これは原点に戻ってファウチさんなどの開発に深くかかわった政府側の人間の発言を追うと・・・
接種事業開始前
素晴らしいワクチンができた。9割以上の有効性である。
安全性はたいへんに高い。但し、重いアレルギー(アナフラキシーのこと)への注意と対策は必要。
感染回避有効性は「わからない」。そのような用途として開発していないし、評価もしていない。
接種事業開始直後
素晴らしいワクチンができた。9割以上の有効性である。
安全性もきちん手順を踏めば高い。
感染回避有効性は「わからない」。そのような用途として開発していないし、評価もしていない。
2021年初頭
素晴らしいワクチンができた。9割以上の有効性である。
安全性もきちん手順を踏めば高い。
感染回避有効性も期待できるようだ。
2021年夏
δ株と言う脅威への有力な対抗手段だ。
心筋炎などのリスクはあるので接種できない人も居る。その上で安全性は十分に高い。
感染回避にも有効性が高いので集団免疫が形成できる。
2021年冬ο株
ワクチンの有効性は2回接種では期待できない。現在、対抗策を検討中。
2021年末〜2022年春
ワクチンの3回接種で十分な有効性が発揮できる。
2022年夏(BA.5/4 WT二価ワクチン承認)
新しいワクチンの有効性はたいへんいたかい。
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ややおかしなところがありますが、基本的には誠実と思います。実際に副反応については、非常に熱心に対策して追跡していました。
一言で言って日本と全く違います。これは、宗教右派による反ワクチンはもう対処は無理として反ワクチンの半分程度であった有色人種の歴史的な保険・医療政策への不審からの反ワクチン対策に2020年春からたいへんに力を入れていたためです。
タスキギー実験への謝罪と反省をファウチさんが言及する場は、多数ありました。
それまで「反ワクチン」というマイナー勢力しかなかったのに反ワクチンを社会的勢力として根付かせてしまった日本とは根本的に違うんですよ。
(但し、黒人女性にターゲットを集中したために、黒人男性の反ワクチンがかなり目立つようになりました。恐らく激化しています。)
人文社会学系の重大な研究テーマとなりますよ。まだ資料、史料が厖大に残っていますし、ヒアリングもいくらでもできます。