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Conversation

あたり前ですが、ο株にワクチンが敗北して以降、実用的感染回避有効性はありません。 合衆国では、2022年春季の3回接種までは感染回避有効性についての言及がありましたが、その後は減衰して行き、2023年春季にはそのような話は消えていました。(二価ワクチンでは期待されたが、間に合わなかったし、接種率は低く接種事業は失敗した。) BA.5/4 WT二価ワクチンが緊急開発されたのに実質的に間に合わず、接種が進んだときにはBQ.1に敗北、2023年春季には、XBBに完全敗北したことを持ってCOVID-19ワクチンの感染回避有効性は、FDAの承認プロセスでも評価されることはなくなっています。 また、抗ウイルス剤積極・迅速投薬のTest to Treatがはじまった2022年2Q以降、合衆国でのCOVID-19人口あたり死亡率は劇的に低下し、ワクチン接種も無償であっても殆どなされなくなっています。 2023年秋季以降は、医療従事者の接種率も2割程度(介護関連でも5割未満)と低迷しており、その理由は、有効性が低い割に有害事象が多すぎ、大きすぎるというもので、医薬品としての寿命は切れたと言えます。 2024-25シーズンでは、高齢者でも5割を切っています。 この程度は、Pub. Med.で読めるんですよ。(ダウンロードしてどこいったか忘れた) シノバックでも免疫刷り込みは、程度はマシなようですが現れており、プラットフォームを問わず抗原スペクトルが鋭いS蛋白質標的ワクチンは、寿命が切れていると言うほかありません。 日本の24-25秋季JN.1ワクチンは、偶然、抗原がジャストミートしましたが、NB.1.8.1は、佐藤さんたちが示たように抗原性がJN.1からかなり離れており、もう駄目でしょう。(レプリコンワクチンの長期持続性が逆に悪さをする可能性あり) 25-26秋季は、現時点で日本での流行抗原型がまだわかりませんし、XECなどのJN.1系統でないことは確かですので盛大に空振りする可能性が高いです。 NB.1.8.1が継続するか、XFG*が抗原環境の悪さを排して支配株になるか、それらの日本適合変異株が現れるか。 10月から11月まで見えないでしょう。 ワクチンの開発期間は、半年は必要ですので、ようするにもう間に合わないです。そもそもワクチン抗原型決定のデッドラインの6月はじめの時点でNB.1.8.1が支配株と確定しており、11月接種開始で超特急の承認プロセスを経てもNB.1.8.1*ワクチンどまりとなります。 免疫刷り込みが強いために二価ワクチンでは有効な抗体が十分に生産されませんから、一価ワクチンとなります。 「反反ワクチン」イデオロギー汚染のためにこの程度の議論すらできないのが日本です。