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年下研究

『けいおん!!』トンデモコジツケ連鎖中!涼宮ハルヒの憂鬱の謎解きコジツケの履歴保管庫。

分裂と暴走…カラオケネタ

2007-09-19 14:57:38 | 涼宮ハルヒ
「暴走」の「エンドレスエイト」のハルヒの予定表の「その他」に「カラオケ」は入るでしょうね。とりあえず、山本寛がらきすたEDでカラオケネタやってたので。
商業だと権利関係が難しいので同人向きなネタかもしれませんね。
「同人ですから」と甘えていられない状況になってゆくのでしょうが。フィギュア同様に、きちんと許可を取って同人を作る時代になるかも。
これは使用料を払えない作家を金で差別することになりますが、表現の自由の侵害だと主張するのは、その作家が生活保護を受けてる場合とかになるのでしょうか。
私の脳内設定では周防さんが歌姫なので、カラオケネタは振ってみたかったところです。どうせなら、「陰謀」以前にこういう機会は無かったかと探すと、エンドレスエイトがやり易いかと思いました。「夏だから海」「水着」とやっても良いですが、まあ、佐々木プールネタとか長門水着で入浴ネタはもう振ってるので。
からくり屋さんが「感動を惹起する装置」としての「作品」という考え方を提唱しております。
これは米澤さんが、フィクションなのに感動するところが漫画やアニメのすばらしい所だとして、いたずらにリアルを追求することを批判しているのと対応します。
「クレヨンしんちゃん」の劇場版は、あんな絵柄でも十分泣ける、そういうリアル絵に頼らない「リアリズム」が有るのだというのが米澤さんの主張です。
セーラームーンは、あんな目の大きいキャラでシリアスをやるのがおかしい、リアリズムは目の小さいリアルキャラでやらなければいけない、という押井守のデフォルメ批判と対照的ですね。
大塚英志が、手塚治虫が偉いのは、デフォルメキャラに「血が出る肉体」を与えたことだ、と論じておりますが、これも「外見上のリアル」より「キャラの置かれた世界の設定」がリアルを感じさせるということだと思います。
これは最近までメディアワークスで編集をなさっていた荻野謙太郎さんが「手塚は映画の技法を漫画に取り入れたのが偉い」と論じているのと対照的です。
優劣は無く、二つの立場が漫画には可能であって、各自の能力に応じて二つのリアルを使い分けたり拒絶していけば良いという事でしょう。
これ、じつは、谷川さんのタネ本だと思っている柄谷行人の論で引用されている夏目漱石の文学論なんですけどね。
漱石は、自然主義=写実主義とロマン主義を対立的に捉える批評を否定して、これは二つの技法であって、使い分けたり混ぜたりすればよいと考えていたようです。もう100年前に論じられていたコトを、また論じ直すだけでは間抜けなので、何か付け足せればよいとも思いますが、実のところ、この問題が放置されては蒸し返されるのも、内容がどうであれ、論文書いて原稿料貰えたり、退屈がしのげたりしちゃうからなのかもしれませんね。それなら永久に結論は出ないでしょう。出ても出なかったことにして遊んだ方が面白いのですから。
米澤さんは、感動の発生源を、生物の根源感覚=「快苦」と考えたようで、60、70年代少女漫画雑誌の指導理念、「怖い、悲しい、愉快」の再評価、要するにホラー・サスペンス・悲劇・ギャグにこれからの漫画の果たす役割を求めています。
まあ、これに「友情努力勝利」と「謎解き要素」辺りを付加したらだいたい残るのはニッチですか。癒しとか薀蓄とか萌えとか?
手塚の「キャラが肉体を持つ」は必然的に「スポ根」と「エロ」を可能にします。まあ、コスプレからイメクラまで可能になるわけですが。
米澤さんの「他者との繋がりを求める現代人」図式でゆくと、勝負=葛藤も友情・恋愛・性も「繋がり」の内ですね。対立と結合の混在した「ツンデレ」が、昔から存在していながら、何故今頃になって「命名」されたのかも、このあたりの混同、ぶっちゃけの時代精神に原因が有るのかもしれません。
まあ、敵対=恋愛はやおいの文法か、「いやよいやよも好きのうち」というセクハラオヤジの自己正当化か、そのあたりの起源なんでしょうけど。ツンデレの命名の遅れも単なる偶然かもしれませんしね。
この辺りまで語る前にだいたいイベントや飲み会は終わってしまいます。漱石は小説に集中しだしたら文学論は放り投げてしまったそうですし、結局は踊る阿呆の方が面白いのでしょうか?

