町田 G大阪MFネタラヴィを電撃獲得へ J史上初のイスラエル人選手、司令塔型のボランチ
町田がG大阪のイスラエル代表MFネタラヴィ(28)獲りに動いていることが10日、分かった。複数の関係者によると、完全移籍で大筋合意。近日中にも正式発表される。 ネタラヴィは司令塔型のボランチで、23年にマッカビ・ハイファ(イスラエル)からG大阪に完全移籍で加入。パス精度や推進力に優れ、リーグ18試合1得点の今季は元日本代表MFの明神コーチの指導の下で守備時のポジショニングも改善されつつあった。コンディション不良を除けば王様として君臨した。 ただ町田からのオファーを受け取った後は練習への取り組みが低下していたという。クラブ側は慰留に努めたが、本人の移籍意思やチーム内への影響などを総合的に判断。契約は残り半年ながら、マッカビ・ハイファに払った違約金50万ドルを超える同100万ドルで売却する方針となった。 町田は今秋から始まるアジアチャンピオンズリーグエリートへ向けて、プレーメーカータイプの補強を模索。確かな実力者を加え、アジアの舞台での躍進を目指す。 ◇ネタラヴィ 1996年8月25日生まれ、イスラエル出身の28歳。10年からマッカビ・ハイファの下部組織で育ち、15年にトップ昇格。主将を務めた20―21年シーズン、21―22年シーズンにはリーグ連覇を果たした。23年1月にJ史上初のイスラエル人選手としてG大阪に完全移籍。23年2月18日の柏戦でJ1デビュー。25年2月14日のリーグ開幕・C大阪戦でJ初得点。J1通算66試合1得点2アシスト。国際Aマッチ通算24試合出場。1メートル75、73キロ。利き足は右。