■原石線情報■2012年4月に発見した小変化
2012年4月15日、新潟県西部の鉱山を訪れた。かれこれ2年ぶりの訪問である。近くに点在していた専用線がすべて廃止されてしまったため、なかなか寄る機会の無い場所であるが、前日4月14日にえちぜん鉄道で機関車展示走行のイベントがあったため、東京への帰りしな途中下車してみることにした。
■原石事務所から工場へ向かう鉱石列車 2012年4月15日、新潟県糸魚川市
いつもの時刻に到着し、動画撮影のため三脚をスタンバイした頃、ちょうどいい塩梅で工場から原石事務所行きの列車がやってきた。この日は終日動画を撮影するつもりで臨んだのだが、貨車の形態に変化があったため、以降は動画をやめて写真を撮ることにした。
ところで、この日は、普段と異なる点がもう一つ。青海川を越える橋梁が工事中で通行止めになっていたのである。
■4月15日に実施された舗装工事の様子と、迂回を促す看板
私の着いた頃は、アスファルトを積んだトラックが出入りし、ちょうど再舗装工事の真っ只中であった。工事中の橋梁の先にある黒姫山の方向へ向かう場合は、右写真のような矢印に従って踏切を渡り、工場内にある橋を通って青海川の対岸へ渡るよう指示されており、何台かの車が通過していった。つまり、この日は工場構内の一部道路が迂回路として設定されているということである。
このような機会はなかなか無いので、現場管理者に一声かけたうえで、早速踏切の反対側から原石事務所行きの列車を撮影した。これまで、テコ304形にしか装備されていなかった屋根が、他のテコにもついているのが見て取れる。
DS-6を公式側から撮影するのは、4年以上前にJRの駅構内で撮って以来になるから、久しぶりである。
テコ5両をホッパー直下へ押し込むと、10分ほどで積み込みが終わり戻ってくる。テコが短い場合は当然戻りも早く、例えば2両の場合は5分もかからない。
東側の露天掘り跡をバックに工場へ向かう原石列車。相変わらず石灰石の品質は高く、綺麗な白色であった。ちょうどこの列車の通過する頃には工事も終わったので、現場の方へ御礼を伝え、帰路につくことにした。
なお2012年現在の鉱区は西側にあるが、東側の未掘削エリアの開発予定が既に発表されている。竣工に際して、この鉄道がベルコンに置き換えられてしまわないかどうか、気になるところである。
最後に、当たり前のことではあるが一つ注意点を申し上げる。今回踏切を渡ることができたのは、構内の一部が迂回路に設定されていたためである。レイルマガジン2012年6月号にも記載されている通り、通常は、踏切より西側は工場構内であり、立入は禁止である。くれぐれも無断進入しないようご注意いただきたい。
●貨車に小変化アリ
以前の記事で、テコ304形に屋根が取り付けられたことをお伝えしたが、今回はその屋根が新タイプに更新され、さらにテコ302形、401形にも新しい屋根が取り付けられていた。
左が2010年9月のテコ304形、右が2012年4月現在の状態である。屋根板に変化はみられないが、防塵用と思われる透明な(アクリル?)カバーが前面だけでなく側面にも取り付けられている。よく見ると、前面のカバーの取り付け位置も変更されているようだ。
今度は同じ車両を側面から。2010年にこの車両に取り付けられた屋根は試作品で、しばらく使用して効果を確かめてから、設計を手直しした量産品を他の形式にも展開したと考えられる。この車両の屋根は、さしあたり試作品の量産化改造版といったところか。
こちらは、今回新たに屋根が取り付けられたテコ401形。最初から量産品を装備したため、テコ304形のそれとは若干形態が異なっており、屋根に傾斜がついている。また色も黄色ではなく黒である。
●列車の運行時刻について
この路線は、明るい時間帯だけに絞ると1日あたり3往復の運行がある。時刻は、原石事務所への到着時刻基準で、10:20、13:10、15:20。インターネット上には時刻を掲載しているブログがあるようだが、実際にはかなり以前に時刻変更がなされており、現在ではあまりあてにならないことを申し添えておく。
●おすすめのきっぷ
今回の旅で活用したのは、北陸フリー切符である。金曜夜の退社後に移動して福井前泊、えちぜん鉄道のイベントに参加して富山で2泊目、翌朝富山地鉄を撮影後、糸魚川からバスで現地へ、という行程で利用した。この切符は、フリー区間までの往復新幹線+特急と、黒部-福井間の特急・普通および支線系統が4日間乗り放題で、価格は¥21,500-(普通車用)。富山なら、新幹線や飛行機で単純に東京から往復するだけでも2万円は下らないから、土日などを利用して2日間以上かけて周遊するなら、断然おトクな切符である。ネックはやはり、往復とも上越新幹線を利用しなければならないことか。例えば福井だと、米原経由に比べて片道2時間程度余計にかかってしまう。しかし、ビールを飲みながらの夜間移動ならそれほど気にならないレベルである。
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