驚愕とエンドレスエイト。

2007-09-16 00:24:54 | 涼宮ハルヒ
キョンたちが利用してる鉄道は阪急ですが、創業者の小林一三の命日が「聖パウロ回心日」なんですよね。こういう偶然が面白い。
まあ、スカートまくり上げが描きたかった訳ですが。
もっとさらりと展開させることも出来たのですが、まあ、たまにぶち抜きも有った方が良いと思うので、こちらの展開方法でやりました。
ぐだぐだしようとも、描きたいところを長目に取るのです。担当さんの駄目出しが無いのですから、品質管理の尺度は、やりたい事に偏る自己満足の達成度に尽きます。
これで我慢したら、編集さんにネームチェックしてもらわ無い分、完成度が下がるでしょうから、誰も喜びません。
これ、WORKSの漫画の描き方本の主張に真っ向から反対する実践活動なので、つくづく実務は教科書のようには行かないと思います。
逆に、以前、あじゃぱーの沖名さんに「何故、余白に愚痴を書くの?」と伺ったところ、「漫画の描き方教室の本に書くなと書いてなかったから」との答えでした。このように教科書できちんと実践ができるという実例もあるので、最後は各人が快適にやることですね。
パウロは異邦人の使徒ですから、まあ、異世界人でもあるわけですが。異邦人=エビスですよ。西ノ宮です。
使徒行伝だなんて、本当はマリみてで振ってるようなネタのはずなんですけど、マリみてで聖書ネタは通じないので、ハルヒやってて良かったと思いますね。
米澤さんは、バブル後の平成不況と、ネットによる個人の孤立化が、大衆のアイデンティティーを喪失させ、それを回復させるために「国家」「民族」「歴史」「ルーツ」の再発見、原点回帰が起こる、それが伝奇SFブームを生むと予想しております。グローバル化が原因に挙がって無いのが面白いですね。
かみちゅ、ひぐらし、嫌韓流、30年代ブーム等はそういった動きの生み出したものだろうし、私の中での「分裂」の和歌ネタはそういう意義があります。
国語の授業で文部省が私に教えたかったことが今になってようやくわかった、という感動の毎日です。20年遅れで日本人になった気分ですね。
青木さんに日本の一番長い日と203高地という映画を見せて頂いたのですが、見た晩に、日本の一番長い日で登場したNHK職員のモデルになった柳沢恭雄という方がお亡くなりになっていてびっくりしました。さらに直後に203高地に協力していた瀬島龍三が亡くなりびっくりしました。さらに、先日、石川県の小松を訪れた際にたまたま見つけた墓が日露戦争の戦死者の墓でした。これもハルヒ効果だと思いますね。考えてみれば乃木希典は佐々木源氏らしいので、佐々木さんですよ。長州閥の安倍政権がつぶれたのも面白い偶然ですね。ハルヒに衝き動かされつつこれからも更新して参ります。


