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年下研究

『けいおん!!』トンデモコジツケ連鎖中!涼宮ハルヒの憂鬱の謎解きコジツケの履歴保管庫。

佐々木団の節分ネタ…取材のため、『恵方巻』、今年は食べました。

2008-02-21 01:07:54 | 涼宮ハルヒ
今回は変則的に。
面白いハルヒ同人紹介
夢想キャンパス「まめ長門」:以前紹介した「はるひるは5」の、ちびキャラ長門が大活躍する「はるひるは番外編」。妹ちゃんとの微妙な距離も相変わらずだ!
豆朝倉も参戦。本当に器用な作家さんだと思います。しっかりした綺麗な線だから無駄なく可愛いキャラも、キョンの凄い表情も描けてしまう。
これが他所からの引用そのままだと(ネタにおけるあずまんがネタのゆーのすさん以外によくある様に)ギクシャクしてしまうのですが、自分の技術で描いてるから両極端がコウジさんの作品世界に調和するんですね。いや、普通そっちが当たり前なんですか。で、歌合せとして、今回の私の佐々木団の恵方巻ネタは、原作の『涼宮ハルヒの陰謀』のネタが元ではありますが、コウジさんの、「はるひるは5」での「謎の朝倉像の口からぶっとい線香がにょきっ」から着想してもおります。
私の周防九曜さんは「宇宙から来た歌姫」であると同時に「口から色々出す」という設定なので、これは使える、と。
朝倉像のショッキングさには負けますから、普通食べるところを逆に出すという逆転に『分裂』で佐々木さんが言ってた『コペルニクス的転回』を絡めてみました。
「歴史的瞬間」云々は以前紹介したK2どらちゃんのハルヒ4コマで、コーラ一気飲みした長門がゲップしないのに対してキョンが述べた感想への歌合せであります。あのネタは思い出しても笑えてしまいます。
しかも「節分ネタ」=「豆」→「まめ長門」への歌合せにもなっております。こういうつながりが面白い。落ちゲーの連鎖の興奮みたいなものですか。
折角2月ですし、原作でも恵方巻ネタはあって、それに絡めて口から何か出る、を佐々木団でやるなら九曜さんだろう、という発想の転がり。
今回の変則は、この歌合せがやりたかったからやりました。
はいいろ空間「市外探索!」:はいいろ空間四字熟語シリーズvol.1だそうです。しかも連載モノ。原作でもやりそうな感じのうだうだした探索風景。実はみくるも長門もハルヒも古泉も胸にわだかまりが…という緊張感の中、続く。続きが気になりますね。
知人の足立さんが講談社に持ち込みに行った折に、次が気になるような引きをラストに入れろと注意されたそうです。商業も同人もオリジナルもパロもこういう基本は同じ。まあ、そういうカテゴリーが無効になってるのかもしれませんが。
アップも全身像も3段階ずつくらい使い分けていて、感情表現や場面転換を効果的に判りやすく表現する工夫をしてますが、本で研究してますか?
派手な表情だけでなく、微妙な表情を描き分けたり、トーンやタッチの効果で感情表現を強める試みをしたり、と意欲的なので、これを続ければ上達すると思います。
コマの端に人物や小物が圧迫されたり、フキダシと人物が押し合ってフキダシのサイズが狭くなったりしてますが、折角、作業の流れの中に「ネーム→下描き」段階を設定しておられるのですから、そこで調整すると良いと思います。
コマとコマとの間を広く取りすぎて、コマが狭くなって人物やフキダシの収まりが悪くなってるのかもしれないので、今の半分に幅を狭くしたら良いと思います。
変形ゴマを駆使しているのは意欲的です。私も変形ゴマは上手く扱えません。苦心します。どんどん工夫してください。
ネタは上手いところを衝いてると思います。面白くなるはずですから続きを描いてください。
長くなったので次の紹介は又の機会に。
そういえば、コメント機能はjoと被るので停止しております。テンプレに付属してたもんで気づかず放置していましたが、カスタマイズしようと思いまして。

佐々木団の節分…今更ですが、節分ネタ

2008-02-20 02:48:02 | 涼宮ハルヒ
2月中にやればよいと思っていたので。
受容美学、作者は作品を作る時に想定する読者のために作るらしいですが、まあ、最近は「佐々木さん」を想定しております。登場もしてますけど。
「佐々木さん」が読者だと思うようになってから、気楽です。
面白いハルヒ同人紹介。
TTT「ハルヒかわいい」:フェチなエロもやっておられますが、こういうハートフルというか、乙女の純情虐めみたいなギャグの方が人気は出ると思ってます。
ここの本を面白いハルヒ同人誌として紹介することに同意してくださる方は多いと思います。
原作を活かした世界を作ってます。しかも表情の変化が丹念に描かれているので、セリフを読みながら絵を追ってゆくと作品にのめりこんで感情の起伏に胸が痛くなったり、あまりの出来事に笑ってしまったりします。
この尺でこれだけのドラマをやれるのはキャラ個人と人物相関への洞察力の賜物です。パロ同人のネタ出し、展開の手本だと思いますし、オリジナルでもこういう状況を設定できる人なら、やっていけると思います。もちろんエロにも応用可能だと思います。
エロも良いですが個人的にはハルヒでこういう作品をどんどん作ってくださることを願うばかりであります。
TTTのハルヒギャグを読んだことがある作家は、パロでもオリジナルでも、抽象的に「どういうテーマにするか」とか「感情表現をどうするか」とか「どう盛り上げるか」とか「何が面白さか」とか「読者をどう共感させるか」とか議論する前に、何度も「ハルヒかわいい」を繰り返し黙読することを勧めます。
酔うために必要なのは空の杯ではなく酒です。直接瓶からラッパ飲みした方が良いです。
spelseijin「涼宮ハルヒの能楽」:後編。島田君がサンクリで即買いでした。でかした!こういう芸風の多様性がジャンルを面白く盛り上げるのですよ。
歌合せ的に言うと、サブタイトルが「最終能楽 雪、無明、窓辺にて」で、サンクリ新刊に、総集編の「有希、キョン、風呂場にて」を合わせたのは、虫の知らせであったか、とハルヒ効果に喜んだ次第です。
こういう遊びを画力の有る人がやるとシャレにならないし、才能の無駄使いでなしに面白いと思います。人間、マジメに遊ぶと凄いことが出来るんですね。
画風がネタに合ってると思いますし、事件は綺麗に終わらせていますし、ラストも綺麗にまとめてます。思考回路が上手く稼動してます。但し、遊び心が足りなくてなにかを評価する場合に、「わからん」が出る順番が早い人は嫌いな作品かもしれません。知識は要りません。たわぶれ遊びの心で。
妙な映像ばかりでなく、朝倉が渋い活躍をするのも、多丸圭一が実は…という驚きの展開も、原作で有りそうな展開です。
楽々園「涼宮ハルヒの秘密の部屋」:古泉、みくる、キョン妹、ハルヒの自室はどんなだろう?という上手い着眼点の漫画。長門の部屋がちょっと泣かせます。
連作4コマという形式がこういうネタに合ってると思います。
立花/暫く「不完全緊急対策マニュアル」:キョン古泉入れ替わりネタ。悪人のいない世界。原作でもありそうな話。会話が自然で重い、だから日常ドラマで面白い。
事件についての古泉と長門の発想が、同じ結論なのが面白い。というより、ここの長門は良い味だ。
キョンになった古泉がキョン妹と「やっぱりボードゲーム」というのが笑いました。
古泉とキョンの友情が深まるプロセスが上手く展開されていて良い読後感。多くが「ガチホモ」に逃げてるから、こんな基本的な部分が意外とフロンティアなんですよね。ちゃんと漫画にすればちゃんとドラマになります。
Mythcast「長門とオレと、時々、その他。」:TFEI三人娘猫化ネタ。時間が無かったそうで、あっという間に終わってしまうのが勿体無い。
映像化できるような具体的な妄想を出せるのが得。長門好きのパワーですね。原作も上手いところチェックできてますし、長門の好きな理由も箇条書きできる具体性。これは創作活動する上での長所だと思います。
黒田洋介が言ってた、一枚絵から発想を転がしてゆく、ということが無意識にもやれているようですし、キャラの表情を描き分ける努力をしていて、まだまだ伸びる方だと思います。
まだまだ続きます。

