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Conversation

マイルールがたくさんあるが、その中のひとつに「カラオケでは酒を一切飲まない」がある。記憶する限りでは、30歳以降は一回も飲んだことがない。 20代の頃から、翌日に響くのは決まって安く劣悪な酒を出す店に行ったときで、「安酒は飲まない」ルールが頭に叩き込まれている。 うっかり掃除が行き届いていなさそうな店に足を踏み入れてしまったときも「この店、ビールサーバーのメンテナンスをしっかりしていなさそうだな」と感じると瓶ビールを選ぶし、さらにグラスまで管理がヤバそうだと「コーラ、瓶のままください」と伝えるようにしてサッと逃げることにしている。 きっとカラオケ店の多くは安い酒を利用しているだろうし、アルバイトのオペレーションもまちまちだろう。極端に濃い状態で出てくるかもしれない。悪酔いする可能性が非常に高いので避けたいところだ。 そしてなによりも、カラオケは私にとって「歌うところ」である。盛り上がる、が主体ではない。集合住宅に住み、日々おとなしく生きている私にとって、大声を出せる貴重な機会だ。酔いが回って高音が出ない、なんてもったいないことはしたくない。 「カラオケに行って飲まないなんてことある?」と笑われることもあるのだけれど、これがあるんだな。というか、私のカラオケスタメンであるハロー!プロジェクトのオタクたち(通称ハロヲタ)は、みんなもれなくカラオケで酒を飲まない。一杯も。 カラオケの受付で「お酒をオーダーしますか?(年齢確認や別案内がある)」と聞かれても即「ソフトドリンクで」と返すくらいだ。 私たちの主体はあくまで「歌」である。基本はコンサート、なんならソロフェス出演者くらいの気持ちで挑んでいる可能性さえある。 深い時間に「カラオケ行きましょうよ!」の流れになったこともあるが、「結構飲んじゃったので、またにしましょう」と丁重にお断りをいただいたこともある。 なので、我々は待ち合わせ前から「食事の後、カラオケに行く可能性」を示唆しておく。アルコール摂取量を抑え、コンディションを整えておくのだ。 カラオケはお遊びではあるが、全員、心はハロプロメンバーだ。他の人が歌っている間、ついデンモクに夢中になりそうにもなるが、画面を見ながらリズムに乗ることを忘れない。それがハロヲタの流儀である。