「分裂」と「暴走」…エンドレスエイト佐々木さん

2007-09-14 18:22:59 | 涼宮ハルヒ
8月はお盆シーズンですからね。ハルヒたちが肝試しした墓場は長門のマンションの近所に実在します。幽霊が出るようにハルヒが願ったから何かが起きたと言う展開はアリですよね。
前回、佐々木さん=幽霊ネタを文字だけで振ってましたが、作品化。まあ、スカートまくりあげがやりたかっただけです。
佐々木さんは「聖パウロ的」という改心の経験について語っていますが、聖パウロは、復活したイエスに会ったことで改心するわけです。復活した死人のモチーフですね。
また、コペルニクス的転回はカントの言葉で、主観が客観を既定するという発想らしいので、バーチャルリアルですよ。不存在の人物が居るかのように感じると言うモチーフ。
佐々木ファンとしては不吉な解釈ですけど。谷川さんには是非、佐々木さんの死亡や消失は避けていただきたいところですね。
9日のハルヒイベントは朝倉ほどでは有りませんが熱心なハルヒファンが押しかけておりました。小イベントだったので全サークルに新刊配布した上に、ギャグ系漫画サークルの本はコピー本でも買い漁るという事を相変わらずやりました。文字系、フィギュア、イラスト、エロは私以外でも大いに語っているのでまあ、ギャグ漫画中心に買いますし、語ります。理想は作品で語ることですが。
米澤さんは、「笑いは都市のもの」「涙は農村のもの」と分類していて、泣きゲーとかのブームは、「都市の若者の感性が農村型になっているから」と推測しております。
フランクフルト学派の啓蒙の弁証法、文明が野蛮に回帰するという皮肉を当て嵌めてるのですかね。新左翼っぽい。
まあ、現代人がネットで喪失した現実感を「身体性」の回復を求めることで補填しようとするから「暴力」「恐怖」「性」「悲しみ」「笑い」が求められる、という氏の分析自体、新左翼の「疎外論」の漫画分析版だと言えなくも無いですね。
左翼学生運動の提起した現状批判は誤りで、全く参考にならんという立場なら、じつは米澤さんの漫画論のかなりは一蹴されかねないですね。
UDOさんの、「滅亡した落語は漫画の参考にならない」という考え方で行くなら、敗北した運動の思考パターンで為された現状分析は怪しいですね。
オタク界はまだまだ55年体制なんですね。知らない内に冷戦時代の思考パターンに巻き込まれちゃってる。
左右だけでなく、60、70年代の全共闘時代の政治運動に対立する概念としてノンポリが叫ばれたとしたら、皮肉にも「俺は政治がわからん」「俺は中道だ」と言ってる限り、ソ連崩壊以前の脳味噌なんですよね。
平成ライダーのスタッフの白倉さんが2極対立以上の多極対立は脳が理解できない、だから勧善懲悪のマンネリに陥る、と心配しております。作品作りを通じてこれをどうにかしたいらしいのですが、その先にポスト冷戦構造オタク文化が初めて姿を見せるでしょう。
私は、「猥褻文書規制の政府、著作権保護の資本VSオタク」は判り易くて好きですけど。人間の脳の構造が2極型だったら、今の人類が滅亡しない限り克服できないし。

涼宮ハルヒの暴走再考…エンドレスエイトと分裂

2007-09-09 08:06:50 | 涼宮ハルヒ
まあ、15498回もやってれば1回は有るでしょうという事で。
子規はホトトギスの意味で、以前ネタに振っていた、「分裂は鳥のモチーフがある」「九曜さん=ホトトギス」ネタを引き継げてるのがいいですね。
和歌ネタにつながってるのも「空想歌学返歌実験」としては上出来ですね。
これからハルヒイベントです。

分裂~驚愕の間…思考実験

2007-09-09 01:26:48 | 涼宮ハルヒ
攻殻機動隊にこういう話がありましたね。前にも、「分裂」は全て情報操作でしたというオチの可能性についてキョンと古泉が語るネタを振ってましたが、佐々木さんが実はキョンの幻である、という可能性もゼロではないので、覚悟してますよ。幽霊の可能性だってゼロではない。幽霊は異世界人ともいえますしね。
空想の具現化、情報操作、記憶改変、過去の修正が可能な世界では実在すらあやふやです。
面白いハルヒ同人紹介
おきらく茶屋「SOSCHILD!」:幼稚園ネタの続き、小学生ネタ。今回はキョンと古泉が夫婦ですよ。SOS3人娘は2人の子供と言う凄い設定に。いや、ほのぼの子供世界漫画ですが。良く考えると凄い世界なんですよ。
TTT「ドジデレ」:これはこれで凄い世界。高校生の男子、女子にとっては人生の一大事、「距離を縮めること」を追求しております。心はどういう事件で一番動かされるかを改めて気付かされますね。