サンクリに来ていただいた方々、有難うございます。…新刊裏表紙。

2008-02-12 00:52:47 | 涼宮ハルヒ
当日、コミティアで売り子に入らねばならず、サンクリは島田君に頼んでやりくりしてもらいました。お会いできなかった方には又の機会にご挨拶出来ると良いと思っております。
本の出方を聞いただけですが、さすがに新年も2ヶ月目になると、イベントにも活気があるようです。有り難い事です。
とりあえず、新刊が私の代理でありまして、私の代わりにご挨拶する存在は作っておいて良かったです。
面白かったハルヒ同人紹介。
さーくるF「ぱにっく!?」:長門のバックアップのちび長門ネタが可愛らしいですね。えりゅのセーブデータちび長門ネタもそうですが、こういうのは同時代性なんでしょうね。 
同時収録の実写取り込み漫画のPiTaPaネタが良い感じです。意外と有りそうで無い技法ですね。
Kusukusu7「VOCALOID初音ユキ」:ハルヒの差し金、鏡音涼子の横槍、著作権の壁、諸々の小ネタが光ります。「長門な日々」の番外編だそうですが、こういうネタ連打の得意な芸風なら、連作メインで気が向いたら番外編、というツリー型の展開が正攻法だと思います。
展開方法に、自分の得意分野で無いフロンティアにいきなり投企するパラシュート型と、長所を応用して派生分野を拡張するツリー型が有るそうですが、何をやっても器用な芸風なら前者をやっても安心でしょうが、特定のキャラ設定や世界設定でのネタ出しが得意な人は後者を選択するのが安全かと思います。
大友喫茶「Apicalis1」:初めての漫画だそうで、コマの組み合わせで何が起こっているかを説明するとか、事件の経過に起伏をつけるとかはまだこれからの鍛錬という感じです。
私は絵の上手より可能性を読むので紹介します。TFEI3人娘のある日のいちゃいちゃネタ。実はノイズで可能になった自由を統合思念体に剥奪されるまでの僅かの間に許された「お遊び」というハードな設定が。もっと描ける人でもこれを思いついて上手く料理できるかはわからんと思います。原作付漫画が増えるわけです。
構成や画面内の演出が習熟すれば、この事件を発想する力は実力を発揮できると思います。頑張っていただきたいですね。
こみパの澤田編集長が、「面白い漫画を描けるなら、絵はその後で練習して上達してもよい」と言ってた記憶があるのですが、それに従ってここでの紹介は行われているわけです。
ジュブナイル「SOS Report」:夕焼けと木枯らしの印象的な表紙。古泉の「超能力」ネタ、本当に折るとは…長門の超人的力の前に小細工は通用しないということで。
カラオケボックスネタ、谷口を忘れないところが好印象です。アイデアは良いので、もう少し展開させられたら良かったと思います。
instantsoba「もしかしてオラオラですか?」:カラーページがドラゴンボールネタ、本文がJOJOネタ。これがやれるのは画力の賜物、器用です。
これだけ描けるのに、ネタの引用でオワリ、というゆーのすさん以外のあずまんがパロのノリが勿体無いと思います。
銀河四丁目「涼宮ハルヒの何か」:3本漫画が載ってるうちの、2本が、舞乙himeネタとケロロ軍曹ネタの活用です。舞乙ネタの月宮水瀬さん、着替えシーンに熱気が…この調子で頑張ってください。ひーでるさんのTFEIネタ、直球ですが、3人のベタベタが描きたいという願望に素直で良いですね。西園寺敬さんは、ケロロvsハルヒという着眼点は良いです。勿体無いのは、冬樹役の朝比奈さんが冬樹の台詞回しになってしまっていることで、折角当て嵌めたのなら、朝比奈さんの口調に直してしまってよいと思います。
ゆーのすさんは、あずまんがの元のネタを死守せず、自分の面白いと思うキャラの動きに忠実でした。ゆーのすさんのキャラになっていました。
あずまんがの元ネタに殉教して、自分のアイデアを曲げた作品は、こっちでちよちゃん役だったキャラが次にはともちゃん役、とコロコロ変わってしまってました。
キャラがあずまきよひこのキャラのままだったわけですね。
引用する場合、まるきりのコピーで勉強になるのは、マンガの描き方、技法(キャラ造形、尺やコマ割、トーンワーク、効果線など)が第一と思います。ネタの展開については、破格になっても、ネタの展開に沿ってセリフやコマ運びを選択して行くべきだと思います。
最初は、我流ですから稚拙になりますが、自分の考えたネタを作画出来ないようなテクニックに長じても、そのテクを活かすネタ出しに変われないなら、スランプになりやすいだけのような気がします。
まだまだ紹介続きます。

