破産手続き開始決定後も「へしこ」とクラフトビール事業継続…破産管財人の弁護士「試食・試飲の結果、生かすべき事業であると判断」
福井地裁から破産手続き開始決定を受けた、福井県美浜町でドライブインを運営する「千鳥苑」が、へしことクラフトビールの製造販売事業を当面、継続することになった。破産管財人が18日、発表した。 【写真】洋風へしこグルメ(福井県美浜町)
千鳥苑は敦賀と小浜を結ぶ国道27号沿いに立地し、へしこ、ビール等の製造販売や食堂経営などを展開。しかし、2014年の舞鶴若狭自動車道の全線開通などを受けて売り上げが落ち込み、4日付で地裁から決定を受けた。帝国データバンク福井支店によると、負債額は約6億100万円。
破産管財人によると、決定を受けてドライブインは閉店したが、地裁は7日付でへしことビールの製造販売事業に限り、9月30日までの事業継続を許可したという。
すでに複数の譲渡先候補と協議しており、へしこについては順次、製造販売を再開。ただ、ビールについては、譲渡先がビール製造免許を有する必要があることなどから、譲渡には時間がかかる見込みという。
破産管財人の八木宏弁護士は「試食、試飲の結果、生かすべき事業であると判断した。譲渡を目指して事業を継続させたい」としている。