、フェンディがライセンスを引き上げた原因がLVMH＆PRADAに買収されて経営方針が変わったからだそうで、
文芸部、コンピ研の乗っ取り、情報生命体の寄生につづいてまたもや「乗っ取り」のモチーフ。
みくるに「TOBで株を買占め」と歌わせた山本寛は凄い！まあ、九曜＝ホトトギスで乗っ取りイメージというネタもこの辺から引っ張ってくるわけですけど。長距離コジツケですからね。今回ようやくFENDIネタも使えたし。
傘のデザインはテキトー。キョンがフェンなんとかと語尾を言いよどんだところをみると、フェンディの傘の中でも、「FENDIFENDIFENDI」とブランド名を連ねてデザイン化してるタイプなのかもしれませんが。

泣いた赤鬼、童話に対して、笠地蔵、昔話でリアクション。有希で竹取物語ネタはやったし。
なんだかわからん異界の存在がやってきてそのパワーで幸せにも不幸にもなるという図式は、諸星大二郎の妖怪ハンターシリーズに通じますね。
諸星大二郎の暗黒神話を国文学のゼミでレポートに使ったので感慨深いですね。
漫画の中のヤマトタケル像の変遷を６０年代から追って、単なる「素材」から、
「昔の日本人のスバラシさが良く表れてるスバラシイ作品だ」という賛美へと漫画家の態度が変わってゆくのが面白かったですね。
三島由紀夫が、ヤマトタケルを「天皇を悪く描いている」という点で問題にしていることを考えると、皇国史観の中で、民主主義と調和しやすいように見える話だから漫画家が褒めるんでしょうかね。
最近では、民俗学の漫画への反映は顕著ですね。学生運動が挫折した時に民俗学が流行ったそうですが、若い作家さんたちが何かに挫折したわけでもないでしょうが。単なる、RPGが中世西欧中心だからアンチで、という方が近いかも?
私が中学高校の頃は、江戸時代生まれの人と話したことがあるという明治人はまだ居りました。
そういう人が死に絶えて、ようやく民俗学の対象は幻想になりうる抽象化に達したと言うことでしょうか。
なんでこんなはなしになったのですか？
面白いハルヒ同人紹介
LEGENDOF瀬高「団員ボシュウ中！」：ハルヒでは初の本らしいですが、４コマ、上手いですね。アニメ版と原作の要所要所を上手く茶化しております。このネタ出し法なら、どのジャンルに行っても面白く出来そうに思われます。
フィギュアになりたい族（未塗装）「涼宮ハルヒのささやかな驚愕」：凄いことに、善良な青春ハートフル学園モノなのに、サービスシーンがあります。下着シーンなんですが。ハルヒネタの面白い作品は、ハルヒの笑顔が印象的に描ける人か、ハルヒのしかめ面をしっかり描ける人か、が独占してるような気がします。そこを記号化、類型化で逃げるとハルヒも去ってしまうような気がします。この人は女の子の大口が愛嬌に出来てるのがポイントかも。
千山屋「すずみやのなく頃に遣り直し編」：コピー本なんですが、製本中に見えた、キョンにつれなくされて怒った古泉の顔の豹変振りに「買わねば」と。この落差が描ければ、この空気の変化ネタで笑い取れますよね。
OVERALL「長門セーフモード」：エロギャグですね。恥ずかしい面白さです。この画力でやるから凄い。web漫画が突っ込みに反応して育ったと言うシロモノ。ツンデレ有希ちゃんもそういう成長をしたネタが有ると言いますから、今後そういうネタ成長は増えるかもしれません。
私もハルヒの前に、文字ネタの人の作品を漫画化するのを支援できないかとか皆で知恵を出し合ってネタを成長させようとか研究しましたが、文字の漫画化の上手い人に任せれば済む事だったり、話すだけでも時間が掛かってしまったりで、今は自分のことで手一杯です。自分のことが危ういのにそれ以上は無理ですね。