サンクリ新刊…2冊目。

2008-02-09 05:46:26 | 涼宮ハルヒ
1冊目は風呂ネタの再録総集編ですが、2冊目はいわゆる新刊です。表紙は柄谷行人の著作のパロディ、みたいなもの。
面白いハルヒ同人紹介。
はわわ団「the false stars」:「叶わなくても願いを持つことには意味がある」という考察を通じた、長門のキョンへの婉曲的「告白」ネタ。こういう抑制された感情表現(!?)が長門の魅力だと思います。
こういう長門をどんどん描いて頂けると有り難いです。
まごころ&北里ちゃんねる「わたしとなかまがここにいる理由」:合同誌で初同人、らしいです。巻頭に長門の「恋愛感情について」の内省ネタで漫画を描いてらっしゃるきんくまさんは絵が描けない段階から、長門好きの一心でオフセ本出すまでこぎつけた克己心の人。
この内省ネタはもっと掘り進めても良いとおもうので、頑張って新作を描いていっていただきたいです。
印刷研究会「to MeMento Mori」:敢えてキョンたちと距離を置こうとする長門。
こういう涙も枯れ果てたような心理状態が嫌な感じでなくて不思議な印象に作品化できるのは得だと思います。
3人サークルの2人が辞めて、残った一人で活動を続けているという劇的なサークルでもあります。負けずに活動を続けていただきたいです。
刀槍屋「cogito,ergo sum」:「願いは叶える為に有る」と冒頭で宣言する、はわわ団と対照的な作品。考える長門。朝倉もフォロー。
キョンを好きになることで無意味だった長門の世界に意味が生まれた、しかし、キョンと結ばれたいという願望はかなえられてはならない、だから自分を殺し続ける、というキツイ葛藤の物語。
印刷研究会の長門の積極的離隔の物語に通じます。同時代性でしょうか?
ヒルベルト空間「量子デンスコーディング」:願いを叶えるるために世界を改変した「普通の女の子になりたい=自分に敗北した」自分と対決する長門。
朝倉のバックアップを受けながら世界でなく自分を変えることで理想の自分に近づいてゆくことを選択する。
…また「願いを叶える」ネタ。難解な部分があるので、誤読もあるかもしれませんが、面白いテーマに突っ込んでると思ったので買いました。
みらくる☆MILK「SNOW」:今回紹介した中ではオーソドックスな日常短編。キョンと長門の本屋で買い物ネタ。
初作品だそうで、それにしては達者だと思いますね。女の子が可愛いのが利点です。向上心の有るサークルなのでこれからが楽しみです。
深海星図「Snowdrop」:消失後のキョン長門。作者がキョン総受の理想なので積極的長門。自分の中の感情を恋愛と自覚してます。きんくまさんと対照的。
今回紹介した中では一番心が通じ合ってます。ヒルベルト空間の結論を突き進めるとこうなるのだと思います。
どうやら「消失長門」という共通のモチーフを土台にしたために、「願いを叶える」ネタが沢山あるようです。
長門の無味乾燥な「無意味な」人生がキョンへの「恋」で輝き出す。しかしそれは許されざる願望であり、長門は葛藤する。自分の感情を殺そうとしたり、今までの自分を殺したり。骨格は共通。
カオスティック乙女工房「涼宮ハルヒの恐竜」:達者な漫画力でギャグもシリアスも描ける才能溢れるサークル。
今回の「恐竜」ネタは先が気になりすぎる連載。消失長門で「ナガト100式」というバカ漫画を出しておられて、お腹がよじれましたが、今回はシリアス。大人みくるも長門もやられちゃって大ピンチですよ。
長門の心の支えがSOS団、という考え。キョンとの恋愛を中心に据えると女の戦いの「戦場」になりますが、友情に注目すれば「居場所」にほかならない、という。
まだまだ紹介続きます。





風呂ネタ描き足し…一難去ってまた一難?

2008-02-07 01:18:45 | 涼宮ハルヒ
既刊が出てから思いついたので、お蔵入りになりかけておりましたが、そういう人生は嫌なので、この機会を逃さず入れました。
長門オンリーの時は、これを入れる時間がなかったので見送りに。心残りを新たに作るために生きてるわけじゃないのですから。…こんなのが「心残り」?とは言わない約束。
面白いハルヒ同人紹介
攻守こころ屋「長門有希の無敵」:消失長門本です。消失世界を選んだキョンネタ。しっかりした描画で可愛い解釈のキャラが動き回る作画と、それを支える内面描写、心情のこぼれる場面設定…消失長門の愛らしさが炸裂します。
ウケてるのを私が気づかないだけなら良いのですが、もし評価されていないなら、もっと評価されるべきサークルですね。
いろいろな尊敬するサークルさんたちが挑戦しているハルヒジャンルの登竜門、「消失」ネタにまた新たな一ページが。私も消失ネタで何かやりたいですね。
きょこ「ポンデ古泉の」:作者がポンデ信者なのだそうで、ミスドのポンデライオンになった古泉とキョンの相克ネタ。コピー本。古キョンが土台にあるのに、これくらい病気だとやおいよりギャグとして面白いです。
フレンチクルーラー生徒会長との三角関係で次回に引っ張るとは…恐るべし。いや、失礼ながらフレンチ会長、登場シーン見ただけで爆笑しました。
skirthike「約束の長門本」:ゲーム「涼宮ハルヒの約束」本、ネタバレ注意ですが、ゲームやってなくても楽しめます。何か有っても長門の力が有れば治療しますよね。オマケマンガの「嫌そうな顔」は爆笑。
前回の消失ハルヒネタは「こう来るか!」と驚かされましたが、今度は消失長門ネタらしいので今から驚かされるのが楽しみであります。
今年はハルヒとマリみての二本槍で活動だそうで、ハルヒジャンルとしては心強い援護射撃であります。
ゲームスタッフはかなり力を入れて作ってるようなので、原作を損なっていない様子。声優はアニメ版のままだし、ゲーム版やってみたくなりますね。
千山屋「「いいえ、これは長門本です。」:巨大なコピー本を会場製本していて、ふと覗くとすごい表情の古泉が…このサークルとの出会いでした。即買いですよ。今回のコピー本も巨大です。
古泉に容赦しない長門が笑えます。喜緑さんも怖いのがこのサークルの公式見解らしいです。森さんが良い味出してますね。窓から逃げる古泉に笑い転げてしまいました。
森川工房「ハルヒとポニテとガーターベルト」:初発行同人誌でカラー表紙のオフセ本とは、しかも本文漫画も達者ではないですか。これだけ描ければ、後は場数をこなすだけで上達してゆけると思います。ここまで来るのが大変ですから。
後書でも向上心が出ているので、またハルヒ漫画で本を出して欲しいですね。
表紙はハルヒですが、お色気担当が長門のような気がします。女教師長門、いいですね。後書のハァハァハルヒが可愛いですね。
徒然チルドレン「わ」:ちょっと大胆長門さん。田山花袋の「蒲団」に通じます。冒頭と末尾のアップの表情変化で語らせてるのが上手い。こういう綺麗な構成は効果的だと思います。オリジナル畑の匂いがしますね。
ざんぱち「ゆきしちり」:7人がかりの長門合同誌。力作です。失敗続きのドジっ娘長門4コマが笑いました。特にエアコンネタ。執筆者が消失長門好きらしいのが妙に納得。
宇宙人考察ネタが笑いました。発想が上手いです。キャラのやりとりも杉田と小野の声を思い出しつつ読んでました。
妄想料理長門さんも良い感じ。妄想するキャラが好きなんですね。妙にサービスも有ります。ハルヒへの嫉妬も可愛いです。
個人的好みですが、マコちゃん、ミク、百合輪物語ネタが読めたのもお得感。
まだまだ続きます。

