多くの海軍軍歌を世に送り出した江口夜詩の生誕地「日本昭和音楽村」に建つ江口夜詩記念館へ。
それはともかく、幼稚園児の頃から海軍軍人だった父が運転する車内ではずっと軍歌が流れていて、特に「月月火水木金金」を父が私に推してましたので、この曲は特によく覚えています。
軍人だった父にとって、今でいう軍歌は軍歌というより青春そのものだった海軍で過ごした当時に流行した歌謡であり、軍歌と呼ぶことに私は違和感を感じます。
その後「急げ幌馬車」「心のふるさと」「月月火水木金金」「長崎のザボン売り」「憧れのハワイ航路」「赤いランプの終列車」「動量ブギ」など数々のヒット曲を連発。
また、歌謡学校を設立し、多くの歌手や作詞家を世に送り出しました。
校歌や社歌、町民歌、地域の音頭なども数多く作曲。生涯にわたる作曲数は四千曲を超え、“大衆音楽の父”として讃えられます。
服部良一は先輩である江口夜詩の才能を最も高く評価していた一人であり、古賀政男とは終生ライバル関係であったとか。
父が愛した海軍歌謡の生みの親に身近に触れ、とても嬉しいひと時でした。
- 建武中興と楠木正成の真実Amazon(アマゾン)私の処女作。戦後歴史観によって封印された真実の南北朝史を掘り起こしました。ぜひお手にとってお読みください。
AD