補遺…絵は9月9日新刊表紙。

2007-09-07 02:30:28 | 涼宮ハルヒ
面白いハルヒ同人紹介を。
サガ=ラン「涼宮ハルヒの変貌」:「はじめての同人」とありますが、そういうサークルの本を手に取る機会が多いのがうれしいですね。世界がしっかり描き込まれていてなかなか表現が達者ですね。有希がキョンを独占しようと暴走するマンガの、手に入らないものはあなた、というところにみょうにどきどきしてしまいました。
Opa12「長門さんと下ネタの本」:読んだ人がみんな「凄い」と言う本なんですよね。飲尿ネタなんですけど。このノリというか、場の盛り上げ方は自分でも使ってみたいところですね。
歌合せ的に行くと、サガ=ランと、マンガの展開の重点がちょうど逆になってるのが面白い。サガランが漫画の展開をきちんと踏まえているのに対し、Opa12は展開を破壊してもやりたいところを引き伸ばしてます。
土鳩団「遊星からの物体Xvol.2」:一読即買いのギャグ。九曜さんのナマコ検診が凄い。長門の治療も畳み掛けるボケ攻撃で凄い。みりんが原料なんですか。vol1とまとめてほしいですね。とにかく、ぽんぽん驚きの場面が息をもつかせず続く展開が凄いです。早死にしちゃうんじゃないかと心配になるスピード感です。どのジャンルやらせても上手いと思いますね。
ヒゲブラシ「生最強」:タイプの違う3人が、勢い良く、変に色っぽく、恥ずかしくまとまっていると言う「サークル」の強味を発揮してる一冊。学漫の経験が活かせてますね。ムヒやタイガーバームだけであんなに盛り上げていいんだ、と反省しました。バランスが破壊されてるのが最近の漫画ですよね。
POSITIVECOMPANY「そりゃ有希ってコトかい?ちょっ!」:長門ときょこたん応援してる瓦さんの本。妙に味のある表情の女の子をお描きになるご本人の作品もゲスト作品も「積極的有希」がいい感じです。今回紹介している本は皆そうなのですが、時代精神ですか?ここのきょこたんは一生懸命で可愛いのです。きょこたん本も楽しみです。
センチメンタルクリエイション「SECONDSTEP!」:もう、なんと言いますか、直接描写無いですけど恥ずかしい青春の本。煽情的でないのに、何でしょうこの生々しさは!ハル×キョンサークルは、長門ラブサークルとはまた違ったどきどきをもたらしますね。ハルヒが感情豊かで不器用だから、困らせれば困らせるほど可愛らしく、展開は盛り上がってしまうからですかね。TTTとかTailBellとか、じわじわと盛り上げるのが上手い方がハル×キョンサークルには多いような気もします。
ラストの2回くらい?がよいですね。あと、後書の考察は鋭いかもしれませんよ?

空想歌学返歌実験…中学佐々木キョンネタ。朝倉さんご立腹。

2007-09-06 20:44:06 | 涼宮ハルヒ
百人一首の口語訳を読んだのは中学2年の頃だったと思います。国語の授業で、国語の先生が自分で翻訳したものでした。詠嘆とか、訳すのに苦労したと言っておられました。流行語でも強調の形容は変動するそうですから、義務教育でこういうことを習っておいてよかったです。
regaさんやtakujiさんの書き込みへのコメントでも書きましたが、キョンとか佐々木とか、固有名詞が不明な人物が出てくるのは、キャラの個人情報より、キャラの割り当てられた役割がストーリー展開に重要になるような構造の物語を谷川さんがやっておられると言うことだと思います。
だから、場合によっては佐々木とハルヒが交代することもあるし、朝倉さんが殺人鬼だったり青鬼だったりすることも可能です。
単に、視点が違えば、というだけでなく、ヘスが家庭では父親であり、アウシュビッツでは所長であるような役割期待への適応が驚愕のどんでん返しに絡むかもしれません。ただ、今までの役割期待を信じてきた我々には不愉快かも。
米澤さんは、マンガがつまらないのはリアルとフィクションの両方が不足して中途半端なのだと考えておられたようで、作品世界を具体的にするために現実に存在するモノを作品へ取り込むこと、センスオブワンダーのためには、場合によってはフィクションから現実変革を提起してゆく可能性を考えておられたと思います。
ハルヒの西宮市ロケや、パレスチナのデモでのプラカード登場はこれに対応する面が有ったと思います。
ただ、現実は、多面体ですから、自分の知らない現実はリアルに感じられない欠陥が有ると思います。また、上手くやらないと予想を裏切るだけでなく期待も裏切ることになるでしょう。
米澤さんは最近のマンガはコマが割れてないと批判的です。海野蛍さんも、構図のイマジナリーラインというのを繰り返し強調なさっていて、あるコマで右にいた人物が次のコマで左にいたら瞬間移動したように勘違いする、と読者の読解力を配慮しております。
きゆづきさとこさんや、赤いマルボロさんは必要な場合はこれを破壊しておりますが、ハルヒの謎本で、映画の構図のイマジナリーラインは小津安二郎が破壊したとあって、海野さん世代と赤いマルボロさん世代の間にマンガ表現での小津が居たことがわかります。
われわれは、マンガ表現の小津安二郎以降にようやくたどり着いたところらしいので、米澤さんは批判的ですが、若い人のコマ割が乱れているのではなく、今までの約束事と違うコマ割が発達しつつあるのかもしれません。