サンクリ新刊表紙。…長門。キョンお風呂ネタ再録総集編。

2008-02-06 01:12:10 | 涼宮ハルヒ
既刊の入手が困難になっているのですが、ネタの中には、一冊にまとめたかったものもあって、ただ再版するとまたばらばらになって意味が無いので、思い切って
既刊の『ビッグバン』と『アンサンブル』にばらばらに掲載されていた「お風呂ネタ」を集大成しようと思いました。
既刊を持っていない方に向けた本です。長門オンリーの時に出しても良かったのですが、やりたいことがあってサンクリ合わせです。
今回はサンクリと同じ日にあるコミティアに売り子で参加せねばならないので、サンクリは島田君に店番をお願いしております。
noreplyさんの「お風呂症候群」と同様の素材を扱うという歌合せ的面白さがあるので、まとめる機会が有って良かったです。
面白いハルヒ同人紹介
えりゅ「SpecialWeek」:ちび長門本。「パパ」となついてくるちび長門にめろめろです。ただ、感情移入が上手く行き過ぎる展開なので、別れのシーンでひどく悲しくなるのが注意です。
あと、ここの統合思念体のおっさんぶりはちょっと凄いです。
夢想キャンバス「はるひるは5」:分裂ちび長門大騒動です。褐色の肌もいいですね。ちび長門ネタ大流行ですか?大活躍のキョン妹への作者のこだわりも感じさせます。危ないくらい。この画力ならどんなネタでも描けそうですね。うらやましい。
朝倉像が意味不明の存在感です。
狗古堂「FOOLEDITION2」:長門朝倉入れ替わりネタ。キョンデレも恥ず面白いですが、はしばしにこぼれるTFEIの友情も胸を打ちますね。
朝倉、本編でも復帰してこういう立ち位置で存在感を示して欲しいですね。この絵でやられるとこういうネタは吐血モノの可愛さです。
Deeppineappleやさーふみーろもやってましたが、長門が腐女子という設定は公式になりつつありますね。
ぱんだ小屋「涼宮ハルヒno混合」:SOS団キャラ入れ替わりネタ。キョンになったハルヒがハルヒになったみくるを脱がしてるんですが、「自分を襲うのもオツなもの」と喜ぶのがハルヒらしくて笑いました。本当にこう言いかねない。
4コマのツンデレハルヒネタも渋く光ります。やはりキャラ同士の些細な駆け引きにもキャラの可愛さを込める事が大事ですね。そも、こういうシチュエーションを思いつく妄想力が命です。
SENYEN「A」:表紙のアメコミ風の漫画がいつも良い感じです。キョンを苦しめるSOS団の「女社会」が笑えます。ハルヒが引っ張るにしても、こういう人間関係の土台が有れば、単なる我侭ではなくなるので、大事な構造だと思います。ネタも出ますし。
このサークル、ギャグでさらりと女の子を脱がしてしまうのが凄いです。こういうサービスは参考にしないと。
しかし、「大きさコンプレックス」ネタが凄いですね。これもフェミニズム?
東ガル会「いまはこれがせいいっぱい」:朝倉長門といったらここを挙げねばなりません!今回は九曜さんも良い感じで登場。
歌合せ的には九曜さんが長門に獣耳をつけさせようとして朝倉が怒るというネタはskirthikeさんもやってましたが、絶望先生ネタも絡めてきてるのが一味違いますね。
孤独に震える朝倉さんネタのシリアスから、今回のような勢いの良いギャグ、レズ、エアメールフロムナガサキに見られる古典オタクネタと手数が多いのが魅力です。こういう器用さが目標ですね。
まだまだ続きます。

SOS団到着…風前の灯

2008-02-05 02:19:15 | 涼宮ハルヒ
…まあ、こうなるだろうと。
柄谷行人の説では、島崎藤村が「破戒」で進む方向を示した近代日本文学の方向を、田山花袋が「蒲団」で私小説の方向に誤らせたというような解釈が日本文学史の通俗的な見方らしいです。まあ、細かいところはネタで使うつもりですが。
とりあえず、柄谷に触発されて「破戒」を読んでみたのですが、これが私小説を批判する立場の人が理想とする小説、「西洋的な意味での小説」なんですかね。
「破戒」は主人公の成長を描いているので、万が一「主人公の成長を描いていないからダメ」しか言わない批評家がいたらバイブルでしょう。
父親の言いつけを守って、差別される出自を隠していた教師が、自分の運命を切り開くために父の言いつけを「破戒」して、自分の正体を「告白」するのがクライマックス、という展開なのですが、主人公、言葉の上では「差別されてる私が、いままで先生なんかやっててすみません」と謝るんですよね。絶望先生の加賀愛の加害妄想ネタみたいですが。
「残したい江戸仕草でも」、何かトラブルが有ったら当事者の両方が謝れば丸く収まる、というのがあって、江戸時代の日本の美俗なのかもしれません。地方にはそれがまだ残っていた、明治39年の、長野県はそうだったのかもしれません。
ただ、柄谷は「勝者は告白しない、敗者は告白する、何故か」と問うていて、そこには「倒錯した権力欲」があると考えているようです。
これを適用すると、主人公の謝罪は、「謝罪に見せかけた攻撃」であり、その裏には、「謝罪させてしまったという罪悪感を相手に与えることで、苦労せずに口先だけで相手より心理的優位に立とう」という「肥大した自我=支配欲」が有るということになります。楽しようってのがこわいですね。
今までいじめられてたいじめられっこの恨みが屈折させてしまったんですね。逆差別の温床かも。加賀愛さんのことを想起してしまったのはもちろん、ハルヒの古泉やみくるの事を考えてしまいました。
「破戒」の読後感は悪くて、最初は、悪くも無いのに謝ろうだなんて嫌な男だと当時の事情を忘れてただただ主人公を嫌悪してしまいました。それで丸く収まると思う田舎者社会も嫌な感じです。余計なことに柄谷の邪推を想起して、主人公はなんて嘘つきの男だと改めて嫌悪してしまいました。フィクションで熱くなる自分も嫌ですが。
ただ、一晩寝て、あれは敗戦と高度成長で消えてしまった感覚だと仮定したら優しい気持ちになりました。私の実家の方にはまだ残ってるなんてのは百も承知の上ですよ。加賀愛さんの心の闇。
面白かったハルヒ同人紹介
えんぴつ・コ居間ケイ「ねこそうしつ」:コピー本ですが、充実した読み応えです。佐々木団も登場するSOS団大混乱のえんぴつさんの記憶喪失キョンネタ、キョンのために大慌てのSOS団の面々が可愛らしいです。珍しく暴力的なみくる、きょこたんの怯えっぷり、も可愛いですが、他の同人ではこういう森さんの存在感は意外と無いですね。笑いました。チョイ役の九曜さんの食事シーンが衝撃的に可愛いです。
コ居間ケイさんの世界中猫耳ネタ、笑いから恥ずかしまで。ガチ古泉がなんとも。統合思念体も良い性格してます。変な話ですが、終盤のハルヒとキョンのデレシーンを見て「人生勉強」になりました。ラブコメの本当に上手い作家さんはセリフが重い作家さんなのかも。こういうさくさく少ない線で抑制的に描かれたキャラ造形は好きです。ちゃんとキョンは凛々しくハルヒは可愛らしいですし。
漫画的約束に則って表情豊かにどたばたを演出するえんぴつさんと対照的に、コ居間ケイさんは映画的で、キャラ自体は地味な筆致でもカットの切り替えで笑えるシーンもハートフルなシーンも演出していて上手いですね。絵コンテから漫画へ、という応用をするアニメ畑出身漫画家もいますから、そういう系譜なのかも。
SENTIMENTALCREATION「キタコウバカップル」:あいかわらず恥ずかしネタが悶え面白いですが、展開の底にある「5組の女社会」がこれまた良い感じです。こういう作品世界を使いこなしてるという作品は好きですね。
ここのキョンハルヒは一線を越えてる設定なので、そう思いながら読むとまた改めて恥ずかしいです。どんどんやってください!
設定の中に事件の糸口を発見する着眼点の鋭さは、キャラへの愛の深さかと思います。やる夫の学んだ物語創作法は、こういう妄想からのドラマ作りとは対照的ですね。雪ダルマ式にネタを膨らましてゆく機構は内在していないように思います。まあ、あくまであれは入門なんですが。
swallowtailcode「parfectst@&wondesl@nd」:4コマからショートストーリーまで詰まった本。鉛筆描きですが、漫画に必要な技法はやれてます。キャラのデザインは好みの可愛さですし、表情も豊かで、描き続けてれば漫画版を軽く超えちゃうと思います。
サービスカットも間抜けな展開もマジメなテーマも器用に描いていて好きなタイプですね。
ハレハレダンスラストの決めポーズ扉から起こし、映画予告編を下敷きにしたop漫画から本文、「激奏」の舞台袖ネタにつないで、ラキスタop群舞ネタカットで締めるという構造、単に1冊の本だから一体性があるというのではなく、こういう手の込んだ統一コンセプトの本を作ろうと思い、実行できるという力は将来有望です。
さーふみーろ「涼宮ハルヒのお茶請」:ここも統一コンセプトの凄い本ですが、swallowtailcodeが扉やop.ed漫画の統一感なのに対し、ここはページのフォーマットの編集デザイン力ですね。
1ページ漫画を駆使してます。連作も有り。アナログ漫画のフツーを破格してるのが面白いので頑張って欲しいです。妙なノリのキャラのやりとりやたまに読者置いてけぼりの展開もいい感じですが、盛り込まれてる情報が勉強になるのもお得。
なっとうねぎ「あやまれ!!長門さんにあやまれ!!」:長門さんの独占欲、いいですね。キョンのフォローが優しい。こういうネタ、私も描きたいです。キョン妹好きな作者らしく、妙に色気があります。私もこういうの描きたいですね。
オタクを卒業するとか書いておられますが、勿体無い。ご自身の絵も嫌いな様子ですが、これだけ描けるなら、ハルヒのアニメ2期終了まで描き続けてみれば良いのにと思います。妹ちゃんのサービスシーンもあるかもしれないし。
妹ちゃんネタで1冊出すまで続けてみたらいかがでしょうか。
最近の一連のコンピ研部長氏ネタでも描きましたが、「人はパンのみにて生くるに非ず」というのが本当なら、筆を折ってしまったら、描く以外で解決する術の無い心理状態に陥った時の対抗手段が無いので、万が一に備えてゆるゆるでも続けておられるのが良かろうと思います。
まだまだ続きます。

