枕元に靴は置いていません──キャンプの達人ヒロシが考える真に役立つ防災とは #災害に備える
そう思うじゃないですか。でもそんなのはまかり通らないです。それで、もし生理用品を奪われそうになったら、はい、これ(クマ撃退スプレー)。そっと手元で構えてみせれば、怖くて誰も寄ってきませんよ。 ──冗談なのか本気なのかわからなくなってきました……。そんなに殺伐とするものでしょうか。ヒロシさんも仲間とキャンプする時は、食材を融通しあったりしますよね? 結局、レジャーだからです。それぞれ、自分のことは自分でするというマインドを持っている人たちと集まっている。余裕がある分を分け合っているだけ。モノが少なかったら奪い合いになるか、価格が高騰しますよ。 ──災害時はもっとシビアなシミュレーションが必要ということですね。 ぼくの場合、家さえ崩れなければ1週間は大丈夫なように、万全の態勢をとっています。 ──何をどれくらい備蓄しているか、教えてください。
バーナーは持っておくと便利
まず水については、20リットル以上入るウォータータンクがいくつかあります。キャンプで使う折りたたみ式のタンクもあるので、なにかあったらパッと広げて、そこにも水をためます。10年保存水も備蓄しています。本当に10年後も飲めるかどうかはわかりませんが。 ──食料はどうですか。 登山の人が持っていく、水を入れるだけで食べられる米、あるじゃないですか。あれを入れてます。五目ごはんのやつ。あれうまいんで。うちは米軍放出品のミリタリーボックスを備蓄品入れにしているんですけど、大きめのボックスにいっぱい入れてます。あとはパスタですね。 ──茹でれば食べられるから。 そう。それでもう一つ、これは使えるんじゃないかと思うキャンプ道具が「バーナー」です。ガス缶を装着して、栓を開けて点火スイッチを押せば、火がつきます。これがあれば火をおこさなくても調理ができるので。もっと小さいタイプもあるんですけど、ちょっと特殊なガス缶が必要になるので、キャンプをしない人が家に置いておくなら、一般的なガス缶が使えるやつが便利だと思うんですよね。