久々に空想歌学返歌実験…中学生佐々木キョンネタ、和歌で解釈?

2007-09-04 16:48:16 | 涼宮ハルヒ
源俊頼は、分裂で鶴屋さんが挙げていた、百人秀歌の歌の作者です。
あの歌と差し替えになっている百人一首の歌がこれ。
源平藤橘、全て出せました。佐々木さんも周防もパンジーもきょこたんも、この人で繋がると言う。こういうコジツケが面白いのですよ。
雄略天皇は、埼玉県の稲荷山古墳出土鉄剣銘のワカタケル大王だと言われてます。
古墳と剣は、小学生の時、社会科見学で見ました。
初瀬が朝倉宮跡だという話は、中学生のとき、奈良に旅行に行った折、タクシーの運転手さんに教わりました。
そして、ガンパレの聖地巡礼で熊本に行った時、熊本の江田船山古墳出土太刀銘に、ワカタケル大王の名が有るという話が。結局、太刀の現物は東京の博物館に有って、東京で見れたのですが。
関係する両端と真ん中に行った事があるというのも面白いことです。まあ、偶然はこのぐらい重なると言うことです。
商業のハルヒの謎本の攻めていないところを攻めております。ああゆうマジメな研究と比較にならないトンデモです。サブカルだのセカイだのポストモダンだのSFだのミステリだの、そういうのと違ったコジツケ遊びをやっています。
まあ、源俊頼は、歌は「たはぶれあそび」だと言っておるそうですから、私も批評だの研究だの思想だのとは別に「たはぶれあそび」でやってきますよ。

朝倉さん復活…涼宮ハルヒの憤慨から分裂にかけて

2007-09-02 17:40:08 | 涼宮ハルヒ
joの島田君は、朝倉はキョンを殺すのにナイフは要らないのではないかと言ってたのですが、分裂で朝倉復活の気配がしてくると、以前takujiさんがコメントしておられた「朝倉=青鬼」説、まあ、「襲撃は茶番」説が現実味を帯びてきますね。
明日のジョーの力石の減量と同じだと思いますけど。でも、過去が変わると言うことは、ハルヒが今までと違う方向に方向転換したということですよ?
過去は、現在を説明するように解釈されるのですから。
朝倉イベント、新刊率80%以上だったと思います。士気の高いファンがついてますね!売り上げもサンクリ並みでした。考えられません。
夏にもお会いした魔界都市出版さんとかActivemoverさん、ねこうさプリンさん、大市民さん、東ガル会さん、夏にお会いできなかった路地裏トリップさん、skirthikeさん、佐々木で捕捉していただいてる悪い習慣さん、もう会いまくりで、オンリーイベント万歳、でした。
しばらく朝倉度アップする予定です。何故かは作品の形で。