コンピ研部長の動揺…蒲団の中で

2008-02-02 18:37:54 | 涼宮ハルヒ
繰り返し書いてますけど、柄谷行人と大塚英志の論文で田山花袋の「蒲団」の意義について色々採り上げられていて、これを作品に使えないかと思っていたのですが、使えてよかったです。…今回ベタな展開ですが。
面白かったハルヒ同人紹介
長門叢書編纂委員会「長門有希の叢書」:「最後の○○」のモアさんの初同人誌。ゲストのSSもある本格的オフセ本。TFEI3人娘のサイドストーリー。長門の独占欲が起こす事件。原作でもありそうな思考実験ですね。モアさんは事件の起こし方が上手い作家さんの一人です。キャラ好きの妄想が、原作に書かれる以上にキャラの活躍の場面を増やそうという活動に繋がるのですが、キャラの輝く面を中心に追求するブルマ勝負ネタから、原作から出発した思考実験ネタまでやれるのが、よく原作を咀嚼してると思いました。
優先席「金属バットとおまじない」:ヤンデレハルヒvs長門。ちょっとした仕草からヤンデレ妄想暴走!上手いですね。これは私もやってみたい。あくまで純愛の反転ですから読んでいて切ない気分になりました。どんどんやってください!
tp!「きょうもハレ晴レ」:独自のかわいいデザインのキャラが、これまた独特の演出で活躍する世界。vol.3ですが、2を読んで好きになりました。猫長門、ガチ古泉、かわいいですね。2の長門ネタ、3のみくるネタの様なハートフルネタもやれるのが凄い。胸に迫りますね。
まだまだ続きます。

長門有希の「恩返し」?…超展開!?

