【注意】「はしか」8月だけで福岡県で5人確認「1人いると16人に感染」妊娠中の人は流産や早産のリスク
福岡県では8月に入り、はしか患者が5人確認されています。はしかは強い感染力があると言われていて、医師はワクチンの接種を呼びかけています。
福岡県によりますと、はしかの感染が新たに確認されたのは、春日市の10代の女性です。女性は4日に発熱したあと、体に発疹、せき、鼻水などの症状が出ました。その後、複数の医療機関を受診し、17日、はしかと確認されました。感染経路は不明で、福岡県が確認を進めています。
はしかはウイルスによって引き起こされる感染症です。潜伏期間は10日から2週間ほどで、感染すると発熱、せき、鼻水など風邪のような症状が現れます。その後、口の中に1ミリ程度の白い小さな斑点が現れたあと、高熱や発疹が出てきます。
気をつけなければならないのは「はしかの感染力」です。
■しんどう小児科・進藤静生 院長
「大体、空気感染ですから、教室の中で片一方の端にいれば、もう 片一方の人にもうつる。1人いると16人ぐらいに感染を広げると言われています。推測ですが、これだけインバウンドの方が多いと、その中にはしかの潜伏期間に国内に入ってきて広げているという可能性もあります。」
はしかは免疫を持っていない人が感染すると、ほぼ100%発症するということです。また、脳炎や脳症などの合併症が起こりやすく、死に至ることもあります。
1歳以下に多い感染症ですが、大人もかかります。特に注意が必要なのは妊娠している女性です。妊娠中に感染すると流産や早産のリスクがあり、重症化しやすいということです。
はしかの特効薬はないため、有効な対策はワクチン接種とされています。
■進藤院長
「だんだん流行が少なくなると、年がたつにつれて、免疫力が落ちてきます。2回(接種)していても免疫が落ちる人が長年の間には出てきます。そういう人がはしかの患者と接触すると発病する。」
過去に2回ワクチンを接種していると、感染リスクは大幅に下がると言われています。ただ、2000年4月2日より前に生まれた人は、1回もしくは定期接種の機会がなかった人になります。
進藤医師は、何回ワクチンを接種したかは母子手帳で確認できるものの、抗体検査を受けることを勧めていて、抗体が落ちている場合はワクチンを接種してほしいと呼びかけています。