涼宮ハルヒの憂鬱の補遺…朝倉再考

2007-09-02 07:33:30 | 涼宮ハルヒ
朝倉オンリー用原稿。
佐々木を捕捉しておられる「悪い習慣」さんが、憂鬱のラストについて面白い解釈をなさっていたので、歌合せ的に私も及ばずながらクライマックス再解釈ネタ。
驚愕で朝倉復活するとして、憂鬱では「教室での襲撃」と並んで押さえるべき「セリフ」ですよね。「実はキョンが神」説でも押さえるべき場面だと思います。


分裂の舞台裏5…結局身体を張る佐々木さん。

2007-08-31 13:56:59 | 涼宮ハルヒ
ハルヒが肉弾派、佐々木さんは知性派の印象ですが、二人は似たもの同士だと思うので、佐々木さんの肉体派の面を強調しております。裏表が逆なので、佐々木さんは内面がエキセントリックなのだという設定です。
今更気が付いたのですが、神、宇宙人、未来人、超能力者を集めて遊ぶとはこういうことなのだなあと思います。足りないのは一般人?
地味に「犬」でつないでおります。
そういえば、このブログはカウンターを付けて無いような。最近は、何でもカウントなので、反時代的で痛快かもしれません。何万ヒットしても、「何万ヒット記念」とかが起こらないというだけですが。
自分は保守的人間なので、偶然のラジカルは奇貨としておくべきかと。だいたい、定年とか死亡まで、大した起伏も無く仕事と休息の反復を延々とやるわけですから、カウンターのメリハリで代償行為と言うのも薄ら寒い。
面白いハルヒ同人紹介。どんどん溜まるので、順番待ち。
ActveMover「mayugeizm」:朝倉、鶴屋ファンは士気が高いと思ってましたが、それを体現する一冊。有河サトルさん凄い表現力で眉毛責め。エロティックで間抜け、「エロまぬ」ですな。一見の価値ありですよ。ネットのリクエストに応えての作品。Deeppineappleの朧拍車さんもそういう作品展開をしておられましたが、これからの読者参加漫画の姿ですね。
ゲストの鶴屋キョンラブラブ漫画もちょっと凄い。もちろん「エロまぬ」背景のキョン妹もコメントも面白い。
ActiveMover「朝鶴倉屋の奔走Ⅱ」:往生際の悪い長門がかわいい。あと、「ふつつかものはいりません」に笑いました。2冊同一サークルの本を挙げるのは、歌合せ的関心からです。有河サトルさんもらーめんさんも、キャラがどこか壊れているのですが、らーめんさんの方がエロに傾いておられるような気が。有河さんは展開は普通のギャグ漫画してます。事件と事件の間の場面のつなぎが略されて唐突な展開をするのがらーめんさんの芸風のようです。
ねこうさプリン「鶴屋家の掟」:mayugeizmゲストのらーめんさんの本。鶴屋さんがちゃんと女の子してます。恥ずかしい。地味にヤンデレ長門サークルなんですね。ここの壊れ長門に惚れました。キョン妹への不自然な気配りが凄いです。時空がゆがんでいる。
ねこうさプリン「もしもハルヒが」:あいかわらずエロまぬな一冊。少女鶴屋さん可愛らしいです。1サークル2冊紹介の理由は佐々木団ネタ。現時点で佐々木団本以外では、一番面白い佐々木さんネタかも。ミヨキチネタも、絵本の文ももう面白い。文字も面白いからセリフが巧みなんで。もちろんエロまぬ。本当にキョン妹が好きなんですね。
形式としては2ページ漫画の総集編。本当に、ストーリー漫画と1コマ漫画の間のフロンティアは広いのですね。
OVERALL「長門セーフモード2」:殺す気ですか?というドキドキの1の続編。キョン森さん長門の奇妙な共同生活、緊張感がすばらしい。下着一枚で思考が暴走する長門さんが良いですね。変則4コマ連作のお手本です。webコンテンツの総集編本を手にする機会が増えましたが、漫画の描き方本に書かれている通常の創作法と違う雰囲気があります。それはより面白くする効果が有ると私は思っています。これは柄谷行人の言う「下部構造の変化による上部構造の変化」なので、古典的創作法と共存するものだと思います。矛盾もしないでしょう。
まだまだまだ有ります。紹介してゆきます。