2008-01-31 05:26:32 | 涼宮ハルヒ
…こーゆーのを「超展開」って呼ぶのでしょうか?コンピ研部長氏がハルヒ達に殴られてハイおしまい、という展開は、読みたいネタではないので、自分では描きません。
暴力が嫌いなわけではなくて、秩序についての好き嫌いなんですね。なにもしなければ暴力から免れられるかというと、そうはいかない。今回のコンピ研部長氏の場合は、何もしなければ鉄拳制裁の危機が迫っているわけで。
不測の場合ならともかく、悲劇が予期される時は、積極的に何かしない限り、殴られた人にも「不作為の過失」があるわけで。
まあ、殴られた後で愚痴や憎まれ口を言う「自由」はあるのですけど、どうせなら殴られない可能性に賭ける「自由」の方を行使すべきかと思います。
コンピ研部長氏は「弁解」に賭けようとしますが、長門さんは「避難」に賭けたわけです。
言葉による交渉は、常に有効なわけではありません。それが有効な時機を逸した場合には時間の無駄、対策を打つ時間を失います。
前に更新した、佐々木さんが「長門さんがSOS団をどこかへ避難させてる」と推理するネタと通じるネタ。
平和は能動的に実現されるしかないという秩序感覚です。
面白いハルヒ同人紹介。
Deeppieapple「今日も長門さんがいます。」:ツンデレ有希で独自世界を築いた朧さんの安定したギャグ。これは原作に縛られがちなパロ同人達への福音ですよ。朝倉はデレキャラの設定なので、今回はツン無し有希ちゃんになってます。
特にサービスや迫力のためのコマの破格や情報量を増やすための構図の工夫など、変則4コマとストーリー漫画の双方に共通する技法を相互にフィードバックして可能なネタの幅を広げておられると思います。
20日の飲み会で即興リレー漫画を遊びを兼ねた修行に使っておられたことが判り、よく驚かされる展開の飛躍が出来る理由がちょっと窺えたかと。
童話建設との合同本だそうですが、普段エロで鍛えた表現力が爆発する童話建設のパワーにDeeppineappleが庇貸して母屋を乗っ取られる勢い。「ゴール」が凄すぎる、でも表情は最高にドキドキですよ。お色気有りギャグに向いてると思います。
からくり屋「戦慄のハルヒ焼肉」:戦慄シリーズ最終巻、残念です。またこういう世界を続けていただきたいと願っております。
今回はオリジナル本との競合の時間不足のせいか、折角のネタの連打がコマが小さくて迫力不足になっていたのが勿体無いです。
手間を減らすのに、詰めてページ数を短くするより、ネタ数を減らしてネタの盛り上げにきちんとコマやページを割いた方が良かったと思います。
大ゴマの見せ場とかタメとか間をもっと活用した方が「読者置いてけぼりギャグ」の力をフルに出せると思います。
無茶な展開はあいかわらず健在。アカギとキョンが食物連鎖の底辺、という設定が再確認されるラストが笑えます。
ハルヒ以外のSOS団の面々も酷いキャラだという設定はもっと活用すべきだと思うので、是非改めて物語を。
Natsusakura「長門有希の分裂」:この人はネタを使いこなす名人。キスという恥ずかし素材を中心に何でも起こすぞ、というノリ。キャラも可愛いし。
今回は変則4コマ連作でストーリーを展開する技法ですが、ストーリーの盛り上げと構図が上手いので、ストーリーマンガの読み応えです。勉強になりますね。
ナシノツブテ「アグレッシヴ長門」:ここも変則4コマが上手いサークル。私自身、今までのキャラ造形でやれないネタが出来て困った経験があるので、独自のデザインのキャラでガンガン色々なネタをやってしまう手数の多さは凄いと思います。ちゃんとお色気シーンのサービスがあって、裸体が描き分けられてたりする器用さ。
オリジナル始めるせいでハルヒは止めるかもしれないそうですが、勿体無いです。
路地裏トリップ「それゆけ!!SOS団」:底にシリアスのある作品から超展開の作品までガシガシ描かれる漫画力サークル。描くとなったらかなりきわどいサービスシーンも挿入する読者には有難いギャグサークル。
今回は短編ながら良い味出してる長門と朝倉さん。奇行の底には近付きたい人との距離を縮めたい一心が…。こういう真心とギャグが組み合わさった作品は自分でも描きたい形式なので自分に無いバランスを盗みたいところです。
自分の気づかぬうちに笑われる展開になったり、自分を犠牲にして笑いをとってしまうというキャラたちの姿が酔った作者達の姿に重なる様に思っております。
ここのサークルの長門本を読まなかったらハルヒ続けてなかったと思います。そしたら、今まで挙げてきたサークルの本も読めなかったでしょう。谷川さんもここの本を読んでるんじゃないかと思うことがあります。
ぶるぅらいん「もってけ!TFEI」:SS描きの方らしいですが、SSだったらこのブログでは紹介していないので、偶然のめぐり合わせですね。
TFEI三姉妹の小ネタが光ります。キャラ達が一生懸命だし、各々の優しさがギャグの端々から溢れていて、こういう作品は読後感が良いんですよね。
注目は九曜さんの絡み方が私好みなこと。かわいらしいです。
可能なら次も漫画本でお願いしたいサークルですね。
恐ろしいことに、まだまだ紹介するサークルがあります。

SOS団襲来…コンピ研部長氏死亡フラグ?

2008-01-29 00:17:21 | 涼宮ハルヒ
まあ、見た通りのネタです。次の更新でやや詳しく書こうと思います。
面白かったハルヒ同人紹介。
懐か「WE ARE THE WORLD」:本文200P超の総集編。本編の裏話的内容。
ざりざりした絵柄でごつごつと日常が展開する青春ドラマ。恥ずかし系ではなくけだるい系。
笑いや涙は無いですが、賀東招二がオフィシャルファンブックでキョンと古泉のロードムービーやりたいと言ってたのを思い出させられた作品群。この絵で佐々木団を見てみたい気がしますね。
comeri「いきなりはかわれない」:オフセ。これまた青春1ページ的話。ツンデレキョン。つまらないと批判も多い「雰囲気系」は和歌の系譜の同人文化だと思います。
娯楽性は低くても、漫画における「捨てコマのかもし出す間」「心理描写を含んだ風景描写」などの土台となる技法の実験場であって、4コマにもストーリーにも応用できる宝箱だと思っております。
ハルヒのアニメが嫌いな人には、1話の山本寛の自主制作映画的ノリが嫌いだという人が少なく無いと思いますが、あれが底にあればこそ、アニメ版ハルヒがちょっと違うアニメだという印象を視聴者に与えて、差別化に成功したとも考えられるわけで、まあ、濃爆オタク先生は全否定してますが「日常描写」も使いようだと思います。
ゲストの4コマが笑えます。古キョン…。
comeri「あとはのとなれやまとなれ」:コピー本。2冊紹介するのは、オフとうってかわって、長門とみかん、古泉とハルヒ、みくると釘煮、の小ネタがほのぼの面白いからです。特に、釘煮は、ご当地ネタらしく、変なナショナリズムが笑えます。ちゃんと長門が知ってるのもいいですね。こういうネタがたまに入るのが大事だと思っております。
シマコヤ「あかいものなんだ?」:一読即買いの一冊。晒しになるので、現物をお見せできないのが残念ですが、ハンマーで頭を殴られたような衝撃がありました。コピー本。まあ、他の人にも分かち合えるショックではないのですけど。
キョン妹が古泉に呪いをかけるシーンが妙に印象的な不思議な作品。キョン妹が描きたくなりますね。
こっちへ進化してるハルヒ同人は多くないので、貴重ですし、入手できて幸運でした。こういう事件を起こすのは珍しい。というより、これから先に語ることは自分で作品作りに活用しないと無意味なので語れません。
エイチ「MAGICAL WORLD」:古泉ハルヒの純愛(?)ネタ。これまた一読即買いでした。これは「掃除」「髪を梳く」というモチーフが上手く使われてる話で、モチーフからストーリーをひねり出す模範みたいです。
昔、テレビで見たヒッチコックの緊張感の高め方と同じ技法がさらりと使われていて。絵柄もスタイリッシュなので、妙に盛り上がりますね。古泉が描きたくなる。
今回は、今まで一度も紹介していなかったサークルをピックアップして紹介してみました。まだまだ未紹介サークルは有るので大変です。

「作品」は「寄生生命体」?…情報遺伝子の増殖?

