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「ネットでエッセイを書く人の文章ですね」と言われて。

卒業研究の担当の先生から、「ネットでエッセイを書く人の文章ですね」と言われました。

わたしはいま、通信制大学で文芸を勉強中です。三年次編入生なので、今年入学したところですがもう卒業研究(小説の創作)が始まっています。先日卒業研究のオンライン合評会があり、そこで担当の先生からそう言われてしまったのです。ズバリ言い当てられてドキッとしました。そして恥ずかしくなりました。ハイ、わたし、ネットでエッセイ書いています……。

そして別のところでも「エッセイを書く人の特徴が小説に現れています」と、教えてもらいました。言われてみたら、どちらもああそうか、と思うことなのですが、恐ろしいことに自分ではまったく気づいていませんでした。なんならはじめて書いた小説にしては上出来なんじゃない? くらいに思っていた自分が恥ずかしい。

でも、言っていただいて本当によかったです。だって自分ではちっとも気がつきませんでしたから。気づかずに進むことのほうが恥ずかしいもんね。最初に教えてもらってよかった。

そこで今回は、自分への忘備録のためにも、「ネットでエッセイを書いている人がやりがちな失敗」について書いてみようと思います。


ネットでエッセイを書く人がやりがちな「改行」と「1行あけ」

卒業研究(小説)の合評会でまず言われたことは、私の文章は「1行あけ」を多用しているのが気になる。ということでした。

えっ。わたしそんなことしてたっけ? と、自分の作品を見ても、すぐには気がつかなかったのです。他の人の作品と見比べて見てやっと気付きました。「ほんとだ、1行あいてるわ!」と。

確かに私の小説は改行が多くスカスカな印象がありました。こうすることで、ネット上で文章を読むときには読みやすくなるのですが、小説となると、物語の世界に入り込んで一気に読むことができなくなってしまうのだそうです。

それに改行したり一行あけることで、接続詞を使わなくても場面が切り替えられてしまうので、安易な文章に受け取られてしまうのだとか。うむむ。そうかあ。難しいですね。自分では気がつかなかった。

(追記)1行あけ問題について、さまざまな意見をいただきましたので追記します。

意見その1:「顧客ニーズ(ネット上で読む人)には合ってるってことだから、書き方を媒体によって変えたらいいだけちゃう?」(50代男性、マーケティング業)

意見その2:「小説の場合の『段落あけるか・あけないか問題』は、人によりけりである。ただ、横書き、横スクロール(PC・スマホ)の場合は、小説でも段落を開けるほうが正しい」(秋さん、小説家・編集者)

つまり1行あけ、改行の問題は、読む人や読まれるジャンルや媒体によって考えればよいということですね。おそらく一番大切なところはそこじゃない、ということなんだと思います。ただ、やっぱりこのような問題があるということは、自分で知ることができてよかったです。


ネットでエッセイを書く人は「自分が誰かを言わない」

これは、文学サークルを運営されている電子書籍の編集者、秋さんにもアドバイスしていただいたことです。

SNSでエッセイを書いている人は、「自分が誰か」を言い忘れてしまう傾向にあるのだとか。確かにSNSにはプロフィール欄があるため、毎回の記事でわざわざ自分が誰なのかを説明しません。プロフィール欄があるから、別に私が誰かわからなくても、興味のある人だけ見てくれたらいいし、みたいな気持ちでついそのまま文章を書いてしまいます。

SNSの文章ならそれでも良いのですが、そうでない小説や随筆では、やはりなるべく冒頭で主人公がどういう人間なのかを説明する必要があるそうなのです。これも人から言われると「なるほど」と思うのですが、自分ではなかなか気がつけないことでした。

そういった意味でも人に文章を読んでもらうことって大切なんだなあと思います。恥ずかしいですけどね。


自分の無知ゆえに人を傷つけてしまわないか

自分の気持ちを書くのがエッセイなのですが、その自分の言葉によって無意識に誰かを傷つけてしまわないか、そこはものすごく注意が必要だということが合評を受けてわかりました。

自分ではそう思っていなくても、言葉や思いが足りなくて誤解を招いてしまうこともある。もっと勉強が必要です。

難しいことだと思います。そこを避けて書くこともできる。先生には書く「覚悟」が必要と言われました。わたしはまだ正直そこまで腹をくくれていない。けど、たぶん、書くと思います。だから覚悟が生まれるまで勉強します。取材もします。最終的に書かないとしても、その経緯や努力が作品の土台となってくれるかもしれません。


それでもやっぱり楽しかった

それでも、小説を書くことは楽しかったです。自分で書いていてもたくさんの発見がありましたし、人に言われることで、「ああ、そうか私はそれを書きたかったんだ」と気づくこともありました。

それにいろいろ課題はありながらも、「好きな作品です」「描写が美しい」「続きが読みたい」と言ってくださる方もいて、単純にうれしかったのです。

あきらめずに、がんばってみます。


短編小説が電子書籍に掲載されます

卒業研究(創作)はあと1年ほどの時間をかけてじっくり仕上げていきます。

その前に、前述の文学サークルの秋さんにお声がけしていただいて編集してもらった作品が、電子書籍に掲載される予定です。(10/1販売予定 電子書籍「今日のご機嫌いかが」に収録予定)

題材は、「インドで服をつくった話」小説です。エッセイじゃないのです。登場人物も、設定も、展開も、自分の体験をベースにしたあくまでも架空の物語です。

小説の冒頭部分を、こちらの秋さんのnoteから読んでいただけます。

これを書くのは、本当に楽しかった。ある意味、合評を受ける前に書けてよかったと思うのです。その勢いも、熱量も、きっとこの時の私にしか書けなかったものだと思うから。

秋さん、素敵な機会をありがとうございました。



さて、文章を書くのはつらくて楽しい。苦しくて、届かなくて、まるで片思いの恋のようです。でもわたしはなぜか、片思いだけはとても得意なのです。







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コメント

1
水野和奏
水野和奏

はじめまして

なかなか時間がなくて、遅くなりました。スキありがとうございました😊

わたしも子どもと同じ時期に大学に通っていました。忙しいですよね!それなのにnoteまで、凄いパワーだなと思います。お体に気をつけて😊

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「ネットでエッセイを書く人の文章ですね」と言われて。|タケチヒロミ(Roulottes)
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