分裂の舞台裏4…ここのぱんじー藤原と九曜さんは仲が良いです

2007-08-30 19:31:15 | 涼宮ハルヒ
これまた歌合せ的楽しみ方ですが、あるたなでもskirthikeでもぱんじーに暴力を振るう九曜さんが、volunteersではこんなだったり。同人の多様性ですね。人間関係のデフォルメの仕方が違うと、展開が違ってくると言う実例。
まあ、ウチの周防さんが「宇宙から来た押しかけ女房」という「うる星やつら」とかに連なる古典芸能設定なせいもありますが。
ザ・スニーカー、ハルヒ2期も驚愕も情報はゼロですね。まあ、他にいくらでも儲かるコンテンツが有るのですから、角川にとっては何の問題も無いのでしょうが。同人はアニメの設定資料が有った方がやり易い作画もあるので、絵だけでも出てくれると有り難いという声も有ると思いますね。
京都アニメーションの都合で2009年放映になったり、京アニに断られて安かろう悪かろう会社に丸投げしてオワリとか、商売は生活できなければ無意味ですから、生活さえ出来れば、どんな事態も有り得るでしょう。我々は待つだけですね。
カポネは密造酒で有名。西宮市は醸造業が盛ん。勘違いでなければ、九曜さんの学校のモデルは酒造メーカーが経営してたはず。AオリゼーとSセレビシエの活躍するところですね。
伯夷叔斉は、最近体調を崩している知人の大学時代の小説の素材でした。こういう偶然がたまりませんね。

分裂の舞台裏2…自己責任の時代の子供たち

2007-08-29 00:06:39 | 涼宮ハルヒ
「役割期待」と「個人」の齟齬。以前の中学佐々木キョンネタでの「対等」と「男女の仲」の齟齬から回帰してきましたね。佐々木さんは「犬」ネタで悟るところがあったので、きょこたんほど役割期待に忠実ではありません。更新しつつ説いてゆく予定です。体が足りない。2つほしいです。
夏コミで佐々木団ネタは増えましたね。20は無かったと思いますが。佐々木団本は1ケタでしょう。ドラえもん本以下なんじゃないかと。まさに同人という感じですね。
カールポパーは社会学の扱う事例として、「皆が静かな山に行きたがると、静かだった山は人で騒がしくなってしまう」という例を挙げておりますが、西宮市のハルヒ聖地が変に騒ぎにならない方が幸福なので、ハルヒが終わったジャンル扱いというのも「ハルヒ効果」だと負け惜しみを言っております。関西に行くたびに楽しませて頂こうかと思っています。ハルヒが買い物した駄菓子屋で買い食いしますよ。
猛暑が緩んだので、更新スピードアップします。8月は何も出来なかったに等しいですね。7月以前に無理しておいて正解です。
ネットに入った時は、SS書きの知人を作って、SSのコミカライズしつつ絵の勉強でもしようかと思ってました。根路銘さんの弟さんが小説書きなので、コミカライズしようかと思ったのですが、根路銘さんの「小説は小説で出すべきです」というアドバイスで目からウロコが。
確かに小説の表現力は凄いので、簡単には映像に落とせません。軽い気持ちでコミカライズとか引き受けなくて良かったと反省し、当時の自分の無謀に恐怖しております。文章は、文章の優位を活かすべきです。私は他領域のお手伝いどころか漫画の領分で力尽きてます。夏の暑さくらいで、もう疲れ果てて、自分ひとりのやりたいことをやるのが精一杯ですね。
廃屋譚さんが、キャラ設定の方法として「知恵者」や「勇者」のような「概念の擬人化」を論じておられました。
あらしのよるにを書いた木村某も物語を展開させるためのコツとして、「食いしん坊」とか「臆病者」のような特定の行動をするキャラを設定する方法を論じておられます。
こうした作為重視に対して、黒田洋介が、ストーリー展開方法として、キャラの初期設定をぶっ壊して、再構築する=一旦どん底に落とした主人公を這い上がらせる、という技法を論じておられましたが、30年前には、作家達は主人公の初期設定をぶっ壊すことなくピンチを克服させることで自然に成長させていたことを考えると、創作方法論も進化しているのですね。
谷川さんは、古泉の口を借りて、黒田式の展開法を語らせているので、「驚愕」で今までの我々のキャライメージが破壊されるのではないかとドキドキしております。
この問題は、近代文学についての柄谷行人の30年前の仕事で書かれていた「小説のキャラが本当にいるかのように作品を作る」ということに繋がります。大塚英志のキャラクター小説の書き方は、柄谷の近代文学論のパクリかも。
作為はリアルで無いのか、リアルも脚色で生み出された雰囲気にすぎないのか、ToHeartのマルチを」好きになるのは恋愛なのか代償行為に過ぎないのか、という問題ですね。
まあ、原田ウダルさんの様に、数年前には雫で俺が流した涙はホンモノで、他のリーフファンの流したのは目から小便だと言ってたのが、最近の大槻ケンヂとの対談では若気の至りでしたと180度転換してしまうこともありますから、どちらかに統一するのではなく、2つの方法論がある、ということで選択肢の多様性を確保しておく方が無難かも。
柄谷は近代文学の起源をジャンジャックルソーに見ているのですが、ルソーという犬が出てきたり、長門に小説を書かせたり、キョンがジョン(=ジャンですな)と名乗ったり、谷川さん、柄谷読んでると思いました。
ジャンは中江兆民は「戎」と訳していて西ノ宮の戎に通じますし。柄谷は、近代文学の風景の発見者をルソーとしていて、日本では国木田独歩がその草分けだとしております。国木田ですよ。
ルソーの新エロイーズは、ヒロインの死でショックを受けた読者が体調を崩したそうで、分裂の長門の病気で1週間寝込んだ身としては、偶然とはいえ「近代文学誕生を追体験」できたわけで「ハルヒ効果」に感謝です。私は18世紀人の心を持っているようです。
そういう近代文学の手法は21世紀に有効なんですかね?時代遅れだとしたら、どんな方法が取って代わりつつあるのでしょうか。各自の経験から新たな方法を抽出する時期かもしれませんね。

