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先日元山形県庁幹部との懇談の際にたまたまこの写真の話になり、大変重要な証言があった。 この写真が教科書で取り上げられた時に「山形県が身売りをさせていたような扱われ方をされておりとんでもない。大変な問題だ」となり、その元県庁幹部(当時は一職員)が調査せねばならなくなって地元の関係者に調べさせたところ、次のような回答だったそうだ。 「内務省の役人が滅多にない視察に来た。その時に村長が、伊佐沢村がどれだけ大変でどれだけ頑張っているかを内務省の役人にアピールし、財政的支援をもらう絶好の機会だと勝手に掲げてしまったもの。実際とは全く異なり身売りなどもなかった。内務省の役人とともに○○新聞の記者が一緒にやってきており、その掲示の写真を撮っていってしまった。それが東京で真実とは異なる形で報道され広まることになってしまった」 概ね上記のような話だったが、この調査も何十年も前の話だ。 きちんと伝えていかねばならないと、その懇談の際に思った。 曲解されて流布し、それが教科書で使われて洗脳されることの恐ろしさを感じる。 良い機会なので記しておきたい。
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大沼 琴乃
@lagulagu30
この写真を「町役場が『娘の身売り』を斡旋していた」と解釈する人がいるのだから、 歴史的史料があっても正しい歴史が伝わるとは限らない。 x.com/x7zmuojurncnnt…
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