2008-01-27 05:58:21 | 涼宮ハルヒ
厳密な定義の「受容美学」は、「読者が勝手に読むこと」とイコールなほど自由ではないようですが、そんな定義がなくても読めますから。
作者にとっても、作者の意図が正確に伝わるか否かより、楽しく書いてるか、が大事なように思います。
前回の更新で「不如帰」=ホトトギスが出てきましたが、柄谷行人の論文中に出て来るんですよね。九曜さんや長門さんがホトトギスやカッコウのような生命体ではないか、という既刊のネタに通じて面白いです。偶然ですけど。
柄谷は、自我の確立とか、子供が大人に成長しなければならないとか、そういう西洋近代の自明の価値を批判する立場なので、コンピ研部長氏のように、自我の確立が大切、という立場から引用されるのは心外だと思いますが、一旦作者の手を離れた作品がどう読まれるかは、作者のコントロールできないことだという実例だということで。
面白いハルヒ同人誌紹介。
マキじタ「藤(笑)」:女連合に押されまくりで藤原がかわいそうな佐々木団本。でも読後感は悪く無いです。奥付け漫画で長門にガンガン殴られてたりするのに不思議です。
初同人だそうですが、自分の初同人のときのことを考えると、達者です。天井から長門、コケシ長門とか…凄い。大人みくるの笑顔攻撃も凄い絵です。
我流のキャラ造形だそうですが、男女キャラ共に良い感じ。特に佐々木さんの解釈は好みです。私が今の絵柄に飽きたらこういう絵柄にリセットし直してもいいかもしれませんね。
マキじタ「私は、ここにいる。」:メインはSOS団女連合に押されまくりの谷口が可愛そうな本。藤原がみくるにまで不愉快な思いをさせられる出張版藤原弄りが同時収録。2冊紹介はあまりしないのですが、佐々木さんの「○起」発言がツボに嵌ってしまって。こういうのこれからも描いて頂きたいです。
sennen-syoukan「some day in the XXX」:古キョン本ですが、良い感じの佐々木団漫画が載ってたので即買い。古泉にまで痛めつけられる藤原。佐々木団と古泉の絆が深まってしまうのが笑いました。
あるたな「佐々木空間」:「分裂」発売当初から佐々木団で精力的に活動しておられるあるたなさんの佐々木団本です。佐々木、橘、九曜、藤原のそれぞれに独自の解釈を加えて、事件を起こし、かわいい長所を引き出しております。藤原すら。
現段階で入手しうる佐々木団ネタでは、こことskirthikeがスタンダードで、このくらい面白ければハードルクリアだと思います。
漫画版でツガノさんはこういう佐々木団の長所を引き出してくださるのでしょうか。山本寛のいう、商業アニメがニコニコ動画に敵わないのと同じ理屈が成り立つ危険性は有ると思っています。
OVERALL noreply「COOLDRIVE3」:web漫画の巧みな式さんとYU-Jiさんの合同誌。そもそもフルカラーってのがとんでもないですし、風呂ネタ、妄想エンドレス長門ネタは、上手いところを衝くなあと感心するばかりなんですが、今回の本は特に、過剰サービス九曜さんの佐々木団漫画が載ってるので紹介します。
佐々木キョンの見せつけネタも上手いですね。あと、レイヤーって便利だなあと思う「黒パンスト」脱着。
20日の飲み会で伺った限りでは、YU-Jiさんは1枚絵からの漫画への進化組で、下手に古いアナログ漫画のべき論に汚染されなかった為に、未来を手に入れつつある作家さんの一人だと思います。このくらいのお色気で突進お願いします。
おきらく茶屋「ねこねこびより」:みんな猫化本。今回の紹介は佐々木団が続いているので、佐々木団猫も出てるこの本は紹介しとかないといけません。
ほのぼのの画風の底に心理的にはかなりの葛藤があるのが凄い。じつは緊張したドラマなんですね。ほのぼのとして読むもまたよし。
本筋もほのぼのしていてよいのですが、ふと挿入されるカットでのキャラ同士の微妙な距離がいいですね。喜緑さんと生徒会長の近さとか。生徒会長登場は貴重ですよ。
今回は佐々木団ネタ中心の紹介でしたが、まだまだ紹介し尽すどころでは無いので、どんどん紹介してゆきます。

コンピ研部長氏の自己嫌悪…ふきふき長門さん

2008-01-24 16:51:14 | 涼宮ハルヒ
一種のグロ画像かもしれませんね。柄谷行人は兵庫県出身なので、ハルヒの近所の人物なんだと考えております。
柄谷の、「日本近代文学の起源」という本の章立てから、適当に連想してパロディで考えたのが一連のコンピ研部長氏ネタです。既刊のネタの元ネタでもあるわけですが。
Ⅰ風景の発見
柄谷の「風景の発見という忘却された転倒をみるためには、(略)時間的順序をねじらなければならないのである」という発想が長門の「無題1」の「時間の経過は意味をなさなくなっていた」に対応。長門さんは「どうして忘れていたのだろう」と書きますが、そのとき初めて出来たものを今まで有ったと誤解してるんですね。
→明礬橋から苦楽園云々の辺りのネタに。
Ⅱ内面の発見
柄谷の「内面は一つの物質的な形式によって可能になった」という発想は長門の「無題2」の「私が引き寄せられたのもそれがカタチをもっていたから」という内容に対応。柄谷の物質的形式とは「言文一致」のことです。
→まあ、そのまんまネタへ。
Ⅲ告白という制度
柄谷の「告白という形式が告白されるべき内面を作り出した」という論が長門の「無題3」の「私はここで何を発表するのだろう。焦る。思い出せない。」に対応。既に有ると思うから思い出せないんで、これから作られるのですね。
→書くことで自我の確立とか、そういうネタへ。
Ⅳ病という意味
Ⅴ児童の発見
Ⅵ構成力について
6章中、3章は、文芸部会誌の長門さんの小説に対応してますが、それ以降は「分裂」以降で何らかの対応をするのではないかとこじつけております。
Ⅳ「病」は、「病気の原因を一つだと思い込み、それを悪者だと決め付ける」ことについて書かれています。「分裂」の長門さんの「病気」に対応、
九曜さんが病原で悪であるという発想が間違い、ということに成るんでしょう。ハルヒの言う「青鬼」ネタに通じますね。
長門さんの病気は九曜さんが原因ではないのかもしれないんですね。まあ、喜緑さんとか怪しいですけど。朝倉も絡んでほしい!前の更新でそのあたりネタにしてます。
私が、九曜さんは悪くない、仲良くなれる、というネタをやってる理由です。
→そのまま長門さん病気ネタへ。
Ⅴ「児童」は成熟の問題について語られてるのですが、キョン妹とミヨキチの成熟度の問題とか、キョンがハルヒ達や佐々木が変わっていないと思い込もうとしてることに対応、卒業を意識するというモチーフとか。
→自我の確立云々ネタへ。
Ⅵ「構成力」で柄谷の引用する文の中に「遠近法は我々が固定した一つの眼で見るのではなく、つねに動いている二つの眼で見ているという事実を見落としている」という類のことを言ってるのがあって、例の「α」「β」に対応するのだと思います。
→今回のネタもそうですが、事実が確定できない場合についてのネタに。
ザ・スニーカーの付録についてきた表紙の「過去は一枚岩ではない」に対応するんでしょう。「憂鬱」~「分裂」の一連の「事実関係」が、キョンの思い込みの産物で、すべて真相は違っていた、とひっくり返る、私の既刊のネタの元ネタですね。
まあ、勝手なコジツケですけど、谷川さんのタネ本の一つなのではないかと勝手に思っております。

コンピ研部長氏、長門の小説を解釈…ポルノですか?