分裂の舞台裏…佐々木団の作戦会議(?)

2007-08-27 23:06:21 | 涼宮ハルヒ
夏バテですね。ようやくヤル気が出てまいりました。最高気温35度位だとだるいですね。1日1枚なら4月から8月で150ページ描ける所を、100ページですから、遅れてますね。頑張らないといけませんね。
ハルヒの謎本が出ておりまして、ぱらぱらと読みました。斜め読みなので私の勘違いかもしれませんが、九曜さんと佐々木さんが同じ高校に通っていると書いて有るのですが、裏設定でしょうかね。商業は直接作者や出版社に情報提供を要求できるのかもしれませんね。
物凄くハルヒに愛があると称する方たちの労作なので、かえって気になりますが…よく考えたら、「テキトーですが許して!生きるためなの!」ということなら許せますね。商業誌ですから。生活は大事です。
夏はとにかくらきすたでした。2000サークルはいたでしょう。ショップでも凄い委託量だそうですね。
毎日新聞のまんたんブロードで河村成浩記者が「聖地巡礼のような現象まで起こっている」と書いてますが、「聖地巡礼」そのものではないでしょうか。何故「ような」が必要なのか?ニュースの婉曲表現「刃物のようなもの」と同じ?
商業誌が聖地巡礼を煽るのが増えてきましたが、トラブルの責任を編集部で取る勇気が無いのにやるとも思えないので、英断だと思いますね。
商業が流行を作り出そうという努力は、しないよりやった方がマシだと思うので、がんばって欲しいです。私の記憶が確かならば、「隣の801ちゃん」の作者、小島アジコさんは、以前二次元ドリームマガジンで4コマを描いた事があるのですが、801ちゃんは知っていて許しているのですかね?それとも内緒?
まあ、「電車男」同様の、実話を装ったエンターテインメントなのだから、優しく見守るべきなのでしょうが。
そのうち、夏コミで頂いたり買ったりしたハルヒ本の面白いモノを紹介する事にしております。

1周年。

2007-08-24 16:13:11 | 涼宮ハルヒ
joの更新100回目の作品であります。Leaf、Typemoonで普通にやってた様なエロ描写ですが、ハルヒではここまで来るのに1年近くかけたことになります。23日でハルヒで活動開始してから1年になります。