2008-01-22 02:35:28 | 涼宮ハルヒ
「ハルヒの憤慨」の「編集長☆一直線!」の長門の小説「無題2」を一読して、あまりのやらしさに「谷川さん、正気か?」と思いました。正気を失ってたのは私ですが。
「神様お願い今夜だけ祝福を下さい」という初音ミクの「私は人間じゃないから」というエロなオリジナル曲の歌詞を髣髴とさせる小説ですよね。
私の誤読ですが、長門の文章で、こういう際どさを感じられて幸せです。屈折してます。
青木さんの「この表現は19世紀以前なら十分性描写だろう」という評価が納得ですね。
エロをやってる女性作家さんの悩みに、「仕事でやってるのに自分がふしだらな女だと思われるのが心外」というのを聞きますが、長門が実在してたら、コンピ研部長はセクハラですね。
20日の長門オンリーに来て下さった方々有難うございます。サークルの方々には、ご挨拶した時に緊張のあまり失礼をしでかしてるかもしれませんが、お許し下さい。
ガタケでよくお会いするサークル3年5組の方々に思いもよらずお会いできて嬉しかったです。
いつお会いできるか判らない同ジャンルの方々の本です、同人誌10000円くらい買いました。
祐馬さんから驚愕が春に発売という噂がある、と聞き、感慨深いです。春って事は5月が限度ですね。上手い着眼点の「ハルヒの約束」の本を出していらして、今後もマリみて+ハルヒの活動と聞き、楽しみであります。
魔界都市出版さん主催の飲み会に顔を出したのですが、アールクーボーさんの男気、東ガル会の掛け合い漫才、skirthike、Deeppineapple、Overallという変則4コマ名人サークル揃い踏みの漫画談義を目撃できたのが良かったです。
won'sさん達と2次会になり、路地裏トリップは作品の中のキャラの行動パターンと酒が入った時の本人が各々似てらっしゃると思いました。帰りに偶然ニリツハイハンさんと同じ電車になれたのもハルヒ効果かもしれません。
同人誌の紹介もしてゆきます。



コンピ研部長氏、長門有希を励ます(続き)…やる夫は何故書くのか?2

2008-01-20 10:40:19 | 涼宮ハルヒ
長門有希が「涼宮ハルヒの憤慨」で書いた3本の小説、正しい内容は原作で明らかになるかもしれませんが、真実を知らない脇役キャラが勝手な解釈をするという体裁なら好き勝手書けると思いました。
やる夫が何故書くのか?を「作家の誕生」「自我の芽生え」から説明したのが前回の更新でしたが、それを長門有希に適用しました。
というか、このくらい明白に「消え去ることから長門を救うには、作家にしてしまうしか無い」という図式を描いておくのも良いと思いました。
「分裂」で寝込んだ長門を「驚愕」で復活させ、大団円にするには、死なせてはいけないので、彼女に「生きる意義」、「生きたいという意欲」を付与することが一番だと思いました。
コンピ研部長氏は単に、「棺桶」「発表会」「参加する資格」という単語から連想したことをコジツケているだけですが、将来の部長と見込んでいる長門へのマジメな取り組みです。少なくとも本人は。
やる夫も、小説に取り組んで、読書したり、書いたりしているうちに、やる美や長門の悩みに親身に取り組めるようになっている様子でしたが、これが心の形成、自我の成長だと思います。だから推敲して、完成度を上げて行けたのでしょう。
部長氏も、部員の世話をしつつ、ゲーム作ったりすることで、今回のネタのような心配を出来るような脳になっているという設定です。
高校3年ですからリリアンなら薔薇様たちに相当します。彼女達はスーパーガールなんでしょうから、人間にとって本当に大切なこととか、部長氏が彼女達のレベルで人に説くなんて無理なんですが、そこをやらねばならないのが他人が苦労している瞬間だと思います。やる夫はやりました。部長氏もやるということで。
この心の動きが、自殺からやる夫を救い、作品を作らせたのだろうと、そう思っております。

「陽春白雪」…ハルヒと有希の語源?

2008-01-17 00:25:23 | 涼宮ハルヒ
「分裂」には「四字熟語」を読者に意識するように仕向ける行が有るのですが、とりあえず、「陽春白雪」はSOS団の現状に合っていて面白いと思いました。
高尚な内容は理解出来る人が少ない、という意味は「憤慨」の文芸部会誌のハルヒと長門の作品にぴったりですからね。
まあ、春陽ならハルヒですが、陽春なのは、私のコジツケに過ぎないからですが。
陽春丸も白雪も旧海軍の船に有る名前だそうですし、軍艦ネタからの分岐でも似たような仮説にはなりそうですね。
まあ、「文選」からの分岐では「陽春・白雪」を一組で処理できる長所があります。
サクラの品種にも陽春と白雪がありますが、文選から漢詩や和歌に概念が導入されて、そこから桜の名前になっているのだと思われます。
以前、柄谷行人がハルヒの解釈に使えそうだと書いてたのは、今回のマンガのコンピ研部長のセリフの通りであります。自我の確立と言文一致の近代文学を書くことは関連しているらしい。長門が人間になるためには必要なのです。
フツーは、SOS団の皆とわいわいやってると人間らしくなると思うところですが、
それは実体験・伝聞のレベル。次のステージが自己表出の段階だと思います。
飲み会とかで黙って座ってるのと、自分から発言するのとではどっちが難しいでしょう?
ハルヒ効果なのか、このネタをやっているときに青木さんから「やる夫」というキャラが小説家を目指すというweb小説を読ませていただいたのですが、問題意識で重なるところがあって、教えていただいてよかったと思います。
長門も登場して、偶然もここまで来ると面白くてしょうがないです。おそらく、青木さんが教えてくださらなかったら、他の情報経路から教われるとは思えないので、一生読むことはなかったと思うので尚更です。ハルヒ効果ですね。
やる夫の参考にする「創作指南の本」の何冊かは青木さんに頂いて読んでいたので、話が早くてよかったです。それ以外にも97年に上京する以前から、川邊一人とか新井一とか船橋一夫の創作技法本を後輩に借りて読んでいたのですが、創作について悩んでいると称する人にその情報を提供しても、やる夫の様に「実践」した人はこの10年で一人もいませんでした。やる夫って凄いですね。
やらない理由を考える方が、面白い話を作るより簡単ですからね。やればいいのにとも思いません。その人の人生ですから、やらなかったことが失敗だったとしてもその人が後悔することで償えばよいのですから。地球人類は60億とかいるんです。誤差の範疇ですよ。
その点、「やる夫」は架空の人物ですが、凄いと思いました。この小説を書いた人の行動原理の力なんですかね。
何故書くのか?について、やる夫は「よく判らないけど書く」と返答します。柄谷行人や、大塚英志の説を信じるなら、どういうことになるのか?既刊のコメントで書いたような気がしますが、改めて、次の更新漫画で同じ問題を整理してみます。